北海道労働組合総連合
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2017年3月26日 (日) 21:13時点における版
北海道労働組合総連合(道労連)
所在地 | 〒003-0805 札幌市白石区菊水5条1丁目4-5 第6尾崎ビル3F |
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TEL | 011-815-8181 |
FAX | 011-815-4545 |
必要賃金 釧路は24万円 札幌より2万円高く 道労連調査 生活費が割高
釧路市で、25歳男性が健康で文化的な生活を送るには、札幌市より約2万円多い生活費が必要―。
道労連は20日、両市の「最低生計費」の調査結果を比較し、公表した。
釧路市では自家用車を使う人が多く、供給不足のため住居費なども割高。
必要な賃金は最低でも月額24万5459円で、時給に換算すると道内の最低賃金(786円)の1・8倍となる計算だ。
道労連は昨年2月、最低賃金引き上げにつなげようと、生活保護の受給率が道内で最も高く、経済的に苦しい世帯が多いとされる釧路市の調査を始めた。
道内の組合員で10~30代の単身者201人の持ち物や生活実態を調べ、現地の物価なども参考にした。
全国で同様の調査を行う静岡県立大短大部の中沢秀一准教授(社会保障論)が協力した。
試算のモデルは、25平方メートルの1DKアパートに暮らし、働いている25歳男性。
釧路市ではおよそ家賃月3万5千円で、札幌市に比べ、月3千円ほど高かった。
通勤に使うスーツの値段も、釧路市は平均1着1万9990円なのに対し、札幌市は同1万6千円。
また釧路市では自動車のガソリン代などの負担も多かった。
札幌市内の最低生計費は月22万4983円と、釧路市より2万476円低い。
道労連の黒沢幸一議長は「地方では、仕事や買い物で車がないと生活が成り立たない。最低賃金は全道統一だが、生活実態に配慮するべきだ」と話している。
〔◆平成29(2017)年1月21日 北海道新聞 朝刊全道〕