ユーコープ横浜

2017年1月25日 (水) 17:32時点における版

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キャンセル食品を「子ども食堂へ」　市内、相模原で寄贈活動　ユーコープ、他市へ拡大も
【神奈川県】県内を中心に宅配事業や店舗展開をしている「ユーコープ横浜」（横浜市中区）は、
配達直前にキャンセルされた商品を「子ども食堂」など食べる物に困っている人に活用してもらう寄贈活動を横浜、相模原両市内で始めた。他市への拡大も検討している。
ユーコープの宅配事業では、組合員から注文された商品を一週間後に届けている。
だがこの間に、突然の身内の不幸などやむを得ず注文した商品を受け取れない場合にキャンセルされることがある。
また商品の袋の破損などで売れなくなるものもある。
これらキャンセル品は職員の購入などで対応してきたが、伝票の処理に手間もかかるため、食べ物に困っている人を地域で支えている社会福祉協議会や地域包括支援センターに贈り、活用してもらうことにした。
ユーコープによると、昨年十二月二日に横浜市瀬谷区と相模原市中央区にある宅配拠点から、コメや緑茶、乾物などを初めて寄贈。
これまでに瀬谷で計七十品、相模原で計五十一品を贈ったとし、今後も月二度のペースで提供する予定だ。
受け取った団体では、いずれも温かい食事を取る機会の少ない子どもに食べてもらう「子ども食堂」で活用したという。
寄贈を受けた瀬谷区の瀬谷第四地区社会福祉協議会役員、三浦弘子さんは「住みやすい地域づくりに活用させてもらえる」と感謝した。
ユーコープの宅配は県内二十六万三千世帯の組合員に十五の配送拠点から食料品などが届けられる。
事業を展開する静岡、山梨両県も合わせると宅配先は計四十六万世帯。
〔◆平成29（2017）年1月9日　東京新聞　朝刊横浜版〕