桑名市教育委員会
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桑名市は二〇一六年度、いじめや不登校、虐待など児童・生徒を取り巻く問題に福祉の専門性を発揮して対応するスクールソーシャルワーカー(SSW)を市教委事務局に配置する。<br> | 桑名市は二〇一六年度、いじめや不登校、虐待など児童・生徒を取り巻く問題に福祉の専門性を発揮して対応するスクールソーシャルワーカー(SSW)を市教委事務局に配置する。<br> | ||
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2016年8月28日 (日) 21:54時点における版
桑名市教育委員会
いじめや不登校に対応 桑名市、専任職員を配置
桑名市は二〇一六年度、いじめや不登校、虐待など児童・生徒を取り巻く問題に福祉の専門性を発揮して対応するスクールソーシャルワーカー(SSW)を市教委事務局に配置する。
非常勤職員として一人を採用し、学校側の要請に応じて派遣する。
当初予算案に二百七十五万円を盛り込んだ。
SSWは社会福祉士や精神保健福祉士といった有資格者や教員経験者らが、学校だけでは対処できない子どもの問題解決の手助けをする。
市教委はこれまで、各校からSSWの要請があった場合は県教委から派遣を受けていた。
しかし、人数に限りがあることなどから独自にも採用し、迅速に対応したいという。
主な役割は児童・生徒との面談のほか、場合によっては友人関係や家庭環境にも踏み込み、医師や警察、児童相談所と連携して対応策を検討する。
解決の兆しが見られたら、学校が自力で対応できるように指導や助言もする。
市教委によると、県教委にSSWが導入された〇八年度の派遣は市内で一件だったが、一五年度は既に九件に上る。
担当者は「家庭環境などが複雑化する中、苦しんでいる子どもたちを少しでも助けたい。
学校だけだと視野が狭くなり、解決が鈍る可能性もあるので、第三者の助言は有効」と話している。
〔中日新聞地方版、2016年3月4日〕