甲賀市学んでいコウカ
2016年8月28日 (日) 19:28時点における版
甲賀市学んでいコウカ
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◆生活困窮家庭の子らの学習支援 「学んでいコウカ」3校に増 甲賀市
甲賀市は、経済的に苦しい家庭の子どもたちの学習支援事業「学んでいコウカ」の教室を今年4月から3カ所に増やし、中退防止のため高校生も参加できるようにした。
毎週1回、来年3月までに各40回ほど開く。
昨年8月に水口教室(水口中央公民館、水曜)で開校し、小中学生25人が登録した。
本年度は甲南教室(NPO法人サポートハウスほほえみ、木曜)と信楽教室(紫香楽ヴィラ、火曜)を加え、登録者は36人に増えた。
生活保護世帯などに加えて市に困窮相談をした家庭も対象。
教室は午後6時から8時ごろまでで、大学生や地域住民がボランティアで学校の宿題などを教え、食事を提供している。
先月9日に本年度の開校式を開いた。
ボランティアは35人が登録し、市はさらに募集している。
市生活支援課TEL0748(65)0735。
〔2016年5月17日・貧困ネット、平成28(2016)年5月7日 京都新聞 朝刊地方版〕
対象を高校生までに 甲賀市の学習支援2年目 教室も2カ所新設 /滋賀県
生活保護世帯の子らの学習を支援する甲賀市の事業「学んでいコウカ」が9日、同市水口町本丸の市水口中央公民館で始まった。
市内3カ所に設けられる教室で、小学生から高校生の36人に、大学生や地域住民が学校の宿題を教えたり、一緒に夕食を食べたりして、居場所作りや規則正しい生活習慣を身につけさせることを目指す。
学んでいコウカは、国の生活困窮者自立支援制度に基づいた学習支援事業で、昨夏、同公民館で1教室が開校。
生活保護世帯で市の呼びかけに応じた世帯や、困窮相談や虐待相談のあった世帯の小中学生25人が学んだ。
市は支援を必要としている子がさらにいると判断。
予算を昨年度から1千万円増やして、国の補助を含め約1300万円計上し、通いやすいように水口のほか信楽、甲南地域にも2教室を開校し、対象も高校生まで広げた。
この日は3教室合同の「開校式」があり、小中高生17人が参加。
子供たちが自己紹介した後、近くの公園で花見をして楽しんだ。
昨年学習支援を受けて、今年3月に中学を卒業して進学した女子生徒(15)は今年度も通う。
中卒で働くつもりだったが、教室に通ううちに保育士になる夢をあきらめたらいけないと、進学を目指したという。
苦手で嫌いだった数学を継続的に教えてもらい、進学を果たした。
「教室のみんなと会えるのが楽しみで通えた。今後もみんなでご飯を食べるのが楽しみ」と話した。
信楽教室は毎週火曜、水口教室は毎週水曜、甲南教室は毎週木曜に開かれる。
問い合わせは市生活支援課(0748・65・0735)へ。
〔2016年4月18日・貧困ネット、平成28(2016)年4月10日 朝日新聞 大阪地方版朝刊〕