子どもの居場所学生ボランティアセンター
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2016年8月27日 (土) 22:43時点における版
子どもの居場所学生ボランティアセンター
<子どものいま これから> 貧困の子 学習を支援/県内大学高専など センター設置、学生派遣
【恩納】県内の大学と短大、高専の11校で構成する「大学コンソーシアム沖縄」(瀬名波栄喜代表理事)が14日、恩納村の沖縄科学技術大学院大学(OIST)で記者会見を開き、経済的に厳しい家庭環境にある児童生徒を対象に、学習支援や生活指導などを行う学生を派遣する「子どもの居場所学生ボランティアセンター」を設置することを決め発表した。
事務局は琉大内に置く。
県内の子ども食堂や学習支援教室などにボランティアの学生を派遣し、学習支援のほか芸術活動などを通し子どもたちを支援する。
派遣人数や派遣先、学生の研修などは今後詰めていくとし、本格稼働は5月になる見通し。
同センターは内閣府が県に交付する補助金(沖縄子供の貧困緊急対策事業費補助金)を使い、事業の委託を受けた大学コンソーシアム沖縄が運営する。
大学コンソーシアム沖縄の瀬名波栄喜代表理事は「初めての試みだ。まずはスタートさせて、具体的な部分を詰めていきたい」と話した。
古谷雅彦内閣審議官は今後の課題について「(学生がボランティアに持続して参加するために)民間企業に経済的な協力を求め、有償ボランティアの態勢を確保することが大切だ。将来的に実現させたい」と話した。
〔2016年4月24日・貧困ネット、平成28(2016)年4月15日 琉球新報 朝刊〕