ささしまサポートセンター
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2016年8月16日 (火) 21:15時点における版
ささしまサポートセンター
所在地:名古屋市中村区大宮町1の27
TEL:052・462・9325
周辺ニュース
◆集う@あいち:NPO法人 ささしまサポートセンター 路上生活者に寄り添い 地域との交流、理解の場に /愛知
不況や病気など、さまざまな理由で仕事や家を失い、路上生活に陥った人たち。
彼ら一人一人に寄り添い、それぞれに適した支援を提案しているのが、今年で設立5年目を迎えるNPO法人「ささしまサポートセンター」(名古屋市中村区)だ。
炊き出し会場や公園などで医療や生活の相談を受けるほか、衣類や食事、宿泊場所の提供、生活保護申請のサポート、路上生活を脱した人たちのアパート訪問など、支援のあり方は多岐にわたる。
「ぽつんと1人で炊き出し会場にいた人も、声をかけると故郷や家族について照れくさそうに話してくれたりする。不器用でも誠実で、憎めない人が多いんですよ」と話すのは、前事務局次長の定森光さん(29)。
今年4月までセンターに常駐し、路上生活者らの声に耳を傾けてきた。「敬遠されがちな人たちだけれど、怠けているわけでも、好きで路上暮らしになったわけでもない。
彼らと出会い、理解してもらう場を作ることが大事だと感じる」と力を込める。
そうした中でセンターでは、地域と関わることに積極的だ。
地元の祭りへの参加や清掃活動の実施、幅広い世代のボランティアの受け入れなどを行っている。
昨年11月には、路上生活者やその経験者、地元大学の学生、地域住民も加わり、センター主催の祭りを開催。普段は人通りの少ない路地で音楽ライブを開き、ワークショップや駄菓子販売などをしてにぎわった。
参加した学生たちは「路上生活者のイメージがプラスに変わった」と口をそろえ、町内会長の後藤弘康さん(74)も「高齢化が進む地域で、若い人が一生懸命活動するセンターには期待しているし、今後も応援していきたい」と話す。
地域との交流の輪が広がる中、定森さんは「私たちの活動に興味を持ってもらうことで、結果的に路上生活者への偏見をなくし、誰もが居場所のある社会になれば」と願う。
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1985年設立の路上生活者や日雇い労働者の支援団体、笹島診療所を前身に、2012年9月に発足した。
問い合わせはセンター(名古屋市中村区大宮町1の27、052・462・9325)。
〔2016年6月8日・貧困ネット、平成28(2016)年5月30日 毎日新聞 地方版〕