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熊本市教育委員会

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==熊本市教育委員会==
 
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◆'''熊本地震:子供の変調、相談66件 友人にいじわる  夜が怖い 県教委など精神状態調査へ'''<br>
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熊本地震による子供たちの変調を訴える保護者からの相談が、熊本県内の3児童相談所で計66件に上っていることが、各児相への取材で分かった。<br>
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「友人に対して乱暴になった」「夜が怖い」などの相談が寄せられているという。<br>
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県教育委員会と熊本市教委は実態把握に向け、県内の全公立小中高などの児童生徒約18万人を対象にしたアンケート調査に乗り出した。<br>
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県内には児童相談所が3カ所ある。<br>
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4月14日の地震発生以降、地震と関連がある保護者からの相談は、熊本市児相31件(5月9日現在)▽県中央児相30件(10日現在)▽県八代児相5件(同)――あった。<br>
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県内では11日から全ての公立学校で休校措置が解除されるが、子供たちの心のケアが課題になりそうだ。<br>
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各地の児相によると、「電気をつけたままでないと眠れない」「夜中に泣き出してしまう」など、余震の恐怖による心身の変調を訴える声が多かった。<br>
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また、「友人にいじわるをするようになった」「きょうだいにきついことを言うようになった」といった相談もあり、長期化する避難生活によるストレスも一因とみられる。<br>
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こうした状況を受け、県教委は「心と体のチェックリスト」と呼ぶ記名式のアンケート調査を始めた。<br>
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「涙があふれてくる」「1人になるのが不安である」「誰かに話を聞いてほしい」といった心理状態や食欲などを聞く計20項目の質問があり、児童生徒は「とてもあてはまる」「少しあてはまる」など四つの選択肢から選ぶ。熊本市を除く公立小中高校、特別支援学校の全児童生徒を対象に、6日以降、各学校に調査用紙を送付した。<br>
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熊本市教委も、ほぼ同内容の17項目のアンケート調査を市立の幼稚園、小中高校、専修学校で始めた。<br>
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県教委、市教委とも調査結果を踏まえ、必要に応じてスクールカウンセラーらによる心のケアにつなげる考えだ。<br>
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市教委総合支援課は「子供の心のサインを見逃すと、行動や学習に影響する可能性もある。いち早く大人が気づいてケアをすることが重要だ」と話している。<br>
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〔2016年5月23日・貧困ネット、平成28(2016)年5月11日 毎日新聞 西部朝刊〕 <br>
  
 
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2016年6月1日 (水) 21:54時点における版

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熊本市教育委員会

周辺ニュース

熊本地震:子供の変調、相談66件 友人にいじわる 夜が怖い 県教委など精神状態調査へ
熊本地震による子供たちの変調を訴える保護者からの相談が、熊本県内の3児童相談所で計66件に上っていることが、各児相への取材で分かった。
「友人に対して乱暴になった」「夜が怖い」などの相談が寄せられているという。
県教育委員会と熊本市教委は実態把握に向け、県内の全公立小中高などの児童生徒約18万人を対象にしたアンケート調査に乗り出した。
県内には児童相談所が3カ所ある。
4月14日の地震発生以降、地震と関連がある保護者からの相談は、熊本市児相31件(5月9日現在)▽県中央児相30件(10日現在)▽県八代児相5件(同)――あった。
県内では11日から全ての公立学校で休校措置が解除されるが、子供たちの心のケアが課題になりそうだ。
各地の児相によると、「電気をつけたままでないと眠れない」「夜中に泣き出してしまう」など、余震の恐怖による心身の変調を訴える声が多かった。
また、「友人にいじわるをするようになった」「きょうだいにきついことを言うようになった」といった相談もあり、長期化する避難生活によるストレスも一因とみられる。
こうした状況を受け、県教委は「心と体のチェックリスト」と呼ぶ記名式のアンケート調査を始めた。
「涙があふれてくる」「1人になるのが不安である」「誰かに話を聞いてほしい」といった心理状態や食欲などを聞く計20項目の質問があり、児童生徒は「とてもあてはまる」「少しあてはまる」など四つの選択肢から選ぶ。熊本市を除く公立小中高校、特別支援学校の全児童生徒を対象に、6日以降、各学校に調査用紙を送付した。
熊本市教委も、ほぼ同内容の17項目のアンケート調査を市立の幼稚園、小中高校、専修学校で始めた。
県教委、市教委とも調査結果を踏まえ、必要に応じてスクールカウンセラーらによる心のケアにつなげる考えだ。
市教委総合支援課は「子供の心のサインを見逃すと、行動や学習に影響する可能性もある。いち早く大人が気づいてケアをすることが重要だ」と話している。
〔2016年5月23日・貧困ネット、平成28(2016)年5月11日 毎日新聞 西部朝刊〕 

周辺ニュース

就学援助の入学準備金支給を 2017年から3月に前倒し 熊本市教委
熊本市教委は25日までに、経済的に苦しい家庭を対象にした小中学校入学時の「入学準備金」の支給時期を、従来の6月から入学前の3月に前倒しする方針を固めた。
来春の入学生から対象とする予定。
入学準備金は就学援助制度の一つで、ランドセルや制服の購入費を援助する。
支給額は小学校入学時が1人2万470円、中学校が同2万3550円。
4人世帯で年収287万円以下など生活保護に準じる世帯が対象で、15年度は新入学生全体の約14%にあたる1891人が受給した。
9月議会で「福岡市教委では14年度から支給時期を前倒ししている」と指摘を受け、入学前の給付を検討していた。
これまで2月としていた保護者からの申請時期を早めて対応する。
「入学時の費用工面に困る家庭の手助けになれば」と熊本市教委学務課。
課題は支給後に市外へ転出したケースの対応。
市教委は、転出した場合には準備金の返還を求める福岡市教委の例を参考にするという。
〔2016年4月5日・貧困ネット、平成28(2016)年3月26日 熊本日日新聞 朝刊〕 

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