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荒川区

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◆乳幼児に特化　避難所設置へ　荒川区＝東京
荒川区は４日、17年３月開館予定の複合施設「ゆいの森あらかわ」（同区荒川２）の概要を明らかにした。
保育士が常駐して育児相談を受けるほか、母親が館内の図書館や文学館を利用しやすいよう託児室を設置。
平時は子育ての拠点とし、災害時には区内初の乳幼児に特化した避難所とする。
同施設は、工場跡地など約4100平方メートルの敷地に現在建築中。
５階建てで、１階には約３万冊の絵本を置き、乳幼児の遊び場には保育士を配置して気軽に相談できる環境を提供する。
災害時には乳幼児とその保護者400～500人を収容。
子どもが安心して避難生活を送れるよう、紙おむつや離乳食、アレルギー対応の非常食を備蓄する。
区は、国家戦略特区を活用し、17年４月に都立汐入公園内に認可保育所を開設するほか、東尾久にも新たに区立公園を整備し、園内に保育所を新設する。
区の16年度一般会計当初予算案は前年度比6・2％増の969億6000万円で過去最大。
「ゆいの森あらかわ」の工事費などに約43億3000万円、公園内保育所の整備などに約12億6000万円を計上した。
〔２０１６年２月１０日・貧困ネット、平成28（2016）年2月5日　読売新聞　東京朝刊〕

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