お答え:いつも親がついている姿勢を示し受けとめるー二条淳也
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あるところに相談をしたところ、息子の言うことはうなずいて聞くことが大切であるといわれました。<br> | あるところに相談をしたところ、息子の言うことはうなずいて聞くことが大切であるといわれました。<br> | ||
息子は不安で眠れないといいます。<br> | 息子は不安で眠れないといいます。<br> | ||
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息子は30代です。 <br> | 息子は30代です。 <br> | ||
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こんにちは。<br> | こんにちは。<br> | ||
− | 「高齢ひきこもり | + | 「高齢ひきこもり<nowiki>http://www.futoko.info/zzblogd/</nowiki>[//www.futoko.info/zzblogd/]」というブログを運営しています、二条淳也です。<br> |
ひきこもり当事者です。<br> | ひきこもり当事者です。<br> | ||
− | + | さて、ある機関に相談されたところ「息子さんの言うことにうなずいていれば良い」とアドバイスされたそうですが、それに不安を感じるのは、もっともだと思います。<br> | |
息子さんが三十代であれば、親御さんもそれなりの年齢にいっている訳で、健康問題や経済問題など、早いうちに解決したいでしょうから。<br> | 息子さんが三十代であれば、親御さんもそれなりの年齢にいっている訳で、健康問題や経済問題など、早いうちに解決したいでしょうから。<br> | ||
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こんな感じではないでしょうか。<br> | こんな感じではないでしょうか。<br> | ||
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信頼していない相手には「不安で眠れない」などとは言いません。<br> | 信頼していない相手には「不安で眠れない」などとは言いません。<br> | ||
大の男が「不安」を口にすることは、とても抵抗があることですから。<br> | 大の男が「不安」を口にすることは、とても抵抗があることですから。<br> | ||
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親御さんのほうから「何があったのか教えて?」と積極的に尋ねるのはまずいように感じますが、「悩んでいることがあったら、いつでも話しなさい」と「待ちの姿勢」を示すことは、とても有効だと思います。<br> | 親御さんのほうから「何があったのか教えて?」と積極的に尋ねるのはまずいように感じますが、「悩んでいることがあったら、いつでも話しなさい」と「待ちの姿勢」を示すことは、とても有効だと思います。<br> | ||
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2013年10月27日 (日) 00:35時点における版
いつも親がついている姿勢を示し受けとめるー二条淳也
〔質問062〕うなずくだけと言われていますが…
あるところに相談をしたところ、息子の言うことはうなずいて聞くことが大切であるといわれました。
息子は不安で眠れないといいます。
何かアドバイスのようなことをしたくなるのですがしない方がいいのでしょうか。
息子は30代です。
〔お答え062〕いつも親がついている姿勢を示し受けとめる
こんにちは。
「高齢ひきこもりhttp://www.futoko.info/zzblogd/[1]」というブログを運営しています、二条淳也です。
ひきこもり当事者です。
さて、ある機関に相談されたところ「息子さんの言うことにうなずいていれば良い」とアドバイスされたそうですが、それに不安を感じるのは、もっともだと思います。
息子さんが三十代であれば、親御さんもそれなりの年齢にいっている訳で、健康問題や経済問題など、早いうちに解決したいでしょうから。
たぶん、親御さんの気持ちとしては「ただうなずいているだけでは、問題がまったく解決しない。いつまでたっても、今のままじゃないか」。
こんな感じではないでしょうか。
「息子さんの言うことにうなずく」というのは、間違った対応とは思えません。
ひきこもるには、それ相応の理由があると思うので、その「つらい体験」に静かに耳を傾けることは、とても大切だと思います。
さて、そこからの発展を望みたいのでしたら、まずは「困ったことや、悩んでいることがあったら、何でも話しなさい」とアドバイスしてみたらいかがでしょうか?
息子さんは「不安で眠れない」とおっしゃっていますが、これはとても貴重な言葉だと思います。
親を信頼しているからこそ、「不安で眠れない」と本心を語ったのです。
信頼していない相手には「不安で眠れない」などとは言いません。
大の男が「不安」を口にすることは、とても抵抗があることですから。
ですから、私は息子さんとあなたには、ある一定の信頼関係があると思っています。
親御さんのほうから「何があったのか教えて?」と積極的に尋ねるのはまずいように感じますが、「悩んでいることがあったら、いつでも話しなさい」と「待ちの姿勢」を示すことは、とても有効だと思います。
「いつでも悩みを聞いてくれる人がいる」と思うと、子どもはとても助かりますから。
積極的な詮索は良くないですが、「いつでもお前を受け止める」という態度を示しておくことは、とても大切であり、そこから自信の回復が始まるように思えます。
息子さんに対し、「どんなことがあっても、親がついている」という姿勢を示して頂ければ、幸いです。
回答者と所属団体
二条淳也