Job:美容師・管理美容師
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2017年9月8日 (金) 19:10時点における版
美容師・管理美容師
〔2003年原本〕
髪(ヘア)と顔をきれいに整える仕事をします。
パーマネントウェーブ、ヘアセット、カットが中心です。
ほかに和服着付け、メイクアップや全身美容などを行なっているところ(人)もあります。
髪のカット、パーマかけ(ロット巻き)、シャンプー、ピンカール、ハンドドライヤーを使ってのブロー、
カーラーを使ってのセット、毛染(ヘアダイ)など技術として身につけることが多く、
しかも来客個々人の希望、仕事の性格、流行のファッションなど、技術の表現のしかたは一回ごとに変わっていきます。
毎日毎日、一人ひとりの来客者との真剣勝負です。
接客業としての心づかいやマナーも大事です。
美容学校(厚生労働省指定)で学び、その後、都道府県知事が実施する資格試験に合格しなければなりません。
資格をとってはじめて“美容師の卵”になります。
学科試験は美容学校卒業後すぐ受験します。
実技試験は学科試験の合格者で、1年以上の実務経験のある人が受験できます。
高校卒業(同等資格)が必要です。
本当の研修は資格取得後にあるといっていいくらいで、美容院が閉まってからの自学自習が必要です。
美容院は全国に約18万か所、30万人以上の美容師がいて“過当競争”といわれています。
資格の上に実力がつかないとやっていけません。
「自分を指名してくれるお客様ができてやっと一人前」といわれているようです。
資格取得後、3年の経験を重ねると管理美容師の資格試験が受けられます。
合格すれば常時2人以上の美容師が働く美容院を開業できます。
管理美容師は施設や設備を衛生的に管理し、業務を衛生的に扱うことを職務とします。
仕事は重労働です。
はさみ、(シザーズ)、かみそり(レザー)、櫛(コーム)、ブラシ、ドライヤーなどの小道具や、シャンプー台を使っての立ち仕事です。
しかし、変化に富み、人間相手なので苦しくても充実したものになります。
「花嫁さんが式の前にやってくると美容師になってよかったと感じる」そうです。
髪の技術のほか、マニキュア、メイクアップ、着付けなども必要な技術です。
伝統的に女性の職業でしたが、このところ男性の美容師がふえてきています。
来客者も、それに合わせるかのように男性客がふえています。
男性専門美容室も、都市部ではポピュラーです。
個人サービスを充実させて、個人のファッションを含めた総合アドバイス役になりスタイリストを名乗る人もいます。
〔給〕は〔やや低〕から〔並〕のところが多くなっています。
その後は実力しだいで、急速に高収入になる人からあまり上がらない人までさまざまです。
年2回のヘア・モードを創作する日本ヘア・デザイン協会があります。
会員資格は、
①美容師歴5年以上、
②美容院のオーナーか主任以上などで、
会員数は1400人。
ヘアスタイリスト協会は会員200人。
雑誌などのマスコミにヘアスタイルの見本を示すヘアデザイナーといわれるのはこのクラスの人たちです。
〔参考〕(財)理容師美容師試験研修センター
〒105-0001 東京都港区虎ノ門1-26-5
虎ノ門17森ビル
〔参考〕(財)日本理美容教育センター
〒151-8505 東京都渋谷区代々木3-46-18
TEL03-3370-3311