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子ども第三の居場所あむ

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まるで、サンタさんや周りの友達が喜んでくれるのを楽しみにしているような、穏やかな表情が印象的でした。<br>
 
まるで、サンタさんや周りの友達が喜んでくれるのを楽しみにしているような、穏やかな表情が印象的でした。<br>
 
今月号の特集では、地域の子育て支援をテーマに、子どものサードプレイスについて取り上げます。<br>
 
今月号の特集では、地域の子育て支援をテーマに、子どものサードプレイスについて取り上げます。<br>
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〔広報やわたはま 2024年1月号〕<br>
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'''まちなかのサードプレイス'''<br>
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男女共同参画社会の推進などによって、共働き世帯の増加や核家族化が進むなど、「子育て」を取り巻く環境は大きく変化してきました。<br>
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この変化に伴って、近年では学校が終わってから親の帰りまで子どもが家庭でひとりで過ごす「子どもの孤立」がしばしば問題視されています。<br>
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そんな中、この問題の解決策として、「家庭」「学校」以外での「第三の居場所(サードプレイス)」での見守りという考え方が広まってきました。<br>
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この取り組みは、子どもに安全な環境を提供するという点だけではなく、保護者である親の支援にもつながるものとして注目されています。<br>
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今月号では、子どものサードプレイスについて、令和5年9月に銀座商店街にオープンした「子ども第三の居場所あむ」の活動を中心に特集します。<br>
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■「あむ」は、子どもを守る地域の居場所<br>
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○子どもや子育て世帯に安心できる居場所をつくる<br>
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「子ども第三の居場所あむ」(以下、「あむ」)は、地域全ての子どもが、胸を張って「わたしはわたし」と言える安心できる居場所づくりを目指して、市内の銀座商店街にオープンした施設です。<br>
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この「子ども第三の居場所」事業は、子どもや障害者の支援などを通じてより良い社会づくりを目指している公益財団法人日本財団(以下、日本財団)の事業のひとつで、南予地方では初めての開所となりました(県内3か所目。全国では181か所目)。<br>
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施設は長期休暇中の児童預かりなどを行っていたNPO法人やわたはま銀座バスケットが日本財団の助成を受けて商店街内の空き店舗を改修したうえで運営。<br>
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共働き世帯など放課後にひとりになってしまう子どもに最長20時まで居場所を提供しながら、生活や学習のサポートを行っており、現在は小学校低学年を中心に、1日あたり10名程度を受け入れています。<br>
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○音楽・工作・お菓子作り…。多彩な教育プログラム<br>
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「あむ」を利用する子どもたちに人気なのは、平日に2階部分で行われる「教育プログラム」。<br>
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地域の方や子どもたちの保護者が講師となり、各1~2時間程度行われています。<br>
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教育プログラムの内容は歌や楽器演奏などの音楽をはじめ、工作、お菓子作り、将棋などさまざま。<br>
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日替わりの多彩な教室が、子どもたちの心を掴んでいるようです。<br>
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また、「あむ」のスタッフも一緒に参加して、必要に応じて子どもたちの手助けをするなど、子どもの成長をスタッフ一丸となって後押ししています。<br>
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ほかにも、みんなが大好きな夕方のおやつタイムや、クリスマスコンサートなど時季に合わせたイベント、さらには日本財団の支援をもとに県外から講師を招いて行う珍しいプログラム提供などを実施。<br>
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子どもたちが大人ともコミュニケーションを取りながら、仲良く体験活動ができるように配慮されています。<br>
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地域との緩やかな境界を保ちながら、子どもたちが自分のペースで社会との距離を縮められるように。<br>
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これも「あむ」の運営で意識されていることのひとつです。<br>
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■まちの声、聞いてみました!<br>
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(1)利用者の声<br>
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「あむ」利用者 津田一幸さん、琴葉さん、笙太朗さん(保内町須川)<br>
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長期休み中の「休日子どもクラブ」から利用していますが、夫婦共働きなので、普段も遅くまで見守ってくれる「あむ」はとてもありがたいです。<br>
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「あむ」で出会った学校以外の友だちや教育プログラムのおかげで、娘もいつも楽しそうで安心しています。<br>
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今後も「あむ」でいろいろな体験をさせてあげたいです。<br>
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(2)地域の声<br>
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銀座商店街振興組合 新和久さん(矢野町)<br>
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「あむ」がオープンしてから、楽しそうに出入りする子どもたちの姿をよく見るようになりました。<br>
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子どもたちの声が響いてくると、こちらまで嬉しくなります。<br>
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商店街でも「あむ」と連携して賑わいづくりをしていきたいと思っています。<br>
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子どもたちが親しみやすく、安心して過ごせる商店街にしていきたいですね。<br>
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〔広報やわたはま 2024年1月号〕<br>
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'''まちなかのサードプレイス'''<br>
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■親も安心して働ける環境を。<br>
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○子どもだけでなく 保護者も助ける施設に。<br>
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「あむ」は子どもの見守りを通じて、子どもだけでなく保護者(親)を助けることも目的としています。<br>
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利用する児童に校区指定はなく、学校から「あむ」までのお迎えも可能としているなど、「子どもをひとりにしない」ための配慮が「あむ」を利用する保護者に喜ばれている理由のひとつです。<br>
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「あむ」を運営する上田日登美さんは子育ての経験を踏まえながら、「保護者である現役世代の方は、仕事で責任のある立場に就くことも多く、勤務時間がはっきり区切れないことも多いはず。<br>
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親が安心して仕事ができるように、子どもの安全を守ってあげるのが「あむ」の役目です」と話します。<br>
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○今後も設備を拡充予定。まずは気軽に相談を!<br>
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今後、令和6年には1階部分のリフォームのほか、防音性を備えた小型の相談ブースを導入する予定という上田さん。<br>
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子どもの成長などについての相談も気軽にしてもらえる環境づくりに力を入れています。<br>
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「あむ」では新規受け入れも受付中です。<br>
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事前に電話などで予約してもらえれば、施設の見学なども可能ですので、まずは気軽に相談してみてください。<br>
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■子ども第三の居場所 あむ利用案内<br>
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利用日:平日の放課後(最長20:00まで)<br>
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※水曜・土曜はオプション<br>
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※月曜は学習スペースとして一般開放<br>
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住所:矢野町6-31-1 ESPOIRビル1階<br>
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利用料:月額0円~6,000円<br>
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※ご家庭の状況によって決定<br>
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※食事等は別料金<br>
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【電話】21-4032<br>
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その他:ご利用希望の方は電話や右記の問い合わせフォーム(本紙参照)からご連絡ください。<br>
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■〔Check!〕身近なサードプレイス 子ども食堂
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市民団体が運営している「子ども食堂」も、見守り機能を持つ重要なサードプレイスのひとつです。<br>
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開催日や場所、利用料などについては、下表の各問い合わせ先までご連絡ください。<br>
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※ボランティアも募集中です。<br>
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■-わたしはわたし だいじなわたし-<br>
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あむは Iam愛編む のあむ<br>
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-思いを重ねて編んでゆく場所-<br>
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「あむ」という名前には、「Iam(わたしはわたし)」と「愛編む(思いを重ねて編む)」という2つの意味が込められています。<br>
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このコンセプトのとおり、「あむ」では子どもたちの個性を尊重した見守りや、地域の人たちの協力のおかげで、子どもたちが安心して過ごせるあたたかい居場所がつくられています。<br>
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子育ては家庭だけで抱え込む必要はありません。<br>
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困った時や不安な時は、地域内の身近な人やサードプレイスを頼ってください。<br>
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八幡浜市では、子どもの笑顔と安全を守るために、これからも学校や「あむ」・「子ども食堂」などの地域団体と連携しながら、充実した子育て支援を目指して取り組みを進めていきます。
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〔広報やわたはま 2024年1月号〕<br>
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毎年、大学時代の友人にみかんを贈ると、とても喜ばれ、かわりに各地のリンゴが我が家に届きます。<br>
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産地直送のリンゴは蜜たっぷりで歯ごたえも良く、その美味しさに感動するのですが、県外の方がみかんを食べた時の感動も同じだと感じました!<br>
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インフルエンザに負けないようビタミンCをたっぷり取りましょう!(平川)<br>
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今月は「子どものサードプレイス」を特集しました。<br>
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「あむ」で楽しそうに過ごす子どもたちの笑顔が素敵で、和みっぱなしの取材でした。<br>
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私事ですが、9月から一児の父に。子育てと仕事を両立することの大変さを実感中です。<br>
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慣れない育児にめげそうになることもありますが、親の代わりはいないことを胸に刻んで、今まで以上に家庭での時間も大切にしていこうと思います。(田中)<br>
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年の瀬が迫り、今年もあとわずかとなりました。<br>
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ゆめみかんのイルミネーションや、みなっとのみかんオブジェを見ると、年末を意識される方も多いのではないでしょうか。<br>
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迎える2024年は辰年で、私は年女です。龍が雲を手にして天に昇るように、チャンスを掴んで邁進する年にしたいです。<br>
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皆さんにとっても、目標タッ(辰)成の実りある一年になりますように!(菊池)<br>
 
〔広報やわたはま 2024年1月号〕<br>
 
〔広報やわたはま 2024年1月号〕<br>
  

2024年4月3日 (水) 12:41時点における版

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種類・内容
所在地
代表・運営者
連絡先

周辺ニュース

ページ名 子ども第三の居場所あむ 愛媛県八幡浜市(居場所・愛媛県)
銀座商店街内にある「子ども第三の居場所あむ」でクリスマスツリーを作る女の子。
粘土で作ったツリーを大事そうに見つめながら、最後の仕上げをする姿を撮影しました。
まるで、サンタさんや周りの友達が喜んでくれるのを楽しみにしているような、穏やかな表情が印象的でした。
今月号の特集では、地域の子育て支援をテーマに、子どものサードプレイスについて取り上げます。
〔広報やわたはま 2024年1月号〕

まちなかのサードプレイス
男女共同参画社会の推進などによって、共働き世帯の増加や核家族化が進むなど、「子育て」を取り巻く環境は大きく変化してきました。
この変化に伴って、近年では学校が終わってから親の帰りまで子どもが家庭でひとりで過ごす「子どもの孤立」がしばしば問題視されています。
そんな中、この問題の解決策として、「家庭」「学校」以外での「第三の居場所(サードプレイス)」での見守りという考え方が広まってきました。
この取り組みは、子どもに安全な環境を提供するという点だけではなく、保護者である親の支援にもつながるものとして注目されています。
今月号では、子どものサードプレイスについて、令和5年9月に銀座商店街にオープンした「子ども第三の居場所あむ」の活動を中心に特集します。
■「あむ」は、子どもを守る地域の居場所
○子どもや子育て世帯に安心できる居場所をつくる
「子ども第三の居場所あむ」(以下、「あむ」)は、地域全ての子どもが、胸を張って「わたしはわたし」と言える安心できる居場所づくりを目指して、市内の銀座商店街にオープンした施設です。
この「子ども第三の居場所」事業は、子どもや障害者の支援などを通じてより良い社会づくりを目指している公益財団法人日本財団(以下、日本財団)の事業のひとつで、南予地方では初めての開所となりました(県内3か所目。全国では181か所目)。
施設は長期休暇中の児童預かりなどを行っていたNPO法人やわたはま銀座バスケットが日本財団の助成を受けて商店街内の空き店舗を改修したうえで運営。
共働き世帯など放課後にひとりになってしまう子どもに最長20時まで居場所を提供しながら、生活や学習のサポートを行っており、現在は小学校低学年を中心に、1日あたり10名程度を受け入れています。
○音楽・工作・お菓子作り…。多彩な教育プログラム
「あむ」を利用する子どもたちに人気なのは、平日に2階部分で行われる「教育プログラム」。
地域の方や子どもたちの保護者が講師となり、各1~2時間程度行われています。
教育プログラムの内容は歌や楽器演奏などの音楽をはじめ、工作、お菓子作り、将棋などさまざま。
日替わりの多彩な教室が、子どもたちの心を掴んでいるようです。
また、「あむ」のスタッフも一緒に参加して、必要に応じて子どもたちの手助けをするなど、子どもの成長をスタッフ一丸となって後押ししています。
ほかにも、みんなが大好きな夕方のおやつタイムや、クリスマスコンサートなど時季に合わせたイベント、さらには日本財団の支援をもとに県外から講師を招いて行う珍しいプログラム提供などを実施。
子どもたちが大人ともコミュニケーションを取りながら、仲良く体験活動ができるように配慮されています。
地域との緩やかな境界を保ちながら、子どもたちが自分のペースで社会との距離を縮められるように。
これも「あむ」の運営で意識されていることのひとつです。
■まちの声、聞いてみました!
(1)利用者の声
「あむ」利用者 津田一幸さん、琴葉さん、笙太朗さん(保内町須川)
長期休み中の「休日子どもクラブ」から利用していますが、夫婦共働きなので、普段も遅くまで見守ってくれる「あむ」はとてもありがたいです。
「あむ」で出会った学校以外の友だちや教育プログラムのおかげで、娘もいつも楽しそうで安心しています。
今後も「あむ」でいろいろな体験をさせてあげたいです。
(2)地域の声
銀座商店街振興組合 新和久さん(矢野町)
「あむ」がオープンしてから、楽しそうに出入りする子どもたちの姿をよく見るようになりました。
子どもたちの声が響いてくると、こちらまで嬉しくなります。
商店街でも「あむ」と連携して賑わいづくりをしていきたいと思っています。
子どもたちが親しみやすく、安心して過ごせる商店街にしていきたいですね。
〔広報やわたはま 2024年1月号〕

まちなかのサードプレイス
■親も安心して働ける環境を。
○子どもだけでなく 保護者も助ける施設に。
「あむ」は子どもの見守りを通じて、子どもだけでなく保護者(親)を助けることも目的としています。
利用する児童に校区指定はなく、学校から「あむ」までのお迎えも可能としているなど、「子どもをひとりにしない」ための配慮が「あむ」を利用する保護者に喜ばれている理由のひとつです。
「あむ」を運営する上田日登美さんは子育ての経験を踏まえながら、「保護者である現役世代の方は、仕事で責任のある立場に就くことも多く、勤務時間がはっきり区切れないことも多いはず。
親が安心して仕事ができるように、子どもの安全を守ってあげるのが「あむ」の役目です」と話します。
○今後も設備を拡充予定。まずは気軽に相談を!
今後、令和6年には1階部分のリフォームのほか、防音性を備えた小型の相談ブースを導入する予定という上田さん。
子どもの成長などについての相談も気軽にしてもらえる環境づくりに力を入れています。
「あむ」では新規受け入れも受付中です。
事前に電話などで予約してもらえれば、施設の見学なども可能ですので、まずは気軽に相談してみてください。
■子ども第三の居場所 あむ利用案内
利用日:平日の放課後(最長20:00まで)
※水曜・土曜はオプション
※月曜は学習スペースとして一般開放
住所:矢野町6-31-1 ESPOIRビル1階
利用料:月額0円~6,000円
※ご家庭の状況によって決定
※食事等は別料金
【電話】21-4032
その他:ご利用希望の方は電話や右記の問い合わせフォーム(本紙参照)からご連絡ください。
■〔Check!〕身近なサードプレイス 子ども食堂 市民団体が運営している「子ども食堂」も、見守り機能を持つ重要なサードプレイスのひとつです。
開催日や場所、利用料などについては、下表の各問い合わせ先までご連絡ください。
※ボランティアも募集中です。
■-わたしはわたし だいじなわたし-
あむは Iam愛編む のあむ
-思いを重ねて編んでゆく場所-
「あむ」という名前には、「Iam(わたしはわたし)」と「愛編む(思いを重ねて編む)」という2つの意味が込められています。
このコンセプトのとおり、「あむ」では子どもたちの個性を尊重した見守りや、地域の人たちの協力のおかげで、子どもたちが安心して過ごせるあたたかい居場所がつくられています。
子育ては家庭だけで抱え込む必要はありません。
困った時や不安な時は、地域内の身近な人やサードプレイスを頼ってください。
八幡浜市では、子どもの笑顔と安全を守るために、これからも学校や「あむ」・「子ども食堂」などの地域団体と連携しながら、充実した子育て支援を目指して取り組みを進めていきます。 〔広報やわたはま 2024年1月号〕

毎年、大学時代の友人にみかんを贈ると、とても喜ばれ、かわりに各地のリンゴが我が家に届きます。
産地直送のリンゴは蜜たっぷりで歯ごたえも良く、その美味しさに感動するのですが、県外の方がみかんを食べた時の感動も同じだと感じました!
インフルエンザに負けないようビタミンCをたっぷり取りましょう!(平川)
今月は「子どものサードプレイス」を特集しました。
「あむ」で楽しそうに過ごす子どもたちの笑顔が素敵で、和みっぱなしの取材でした。
私事ですが、9月から一児の父に。子育てと仕事を両立することの大変さを実感中です。
慣れない育児にめげそうになることもありますが、親の代わりはいないことを胸に刻んで、今まで以上に家庭での時間も大切にしていこうと思います。(田中)
年の瀬が迫り、今年もあとわずかとなりました。
ゆめみかんのイルミネーションや、みなっとのみかんオブジェを見ると、年末を意識される方も多いのではないでしょうか。
迎える2024年は辰年で、私は年女です。龍が雲を手にして天に昇るように、チャンスを掴んで邁進する年にしたいです。
皆さんにとっても、目標タッ(辰)成の実りある一年になりますように!(菊池)
〔広報やわたはま 2024年1月号〕

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