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2012年4月23日 (月) 20:48時点における版
(8)「絶対に自分を裏切らない人」
絶対に裏切らない人を求める人がいます。
ある意味では多くの人がそうでしょうが、話し相手や友人がいない人が絶対に裏切らない人を求める場合には意味が違ってきます。
たとえば幼児期や少年時代に虐待やいじめを受けて、人間への不信感が強くなっている人の一部にそういう人がいます。
AさんとBさんの間で、BさんがAさんを受けとめ切れなくて、Bさんから人間関係を中断したいという申し出をする。
それをきいたAさんは“裏切り”を感じる人もいるでしょう。
そういう経験を二度、三度するとAさんは、絶対に自分を裏切らない人を求めることになります。
人間関係はお互い様の面があります。
一方が他方に対して絶対を求めることはもろいものです。
またお互いに相手に絶対を求めることも相互性はありますが、やはり窮屈な面があります。
絶対を求めることは、従属を求める、あるいは服従を求めることかもしれません。
これは依存性を求めることの別の表現なのです。
絶対に裏切らない人を求めるのは、依存性を保ちつづけると希望しているのです。
もし「絶対に裏切らない」を言うのであれば、相手ではなくて自分の意志、立場、覚悟として言うしかないでしょう。
人に求めるのではなく自分に課す言葉です。
私は絶対に裏切らないという意志があるかどうかです。
なお可能なかぎり、その現実性を裏付ける材料も提示した方がよいでしょう。
口先で「自分は絶対に裏切らない」といっても、その場になってみないとわからないのが正直なところだからです。
〔3〕コミュニケーションの場
(1)「受け入れの保証を求め、確認する」
(2)「受け入れを求められたBさん」
(3)「確認を求める行動の意味」
(4)「基本的な社交性」
(5)「常識のある人との友人関係を求める」
(6)「本人のもつ力による」
(7)「何でも話し合える友達を募集」
(8)「絶対に自分を裏切らない人」
(9)「心を開けば引きこもりから抜け出せる」
(10)「引きこもりは自意識過剰なのだから」
(11)「被害者意識は自分を正当化できる」
(12)「自分を受け入れる」
(13)「いまいるところが出発点」
(14)「優柔不断であること」
(15)「迷惑をかけることになる」
(16)「断れない」
(17)「言いたいことを言えない」
(18)「相手との間に壁があると話しやすい」
(19)「親しくなるとつきあいづらい」