Job:航空整備士
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− | + | また、燃料やオイルの補給、機体をクリーニングする作業もあり、これら全体を整備作業と呼んでいます。<br> | |
− | + | 航空機は、巨大な機械装置であるとともに客室サービスの場であり、場所によって様子が非常に変わります。<br> | |
− | + | 何万何十万という部分から成っており、それを点検・保守していきます。<br> | |
− | + | 技術改革も早く、不断の勉強と訓練を要求される仕事です。<br> | |
− | + | 最近は放射線透視や通電処理で直接に表から見えない部分のひびなどを検出することもできるようになっています。<br> | |
+ | 資格は、取り扱える航空機の種類(飛行機、ヘリコプター、飛行船、滑空気(グライダー))によって1~3等に分かれ、ほかに航空工場整備の資格(航空工場整備士)があります。<br> | ||
+ | この資格は、航空機の大型化・ハイテク化により、より専門的な点検が必要となったため生まれたものです。<br> | ||
+ | 機体、ピストン発動機、タービン発動機、プロペラ、計器、電気の6種に分かれています。<br> | ||
+ | 現場では、まだ資格のない人(整備員)もいっしょに働いており、資格者は責任者となります。<br> | ||
+ | 飛行機の離陸には、確認整備士(1等航空整備士より選任)の確認が必要です。<br> | ||
+ | 出身は工業高校や航空高等専門学校、理工系の専門学校・大学が多いようです。<br> | ||
+ | 1等航空整備士は、最大離陸重量に関係なく、25歳以上実務3年以上の経験が必要です。<br> | ||
+ | 2等は15t以下、3年以上の整備経験、3等は2.5t以下、1年以上です。<br> | ||
+ | 勤務は、飛行機が飛行場に着陸した後で、夜間作業が多くなります。<br> | ||
+ | 24時間勤務体制を4チームで8時間交代になるシフト制が多くなります。<br> | ||
+ | 4勤1休システムです。<br> | ||
〔給〕は〔並〕ですが、変則勤務による手当があり〔やや高〕程度です。<br> | 〔給〕は〔並〕ですが、変則勤務による手当があり〔やや高〕程度です。<br> | ||
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2012年4月4日 (水) 14:03時点における版
航空整備士
〔2003年原本〕
航空機を安全に運航させるために機体を点検・整備する技術者。メカニック、整備技術者といいます。
また、燃料やオイルの補給、機体をクリーニングする作業もあり、これら全体を整備作業と呼んでいます。
航空機は、巨大な機械装置であるとともに客室サービスの場であり、場所によって様子が非常に変わります。
何万何十万という部分から成っており、それを点検・保守していきます。
技術改革も早く、不断の勉強と訓練を要求される仕事です。
最近は放射線透視や通電処理で直接に表から見えない部分のひびなどを検出することもできるようになっています。
資格は、取り扱える航空機の種類(飛行機、ヘリコプター、飛行船、滑空気(グライダー))によって1~3等に分かれ、ほかに航空工場整備の資格(航空工場整備士)があります。
この資格は、航空機の大型化・ハイテク化により、より専門的な点検が必要となったため生まれたものです。
機体、ピストン発動機、タービン発動機、プロペラ、計器、電気の6種に分かれています。
現場では、まだ資格のない人(整備員)もいっしょに働いており、資格者は責任者となります。
飛行機の離陸には、確認整備士(1等航空整備士より選任)の確認が必要です。
出身は工業高校や航空高等専門学校、理工系の専門学校・大学が多いようです。
1等航空整備士は、最大離陸重量に関係なく、25歳以上実務3年以上の経験が必要です。
2等は15t以下、3年以上の整備経験、3等は2.5t以下、1年以上です。
勤務は、飛行機が飛行場に着陸した後で、夜間作業が多くなります。
24時間勤務体制を4チームで8時間交代になるシフト制が多くなります。
4勤1休システムです。
〔給〕は〔並〕ですが、変則勤務による手当があり〔やや高〕程度です。
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