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あらかわ子ども応援ネットワーク
(→あらかわ子ども応援ネットワーク) |
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孤立しがちな子どもたちの成長を支えようと、行政や民間団体が連携する荒川区の「あらかわ子ども応援ネットワーク」が、活動を本格化させている。<br> | 孤立しがちな子どもたちの成長を支えようと、行政や民間団体が連携する荒川区の「あらかわ子ども応援ネットワーク」が、活動を本格化させている。<br> | ||
各団体が結びついて情報を共有することで、きめの細かい子どもの見守り体制を担っていく。<br> | 各団体が結びついて情報を共有することで、きめの細かい子どもの見守り体制を担っていく。<br> | ||
| − | + | ネットワークは、区社会福祉協議会を事務局として七月に設立。<br> | |
| − | + | 民間からは、子どもの居場所作りや子ども食堂、フードバンク、シングルマザー支援などの十二団体が参加。<br> | |
| + | 区内にキャンパスがある首都大学東京も加わった。<br> | ||
| + | 区からは教育委員会や生涯学習課など、子どもにかかわる六つの部署が顔をそろえた。<br> | ||
それぞれの活動は、全体の会議や電子メールを使ったメーリングリストで共有する。<br> | それぞれの活動は、全体の会議や電子メールを使ったメーリングリストで共有する。<br> | ||
そうしたことで、団体のメンバーが子どもや家庭の問題に気付いた場合、区に情報提供しやすくなった。<br> | そうしたことで、団体のメンバーが子どもや家庭の問題に気付いた場合、区に情報提供しやすくなった。<br> | ||
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「子どもを取り巻く環境への理解が深まり、支援の在り方を模索できる」と手応えを語る代表の大村みさ子さん（62）。<br> | 「子どもを取り巻く環境への理解が深まり、支援の在り方を模索できる」と手応えを語る代表の大村みさ子さん（62）。<br> | ||
自殺願望を会員制交流サイト（ＳＮＳ）に書き込んだ女性らが犠牲になった神奈川県座間市の事件を受け、こう話す。<br> | 自殺願望を会員制交流サイト（ＳＮＳ）に書き込んだ女性らが犠牲になった神奈川県座間市の事件を受け、こう話す。<br> | ||
| − | + | 「顔が見える相手に助けを求めていたら、惨劇には至らなかったのでは。いろいろな人とつながって刺激を受けることで、子どもたちは立ち上がろうと思える。<br> | |
| + | 連携し合い、子どもたちに寄り添っていきたい」<br> | ||
〔◆平成29（2017）年11月23日 東京新聞 朝刊下町版〕 <br> | 〔◆平成29（2017）年11月23日 東京新聞 朝刊下町版〕 <br> | ||
2021年3月7日 (日) 10:24時点における版
あらかわ子ども応援ネットワーク
| 所在地 | 〒116-0001東京都荒川区南千住1-13-20
荒川区社会福祉協議会地域ネットワーク課（3階）荒川ボランティアセンター内 |
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| TEL | 03-3802-3338 |
| FAX | 03-3802-3831 |
子どものあした 「一丸支援」に手応え 荒川区の「ネットワーク」活動本格化 きめ細かい見守りへ官民情報共有
孤立しがちな子どもたちの成長を支えようと、行政や民間団体が連携する荒川区の「あらかわ子ども応援ネットワーク」が、活動を本格化させている。
各団体が結びついて情報を共有することで、きめの細かい子どもの見守り体制を担っていく。
ネットワークは、区社会福祉協議会を事務局として七月に設立。
民間からは、子どもの居場所作りや子ども食堂、フードバンク、シングルマザー支援などの十二団体が参加。
区内にキャンパスがある首都大学東京も加わった。
区からは教育委員会や生涯学習課など、子どもにかかわる六つの部署が顔をそろえた。
それぞれの活動は、全体の会議や電子メールを使ったメーリングリストで共有する。
そうしたことで、団体のメンバーが子どもや家庭の問題に気付いた場合、区に情報提供しやすくなった。
一方の区は、支援を求める子どもや保護者への民間団体の紹介が容易になった。
寄付された食材の分配やボランティアのマッチングも円滑になり、イベントや勉強会をする計画もある。
目に見える成果も出てきた。ネットワーク設立後、不登校だったことのある男子中学生についての情報共有が進んだ。
よく顔を出す学習支援団体や学校での様子など、断片的な情報をつなげることで家庭状況などが分かるようになった。
この生徒と積極的に関わる大人が、さまざまな所で増えたという。
「子どもを取り巻く環境への理解が深まり、支援の在り方を模索できる」と手応えを語る代表の大村みさ子さん（62）。
自殺願望を会員制交流サイト（ＳＮＳ）に書き込んだ女性らが犠牲になった神奈川県座間市の事件を受け、こう話す。
「顔が見える相手に助けを求めていたら、惨劇には至らなかったのでは。いろいろな人とつながって刺激を受けることで、子どもたちは立ち上がろうと思える。
連携し合い、子どもたちに寄り添っていきたい」
〔◆平成29（2017）年11月23日 東京新聞 朝刊下町版〕
