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− | '''通信制高校の生徒増加 中学卒業後の新入生多く 認知度高まり選択肢に'''<br>
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− | 毎年、夢の北広場(JR帯広駅北側)で行われる星槎の学校祭。<br>
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− | 多くの来場があり、街中を盛り上げる(昨年9月) <br>
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− | 十勝管内で通信制高校に在籍する生徒数が増加傾向にある。<br>
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− | 少子化で町村部公立高が生徒数確保に苦心する中、星槎国際高帯広学習センターと池上学院高帯広キャンパスの通信制2校は生徒数が安定して推移。<br>
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− | 以前は編入生が多かったが、近年は中学卒業後の進学先として選択する生徒が増えている。<br>
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− | 通信制高校は必ずしも毎日通学する必要はなく、自宅学習を中心とするコースなど個々に合わせた通い方ができる場合が多い。<br>
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− | 不登校や高校中退者の受け皿にもなり、学校数・在籍者数は私立・公立合わせて全国で282校・約18万人(2017年度、文科省調べ)。<br>
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− | 多様な学習ニーズの一つとして役割を担ってきた。<br>
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− | 全道7都市にキャンパスを置く池上は09年秋、全国22都市に学びの場を置く星槎は10年と、2校は同時期にキャンパス、センターを帯広に開設。<br>
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− | 両校とも中学校で欠席の多かった生徒が大半を占め、集団行動が苦手などの理由で転入を決めた生徒も少なくない。<br>
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− | 通学頻度に応じたり、大学進学を目指したりとコースも複数に分かれ、一人ひとりに応じた学び方を選択できるのも特徴だ。<br>
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− | 開設当初は管内高校から2、3年生で転入してくる生徒が多かったが、近年は中学卒業後すぐに入学する生徒が増加。<br>
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− | 今春入学予定の生徒のうち、星槎は39人中37人、池上は25人中14人が新1年生だ。<br>
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− | 星槎は開設当初、生徒の6割が転入生だったが、近年は新入生が逆転したという。<br>
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− | こうした状況について両校は「通信制が徐々に認知されてきた」と分析。<br>
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− | 中学校の進路指導でも従来の全日制・定時制に加え、通信制も選択肢の一つになっているとする。<br>
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− | また、公立高校入試は市内校に人気が集中し、帯広在住でも近くの高校に通えない生徒も多い。<br>
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− | 町村校に進学しても、中学校で欠席が多かった生徒の場合、登校時間の早さや毎日通う習慣が付いていないため中退し、転入を決める生徒もいる。<br>
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− | 加えて、音更高と帯広農業高の定時制がそれぞれ閉課した結果、通信制が受け皿になっているとみる関係者もいる。<br>
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− | 卒業後の進路は、星槎は今春の卒業生43人のうち5割が進学、就職が3割、未定が2割。<br>
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− | 池上は進学、就職、未定のいずれもほぼ3割ずつ。星槎は関係する星槎道都大(北広島市)への進学者が多いが、今春は初めて北海道大への合格者(浪人生)を輩出した。<br>
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− | 池上も帯広畜産大や奈良大など、国公立合格者が複数出ている。<br>
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− | 星槎の森実さとみセンター長は「小・中学校のフリースクールも設けている。長い目で子どもたちを支えていきたい」、池上の平賀文彦センター長は「多様な子どもたちを受け入れ、社会に巣立っていけるよう学びの場を設ける役割は大きい。今後も貢献していきたい」と話している。<br>
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− | 〔十勝毎日新聞電子版(松田亜弓) 2018年4/5(木)〕 <br>
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