子どもの習い事
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そのためには全国津々浦々、特に地方が経済的に潤うことも大切だろう。<br> | そのためには全国津々浦々、特に地方が経済的に潤うことも大切だろう。<br> | ||
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2018年5月5日 (土) 22:21時点における版
子どもの習い事
子どもに通わせてみて良かった習い事、「英語・英会話」「水泳」が人気
近年、さまざまな習い事が登場しているが、子どものためにどのような習い事に通わせたらいいのか悩む両親は多く存在する。
そこで女性の美を追求する情報サイト「キレイ研究室」を運営するエネージアが、20代~60代の母親1,593名に「子どもの習い事」に関するアンケート調査を実施した。
今回は、アンケート結果から実際に習い事へ通わせてみて「子どもを通わせてよかった!」と思う習い事の結果を紹介している。
4~6歳(幼児)では第1位は「英語・英会話(18%)」、第2位「水泳(16%)」、第3位「体操教室(7%)」だった。
初めての習い事という子どもも多いようだが、継続力、つまり続けることで、習い事が上達する点や子どもの自主性が育まれているという感想が多かった。
続いて7~9歳(小学校低学年)でも、第1位「英語・英会話(21%)」、第2位「水泳(15%)」は変わらず人気、第3位には「ピアノ(音楽教室)(21%)」がランクイン。
英語・英会話は、「英語が分かるようになった」「英語に恐怖感が無い」など、英語力が身に付いたことを実感していることを理由に挙げる人が多かった。
また「水泳」については、泳げるようになったことはもちろん、「体が丈夫になった」「努力することを覚えてくれた」など身体面での成長だけでなく、子供の精神面での成長も実感しているという感想が多く寄せられた。
レアなケースかもしれないが、「震災の時に、「泳いで山側にこい!」言われ当時8歳の息子が、助かった」という報告もあった。
10~12歳(小学校高学年)になると、第1位「ピアノ(音楽教室)(16%)」、第2位「水泳(14%)」、第3位「英語・英会話(11%)」となった。
「ピアノ(音楽教室)」も継続することで、「音楽に強くなった」ことだけでなく「学校での活躍の場があった」「1曲弾けるようになるたびに自信がつく」など、活躍の場面を見たり、成長を実感することが人気の理由のようだ。
近年は幼児期(0~6歳)から習い事をする子供は約6割というデータもある。
親ならば数多くの習い事を経験させてあげたいと思うのが心情かもしれない。
だがしかし、子供の意思が反映されにくく、親の意思だけで子供に習い事をさせることに悩む・抵抗感があるという人も多い。
幼児期や小学校低学年のうちにさまざまな習い事を経験することで、自分の可能性を知るきっかけになることは事実だ。
でもそこには子供の好き・やりたいという気持ちがなくてはどんな習い事でもモノにはならないかもしれない。
〔2018年3月15日 財経新聞(久保圭大郎)〕
4歳から習い事に通う子供は8割、予算は二極化傾向 いこーよ調査
最近の子供たちは習い事に積極的だと聞く。国内最大級の子供とおでかけ情報サイト「いこーよ」は、新学期に向けて新たな習い事を検討する親が増えるタイミングで、子供を持つ全国の保護者459人から子供の習い事に関するアンケート調査を集めた。
最初の質問は、子供を習い事に通わせているか?すると、保育園・幼稚園の年少クラスの4歳から習い事に通う子供が8割近くに急増していることが分かった。
4歳になると、自立心が発達し、自分の意思が伝えられるようになる時期であり習い事を始めるのには適している。
自ら習い事を始めたいと言う子どもや、そういう友達からの影響もあって、4歳児で数字が急増しているとみられる。
また、小学校2年生にあたる8歳からさらに習い事に通う子供が増え、その数は9割近くなる。
小学校生活に慣れ、落ち着いた頃に習い事を開始するという動きもあるようだ。
子供が習い事に通っているという保護者に、「現在、子供が通っている習い事が何か?」をたずねた。
一番人気は2016年、2017年、2018年と3年連続で「水泳」だった(2018年いこーよ習い事調査の実績)。
その他は、20%以上の人気を集めた習い事は「学習塾(公文などを含む)」「ピアノ・エレクトーン」「英語教室」と教育や教養的要素の高いものだった。
少年スポーツの代表格ともいえる野球やサッカーについては、サッカーを習っている割合が昨年よりも約1ポイント上昇し9.7%(2017年調査:「サッカー」に通っている割合8.4%)。
一方で、野球を習っている割合は昨年よりも約2ポイント下降し3.6%(2017年調査:「野球」に通っている割合5.8%)。
近年の子供たちの間では野球を積極的にやりたいと思う子供は少ないようだ。
現在、週に何日子供を習い事に通わせているかも質問している。
一番多かったのは週1日で36%、続いて週2日の29%という結果だった。
週3日以上と回答した割合も合計で35%にも上り、その中には週7日という回答もあり、休みがない状態で習い事に通い続ける子供がいることもいるようだ。
習い事をする曜日は、平日では大きな差は出なかったが水曜日がやや多いという結果が出た。
逆に週末については土日で大きな差がつき、日曜日に習い事に通っている割合は土曜日の半分以下であり、習い事が平日の生活の負担にならないように保護者が配慮しているようだ。
最後に、現在、子供一人当たりにかけている習い事の予算を質問している。
全国的には、「3,001円以上5,000円以下」と「10,001円以上20,000円以下」あたりの2カ所で分布の山があり二極化している地域が多い。
ただし、地域によって金額の違いがあった。
北海道・東北と北陸・甲信越については5,001円以上10,000円以下の間で1つの大きな分布の山を形成。
東海エリアはなだらかな分布の山を描いている。
それぞれの地域によって子供の習い事にかける費用の傾向が異なるのは、収入格差や習い事のバラエティ、習い事に対する関心の高さの違いなどが影響しているのではないだろうか。
子供たちは4歳から6歳の約8割の子供が習い事に通っていることが今回の調査で分かった。
都市部などでは1万円以上かける世帯も多い。子供の習い事予算が二極化しており、体験格差が顕著になっている。
子供の習い事でその後の人生が決まってしまうとは決して言えないが、さまざまな体験をしている子供はその後の人生の幅が広がることは間違いない。
日本全国の子供たちの習い事を「通いたい・やりたい」を後押しする環境が整うことを願う。
そのためには全国津々浦々、特に地方が経済的に潤うことも大切だろう。
〔2018年1月23日 財経新聞(久保圭大郎)〕