フードバンクお助けマン霧島
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「もったいない」を「笑顔」に変えてみませんか。<br> | 「もったいない」を「笑顔」に変えてみませんか。<br> | ||
'''◆誰かのために限りある食材と思いやりの心を「つないで」'''<br> | '''◆誰かのために限りある食材と思いやりの心を「つないで」'''<br> | ||
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+ | 平成28年2月に霧島市では初となる「フードバンクお助けマン霧島」が隼人駅の近くで活動を始めました。<br> | ||
+ | 昨年7月には、地域や加盟する全国フードバンク推進協議会から提供された食材を使って、児童に無料で食事を提供する「子ども食堂」を隣の店舗で開始。<br> | ||
+ | そのほか県内31の子ども食堂にも食材を提供しています。<br> | ||
'''〇余った食品が地域の憩いに'''<br> | '''〇余った食品が地域の憩いに'''<br> | ||
− | + | 営業日の毎週土曜には、地域住民も加わり交流の場となっている子ども食堂。<br> | |
− | + | 理事長の村上光信さん(66)は「食堂を開いたきっかけは、身近に大人の目が届かず食べ物に困っている子どもがいることを知ったこと。<br> | |
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+ | 何気なく捨てている食べ物で救われる子どもがいたら幸い」と話します。<br> | ||
+ | お助けマン霧島には近隣住民や県内の企業から毎日のように食材が届きます。<br> | ||
+ | 取材をした日には、白菜や大根、カブなど約5キロの野菜が。<br> | ||
+ | 届けた隼人町の下薗幸子(70)さんは「昨日収穫したばかりの家庭菜園の野菜です。作り過ぎて余らせていた物が役に立つと聞いて、月に一度届けるようになりました。私が作った野菜を子どもたちが『おいしい』と食べてくれると思うとうれしい」と笑顔を見せました。<br> | ||
+ | 村上さんは「提供してくださる皆さんには本当に感謝したい。カップ麺1つでも遠慮なく連絡してほしい」と支援を呼び掛けます。<br> | ||
'''〇食品ロスは未来のつけに'''<br> | '''〇食品ロスは未来のつけに'''<br> | ||
− | 霧島市が平成27年に行った調査では、家庭や事業所から出されるごみの約3割が食べ残しや野菜くずなどの「生ごみ」でした(グラフ) | + | 霧島市が平成27年に行った調査では、家庭や事業所から出されるごみの約3割が食べ残しや野菜くずなどの「生ごみ」でした(グラフ)。<br> |
− | + | 生ごみは約8割が水分で、増えすぎると焼却施設の燃焼効率を低下させる恐れもあります。<br> | |
+ | 生ごみが減ると、焼却費用や施設の維持費のほか、温室効果ガスの排出も抑制されます。<br> | ||
+ | ごみ処理や環境保全の経費を賄うのは私たちの税金。食品ロスを減らすことは家計を助け、未来の環境への負担を減らすことにもつながります。<br> | ||
+ | 食品ロス問題を考えた今回の特集。<br> | ||
+ | 「もったいない」と感じたなら、ぜひ今日から「残さない」「使い切る」「余ったら必要な人へつなぐ」ことを実践してください。<br> | ||
+ | あなたの行動が、食べ物を求める誰かの笑顔をつくります。<br> | ||
'''■「食料銀行」を意味する社会福祉活動フードバンク'''<br> | '''■「食料銀行」を意味する社会福祉活動フードバンク'''<br> | ||
必要な物を必要な所へ届ける調整時間や食べられるまでの期間を確保するため、賞味期限が約1か月前の物を受け入れています(生鮮食品は別)。<br> | 必要な物を必要な所へ届ける調整時間や食べられるまでの期間を確保するため、賞味期限が約1か月前の物を受け入れています(生鮮食品は別)。<br> | ||
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〔広報きりしま 2018年3月上旬号〕 <br> | 〔広報きりしま 2018年3月上旬号〕 <br> | ||
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2018年3月21日 (水) 21:26時点における版
フードバンクお助けマン霧島
所在地 | 鹿児島県霧島市 |
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TEL | |
FAX |
MOTTAINAIを取り戻そう4
食べ物は、捨てればごみ。生かせば資源。余った物を必要とする場所や人につなげば、誰かの笑顔になります。
さらに私たちにも関わるごみ問題の改善にもつながります。
「もったいない」を「笑顔」に変えてみませんか。
◆誰かのために限りある食材と思いやりの心を「つないで」
家庭に賞味期限が近づいた非常食や余らせている食品はありませんか。
そこで利用してほしいのが、企業や家庭で不要になった食品を引き取り、食べ物に困っている人や福祉施設に無償提供する「フードバンク」。
平成28年2月に霧島市では初となる「フードバンクお助けマン霧島」が隼人駅の近くで活動を始めました。
昨年7月には、地域や加盟する全国フードバンク推進協議会から提供された食材を使って、児童に無料で食事を提供する「子ども食堂」を隣の店舗で開始。
そのほか県内31の子ども食堂にも食材を提供しています。
〇余った食品が地域の憩いに
営業日の毎週土曜には、地域住民も加わり交流の場となっている子ども食堂。
理事長の村上光信さん(66)は「食堂を開いたきっかけは、身近に大人の目が届かず食べ物に困っている子どもがいることを知ったこと。
そんな子も含め、地域の憩いの場になればと思いました。
自分にできることは家庭で余っている食材を集めること。
何気なく捨てている食べ物で救われる子どもがいたら幸い」と話します。
お助けマン霧島には近隣住民や県内の企業から毎日のように食材が届きます。
取材をした日には、白菜や大根、カブなど約5キロの野菜が。
届けた隼人町の下薗幸子(70)さんは「昨日収穫したばかりの家庭菜園の野菜です。作り過ぎて余らせていた物が役に立つと聞いて、月に一度届けるようになりました。私が作った野菜を子どもたちが『おいしい』と食べてくれると思うとうれしい」と笑顔を見せました。
村上さんは「提供してくださる皆さんには本当に感謝したい。カップ麺1つでも遠慮なく連絡してほしい」と支援を呼び掛けます。
〇食品ロスは未来のつけに
霧島市が平成27年に行った調査では、家庭や事業所から出されるごみの約3割が食べ残しや野菜くずなどの「生ごみ」でした(グラフ)。
生ごみは約8割が水分で、増えすぎると焼却施設の燃焼効率を低下させる恐れもあります。
生ごみが減ると、焼却費用や施設の維持費のほか、温室効果ガスの排出も抑制されます。
ごみ処理や環境保全の経費を賄うのは私たちの税金。食品ロスを減らすことは家計を助け、未来の環境への負担を減らすことにもつながります。
食品ロス問題を考えた今回の特集。
「もったいない」と感じたなら、ぜひ今日から「残さない」「使い切る」「余ったら必要な人へつなぐ」ことを実践してください。
あなたの行動が、食べ物を求める誰かの笑顔をつくります。
■「食料銀行」を意味する社会福祉活動フードバンク
必要な物を必要な所へ届ける調整時間や食べられるまでの期間を確保するため、賞味期限が約1か月前の物を受け入れています(生鮮食品は別)。
以下の物が余っていたら、連絡してから持ち込みください。
寄付できる食品:缶詰・加工食品、賞味期限が近い防災備蓄品(以上、未開封のもの)、野菜・果物などの生鮮食品、米・パンなどの穀物、冷凍食品
寄付できないもの:弁当・調理パン、食べ残した食品賞味期限切れ・賞味期限未記載の食品
まだ食べられるもったいない食品大募集です
フードバンクお助けマン霧島理事長/村上光信さん(66)
問合せ:フードバンクお助けマン霧島
【電話】42-3212
隼人町内山田1-3-37
〔広報きりしま 2018年3月上旬号〕