Interview:オーバードーズの実況放送を聞く
1行: | 1行: | ||
− | {{topicpath | [[メインページ]] > [[:Category:支援者・援助者|支援者・援助者]] > | + | {{topicpath | [[メインページ]] > [[:Category:支援者・援助者|支援者・援助者]] > [[:Category:支援者・講師等プロフィール|支援者・講師等プロフィール]] > [[松田武己]] > [[:Category:ザインタビューズ|ザインタビューズ]] > [[:Category:ザインタビューズ2|ザインタビューズ2]] > {{PAGENAME}} }} |
==オーバードースの実況放送を聞く== | ==オーバードースの実況放送を聞く== |
2023年7月6日 (木) 21:53時点における最新版
オーバードースの実況放送を聞く
不思議な体験談があればお聞かせください。①
〔2012-05〕
(3)オーバードースの実況放送を聞く
オーバードースというのを聞いたことがありますか。
薬物の過剰摂取のことです。
私が関係する取り組みには、病院に通い薬を常用する人への対応があります。
そういう人のなかに手持ちの薬を一度に飲んでしまい、病院に運ばれる人がいました。
これがオーバードースです。
かれこれ7、8年も前のことです。
いくぶん記憶があいまいなところがありますがこの質問への答えになるように思いました。
深夜というよりは明け方に近い、たぶん4時か5時のことです。
枕元の携帯電話にコールがありました。
知り合いの女性からで「いま薬をのみました」というのです。
30錠ほどのんだらしいのですが、話していけば落ち着くと考えて「何かあったのか?」と話しかけました。
それに対して、「また10錠ほどのんだ」といいます。
そんなことをしているうちに「手の上にまだ20錠ぐらいはある」などと言いつつ、“実況放送”のようになってきました。
まずいと思い、彼女の住所と固定電話を確認し、移動して固定電話のところに行きました。
80錠くらいは飲んだあたりで、彼女の住所の119番に連絡がつきました。
この間、携帯を左耳に当てながら、右耳は固定電話で119番への連絡になりました。
「いま救急車に連絡したよ」というと、意識が薄れているのか、彼女の話し声が弱くなっていました。
「救急車が来るけど玄関のカギは空いているかな?」
もうすぐ100錠になるといったころ「救急車が来たみたい」という声がしたあと「ありがとうございました」と電話が切れました。
振りかえると私はオーバードースの実況放送を聞いていたことになります。
たぶん1時間近い通話でした。
これは不思議な話ではなく、珍しい話なのでしょうかね。
(2012年5月2日)
不思議な体験談
Interview:オーバードーズの実況放送を聞く
Interview:質問される前に答える
Interview:とてもよく似た人に出会う
Interview:危険を感じる前に体が危険回避に動く