農園「こども村」
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苫小牧市の非営利団体「子ども総合支援ネットワーク」が、同市糸井に不登校の児童生徒を受け入れる農園「こども村」を開設した。<br> | 苫小牧市の非営利団体「子ども総合支援ネットワーク」が、同市糸井に不登校の児童生徒を受け入れる農園「こども村」を開設した。<br> | ||
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〔◆平成29(2017)年6月23日 北海道新聞(伊勢裕太)朝刊地方〕 <br> | 〔◆平成29(2017)年6月23日 北海道新聞(伊勢裕太)朝刊地方〕 <br> | ||
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2017年7月12日 (水) 19:48時点における版
農園「こども村」
所在地 | 北海道苫小牧市 |
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TEL | |
FAX |
不登校の子 農園おいで 市民団体が「こども村」 糸井で自然と触れ合い
苫小牧市の非営利団体「子ども総合支援ネットワーク」が、同市糸井に不登校の児童生徒を受け入れる農園「こども村」を開設した。
子どもたちは農作業や自然との触れ合いを通して人や社会との関わり方を模索する。
同ネットワーク代表の畠山俊彦さん(42)は「不登校支援や食育、就労支援なども手がけたい」と話し、農業体験を取り入れたフリースクール開設へ向け、準備を進めている。
畠山さんは、知人の子どもが中学校進学時に不登校になり苦しむ様子を見て、「子どもが学校以外で活動できる場が必要」と痛感。
勤務していた会社を辞め、支援活動に乗り出した。
約990平方メートルの土地を借り、5月21日にこども村を開設。
現在は高校生3人を受け入れている。
活動は農作物の栽培が主で、ダイコンやニンジン、ジャガイモなど10種類以上を育てる。
秋には収穫した野菜を使った調理実習や販売などを行う予定だ。
ほかにも、植物や昆虫の採取、観察など、子どもたちの興味に合わせて実施する。
設立当初は畠山さん1人で活動していたが、賛同者が増え、現在は17人に。
企業やボランティアに協力を呼び掛けた結果、重機や道具を借りることができた。
2月には教育機会確保法が施行され、フリースクールや家庭など学校以外での学習活動の重要性が改めて見直された。
畠山さんは「今後は自治体や企業、教育機関などと連携を図っていきたい」と話す。
利用料金は1日500円。開園時間は平日午前9時~午後5時。
問い合わせは畠山代表(電)080・1884・2661へ。
〔◆平成29(2017)年6月23日 北海道新聞(伊勢裕太)朝刊地方〕