兵庫県立神出学園
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+ | 中学校を卒業後、高校や大学になじめず不登校になった23歳未満の学生を受け入れ、進路決定などをサポートしている。 <br> | ||
+ | 学生は寮で共同生活し、学園内で農園作業や動物飼育などの活動に取り組む。<br> | ||
+ | 園児との交流会は、学生の自立を促そうと7年から毎年開催。 <br> | ||
+ | 学生らはこの日、園児とともに大型のバリカンを手にヒツジの毛刈りを体験した。 <br> | ||
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+ | 同学園の小林剛学園長(84)は「園児と関わることで、学生たちも前向きな気持ちになってほしい」と語った。<br> | ||
+ | 〔2018年5/17(木)産経新聞〕 <br> | ||
'''不登校や引きこもり支援 神出学園がノウハウ本''' <br> | '''不登校や引きこもり支援 神出学園がノウハウ本''' <br> |
2018年5月31日 (木) 21:34時点における版
兵庫県立神出学園
名称 | ひょうごけんりつ かんでがくえん |
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教育機関としての性格 | フリースクール |
教育活動の特色 | 不登校などを経験した人達が、豊かな自然の中でスタッフや仲間とふれあいながらさまざまな体験を通じて一人一人が自己理解を深め、進路を発見できるように支援する、全寮制の学舎です。
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代表 | 小林 剛 |
住所 | 〒651-2304 神戸市西区神出町小束野30 |
TEL | 078-965-1122 |
FAX | 078-965-1123 |
学費 | 月納金/40,000円(食費、寮費、体験活動費等。) |
情報提供年月 | 2013年4月 |
神戸のフリースクール生、ヒツジの毛刈りで保育園児と交流
園児とともにヒツジの毛刈りを体験する神出学園の学生ら=神戸市西区
国内唯一の公立のフリースクール「県立神出(かんで)学園」(神戸市西区)の学生28人が16日、近くの神出保育園の園児20人とヒツジの毛刈りなどを通じて交流した。
同学園は、県が不登校となった学生への支援施設が必要と考え、平成6年10月に開校。
中学校を卒業後、高校や大学になじめず不登校になった23歳未満の学生を受け入れ、進路決定などをサポートしている。
学生は寮で共同生活し、学園内で農園作業や動物飼育などの活動に取り組む。
園児との交流会は、学生の自立を促そうと7年から毎年開催。
学生らはこの日、園児とともに大型のバリカンを手にヒツジの毛刈りを体験した。
参加した同学園の森本夢さん(16)は「園児が元気に楽しんでいるのを見て、こちらも元気をもらえた」と笑顔で話していた。
同学園の小林剛学園長(84)は「園児と関わることで、学生たちも前向きな気持ちになってほしい」と語った。
〔2018年5/17(木)産経新聞〕
不登校や引きこもり支援 神出学園がノウハウ本
不登校や引きこもりで居場所をなくした若者の自立を支援する兵庫県立神出学園(神戸市西区)のノウハウが「癒やしの丘で」(神戸新聞総合出版センター編)と題した本にまとめられ、出版された。
仲間と寮生活を送り、体験学習を通じて学園生の立ち直りを支える仕組みを紹介している。
同出版センターが取材・編集し、学園が協力。1994年の開園から学園長を勤める小林剛(つよし)さんが監修した。
本は、不登校や高校中退者の居場所づくりが社会問題となって誕生した学園の生い立ちを紹介。
歌手や小説家などさまざまな職業人と交流する「元気アップセミナー」や課外活動など、体験プログラム中心の学園生活や、寮の仕組みについて詳述している。
「内向的で対人関係に悩む子どもが増えた。一方で、心の傷を癒やすだけなく、修了後の生活をも見越した支援を充実させている」と小林さん。
昨年度から充実させた進学や就職を見越した支援内容も記述している。
悩みを抱えた若者との接し方として、「『頑張れよ』などの叱咤(しった)激励的対応を慎む」「『そんなのもできないのか』などの評価的言動をしない」などとスタッフの心得を紹介。
学園で再スタートを切り、大学に進学したり養護教諭になったりした修了生の声も掲載している。
小林さんは「同じ釜の飯を食べ、仲間やスタッフと心を通わすことで立ち直っていく。教育関係者や保護者に手に取ってほしい」としている。
207ページ、1728円。
神戸新聞総合出版センターTEL078・362・7138
(井上 駿)
【兵庫県立神出学園】 1994年に日本初の公立宿泊型自立支援施設として開園。
引きこもりや高校などを中退した若者が対象で、現在15~23歳の男女62人が在籍する。
月曜に登校し、木曜に下校する週3泊4日の寮生活を原則2年間送る。
県教育委員会が派遣するスタッフにより、芸術、農作業、キャリア教育など多様な体験学習を受ける。
進路は通信制高校や大学、就職などさまざま。
2015年度までの修了生は590人。
〔2017/1/10 神戸新聞NEXT〕