こども・らぼ
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2017年2月24日 (金) 11:51時点における版
学習支援団体 こども・らぼ
所在地 | 鳥取県鳥取市 |
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子ども食堂:支え合えるまちに 鳥取「地域食堂」ネットワーク設立へ 子供や困窮者に目配り/鳥取
安価や無償で食事を提供する「子ども食堂」などの施設が連携して貧困対策全般に取り組もうと、鳥取市内の関係者らが店や地域をつなぐネットワーク組織の設立準備を進めている。
活動への理解を広げるため、今月1日には北九州市の自立支援団体「抱樸(ほうぼく)」理事長の奥田知志(ともし)さん(53)が鳥取市内で講演。
問題を社会全体で考えることの大切さを訴えた。
市内の子ども食堂の運営者や市の福祉担当者などでネットワーク組織の準備会を発足。
高齢者や生活困窮者が対象の食堂も加わった計10店舗を「地域食堂」と位置づけ、貧困対策を円滑に進める方針で、子供の学習支援などにも取り組む考えだ。
1日には鳥取市幸町の市人権交流プラザで準備会の初会合が開かれた。
参加者は、食材の仕入れルートを一本化して運営コスト削減につなげる「フードバンク」構想などについて協議。
子供の職業体験や地域交流を図るために独自の「地域通貨」を導入する案も示された。
市内で子ども食堂を運営する学習支援団体「こども・らぼ」代表の岡武司さん(37)は「貧困世帯が抱える問題は多岐にわたる。
何に困っているのかを把握できるよう、さまざまな間口を探ってほしい」と話した。
活動の一環として同日開かれた奥田さんの講演には約50人が参加。
奥田さんは「誰ひとり孤立しない社会をめざして」と題し、自身が北九州市でホームレスや貧困世帯を支援した事例を紹介した。
貧困問題の解決には、就労や介護など多方面の支援が必要になる場合が多いと指摘。
「地域で丸ごと支える仕組みを作り、誰もが助けを求めやすい社会を築くことが大切だ」と主張した。
〔◆平成29(2017)年2月6日 毎日新聞 地方版〕