カテゴリ:児童相談所・岩手県
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2016年9月29日 (木) 15:13時点における版
児童相談所・岩手県
岩手県福祉総合相談センター
(岩手県中央児童相談所) |
岩手県一関児童相談所 〒021-0027 一関市竹山町5-28 |
岩手県宮古児童相談所 〒027-0075 岩手県宮古市和見町9-29 |
虐待:件数は589件 増加率、全国3位の51% 昨年度の県内児相対応 /岩手
2015年度に初めて10万件を超えた全国の児童相談所(児相)が対応した虐待件数(速報値)のうち、県内では58件に上った。
増加率は全国平均の16%を上回る51%で、全国で3番目に悪かった。
子どもの目の前で親が配偶者に暴力を振るう「面前ドメスティックバイオレンス(DV)」も虐待として認知されるようになり、警察からの通報が増えたのが主な要因とみられる。
県子ども子育て支援課によると、過去5年間の推移は11年度の392件をピークに12年度376件、13年度363件と若干減少したものの、14年度は390件と再び上昇。
15年度は1990年に調査を始めてから、過去最悪を記録した。
児相への通告で最も多かったのは警察からで、前年度より189件増えて261件。
面前DVも虐待と認識されるようになり、全国でも警察からの通告が最多になった。
次いで、近隣住民や知人が85件(前年度より46件増)、学校が79件(同12件増)だった。
虐待種別では、脅しや無視、兄弟間の差別的な扱い、面前DVなどの「心理的虐待」が268件で最も多かった。
殴る蹴る、たばこの火を押し付けたり戸外に閉め出したりする「身体的虐待」は182件。
病気でも病院につれて行かず、食事を与えないなどの「ネグレクト(育児放棄)」が129件で、「性的虐待」が10件だった。
虐待者別でみると実母268件、実父241件、継父など実父以外の父38件、実母以外の母7件、祖父母などその他35件となった。
こうした状況を受け、県は今年度から5年間で取り組む「児童虐待防止アクションプラン」を策定。乳幼児が虐待を受ける事例が多いことから、保健師が生後4カ月までに乳児家庭を全戸訪問したり、乳幼児健診で産婦人科を受診した母親に産後うつ病に関するアンケートをしたりする母子保健などを軸に活動している。
県子ども子育て支援課の高橋久代・主幹兼子ども家庭担当課長は「学校や保育園、病院、行政など子どもに関わる窓口が連携し、情報を共有しながら支援のネットワークから親や子どもが漏れることがないようにする必要がある」と話す。
県は「子どもを虐待から守る5カ条」として、(1)「おかしい」と感じたら迷わず連絡(通告)(2)「しつけのつもり」は言い訳(3)一人で抱え込まない(4)親の立場より子どもの立場(5)虐待はあなたの周りでも起こりうる――と、注意を呼びかけている。
虐待に関する相談や通告は、全国共通ダイヤル(電話189、いちはやく)▽最寄り各市町村の児童福祉担当課▽県福祉総合相談センター(電話019・629・9605)、一関児童相談所(電話0191・21・0560)、宮古児童相談所(電話0193・62・4059)。
〔2016年9月6日・貧困ネット、◆平成28(2016)年8月26日 毎日新聞 地方版〕