宮崎市校内教育支援教室
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'''知ってほしい不登校のこと'''~子どもの自立を支援するために~<br> | '''知ってほしい不登校のこと'''~子どもの自立を支援するために~<br> | ||
「学校に登校できない」子どもたちが、今増え続けています。原因は多岐にわたり、複雑で多様化しています。<br> | 「学校に登校できない」子どもたちが、今増え続けています。原因は多岐にわたり、複雑で多様化しています。<br> | ||
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〔市広報みやざき 令和6年7月号〕<br> | 〔市広報みやざき 令和6年7月号〕<br> | ||
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2024年8月22日 (木) 22:28時点における最新版
宮崎市校内教育支援教室
種類・内容 | |
---|---|
所在地 | 〒宮崎県宮崎市 |
連絡先 |
知ってほしい不登校のこと~子どもの自立を支援するために~
「学校に登校できない」子どもたちが、今増え続けています。原因は多岐にわたり、複雑で多様化しています。
学校に登校できないことは特別ではなく、どの子どもにも突然起こる可能性があります。
子どもたちの将来の社会的自立を目指して、市が取り組む支援について紹介します。
◆子どもたちの現状
令和4年度、全国で不登校児童生徒数は30万人を超え、過去最高の人数を更新。
市内小・中学校でも人数は年々増加し、令和4年度は初めて1000人を超えました。
そこで、学校を長期欠席する子どもたちへの対策やサポートが求められています。
調査によると、子どもたちが学校に行けなくなる背景やきっかけは、小・中学校ともに「無気力・不安」という理由が最多。
そのほか、家庭環境や友人関係、生活リズムの乱れなどが、あがっています。
◆市の取り組みは?
不登校の子どもの居場所として、校外には教育支援教室「まなビバ!」、校内には「校内教育支援教室」を設置。相談は「教育相談センター」で受け付けています。
各施設には専門家を配置。まなビバ!にはスクールアドバイザー(SAd)、校内教育支援教室には校内教育支援指導員、教育相談センターにはスクールカウンセラー(SC)とスクールソーシャルワーカー(SSW)、学校には不登校などに関わる個別の支援にスクールアシスタント(SA)を配置しています。
令和7年の早い時期には、学びの多様化学校を開設する予定です。
・学校
・まなビバ!
・校内教育支援教室
・教育相談センター
▽SAd
『子どもたちと学校をつなぐ』
まなビバ!に常駐し、まなビバ!にやってきた子どもの自学自習を支援。
担当する子どもの質問に答えたり、様子をみて声を掛けたりして学習を進めます。
子どもが通っていた学校や担任の先生に状況を連絡し、学校との連携も図ります。
-チーフスクールアドバイザー ごとうさん
▽校内教育支援指導員
『支援教室に通う子どもを見守る』
校内教育支援教室に通う全員を担当し、個別プリントの分からない箇所を教えることはもちろん、話を聞いたり、外で活動したりします。
個々の話をしっかり聞き、家と教室の中間点のような場所づくりに努めています。
-校内教育支援指導員 しずみさん
▽SA
『先生ができない部分をカバー』
先生をサポートするために、週2回学校にいます。
見守りを中心に、学校を休みがちだと家庭訪問をすることも。
子どもの様子を見ながらできそうなことは「やってみる?」の声掛けで後押しします。
-スクールアシスタント かねまるさん
▽SC
『話を聴いて不安解消を手助け』
心理的な側面から保護者や子どもの悩みや不安を聴いています。
気持ちを一緒に整理することで落ち着きを取り戻せる人もいるようです。
子どもの気持ちや保護者の願いを聴き、寄り添いながら解決策を見出しています。
-スクールカウンセラー ほそださん ゆげさん
▽SSW
『関係機関とつなぎ環境を整える』
子どもと保護者、関係機関との間で、関係構築、連携、調整をしています。
さまざまな人に相談しながら、子どもたちが楽しく教育を受けられるよう環境を整える役割を担っています。
今年からオンライン相談も開設します。
-スクールソーシャルワーカー かわごえさん すがぬまさん
●教育支援教室 まなビバ!
「学校に行っていない、行くことができていない子どもの居場所。
勉強だけなら自宅でも良いのですが、同世代の子と同じ時間を過ごすことでしかかなわない、人と人との関係の築き方などの体験もしてほしい」とスクールアドバイザーの後藤さん。
小戸、田吉、神宮、里山、佐土原、田野、高岡、清武の8教室があり、学習支援や相談、体験活動などに取り組んでいます。
仲間との交流や活動を重ねたことで自信を取り戻し、高校進学を果たしています。
配置される専門家:SAd・SSW
新たな取り組み:学校や教育支援教室に通うことができない児童生徒のために、オンラインによる教育相談を導入!
問い合わせ先:教育支援教室事務局
住所:鶴島2-18-9(まなビバ!小戸教室内)
【電話】22-9674
●校内教育支援教室
空き教室を活用して市内15校に設置。
「学級に入ることが難しい」、「登校が難しい」と感じる一人ひとりに、校内教育支援指導員が対応(学習支援や集団への適応力を高めるための生活指導、教育相談など)し、自分の学級以外にも「校内に居場所がある」と感じてもらえています。
また、別に25名のスクールアシスタント(SA)も配置。
目標を立てて、子ども同士が関わり合う時間を設定し「できた!」という達成感を味わわせるなど、お互いに喜び合う姿も見られるようになっています。
配置される専門家:校内教育支援指導員・SA
新たな取り組み:校内教育支援教室を増設!今年は小学校6校、中学校9校に!
●教育相談センター
市立小中学校に通う児童・生徒とその保護者の相談センター。
学校のことや子育て、子どもの発達、不登校など、教育という幅広いくくりの相談に対応しています。
スクールカウンセラーとスクールソーシャルワーカーが常駐し、「学習についていけない」「学校の先生や学級のことで気になることがある」といった相談を受けていますが、何を相談したいか整理できていない場合も大丈夫。
どんな対応が必要かを一緒に考えることもあります。
相談内容の秘密は厳守されます。
配置される専門家:SC・SSW
場所:教育情報研修センター3階
相談日時:月曜から金曜 9時から午後4時まで
※祝日と正午から午後1時は除く
※電話・来所どちらでの相談も可能。来所の場合は事前に予約を【電話】23-1051
[SDGs4]質の高い教育をみんなに
すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
問い合わせ先:学校教育課
【電話】85-1825【FAX】44-1564
〔市広報みやざき 令和6年7月号〕