Job:航海士
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航海の前に、港湾事情、荷物量、予定航路の状況、気象・海象の特徴、潮の流れ、航海距離の調査をします。<br> | 航海の前に、港湾事情、荷物量、予定航路の状況、気象・海象の特徴、潮の流れ、航海距離の調査をします。<br> | ||
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2017年10月2日 (月) 16:06時点における最新版
航海士
〔2003年原本〕
船舶の甲板部の指揮者で、船長を補佐して運航計画や荷役計画をつくり、操作や荷役作業を指揮する仕事をします。
航海の前に、港湾事情、荷物量、予定航路の状況、気象・海象の特徴、潮の流れ、航海距離の調査をします。
それにもとづき、船舶機関士と相談して、船舶の速力、燃料の量、航海所要日数などの航海原案をつくります。
出航前には、水、燃料、食料、喫水(きっすい)や船体の左右の傾斜や異常の点検、航海用具、計器の作動を点検し、船長に報告します。
港への出入りでは、船長が船橋(ブリッジ)で離着岸の操船を指揮し、航海士は、船首、船尾、船橋に分かれて配置されます。
たがいに合図を送って安全な離着岸の作業をします。
航海中は、輪番で当直につき、操船をします。
停泊中は、荷役積付計画の作成と貨物の安全確保のための作業を指揮します。
外国航路では1船につき航海士は3人ですが、近海や沿海航路では1~2人。
航海士には海技従事者資格が必要で、1~6級海技士(航海)資格の免許をとらなくてはなりません。
級別は航行区、操船する船の総t(トン)数で決まります。1級海技士は外国航路船舶の操舵(そうだ)ができるもので、船長にもなれます。
外国航路の商船のほかに、沿岸貨物船、フェリー船などもそれぞれに相当する級があります。
資格取得は、中学校卒業で乗船履歴を積み重ねる方法から、海員学校、水産高校、商船高等専門学校、商船大学卒業まで、
学歴と乗船歴によって各級海技士(航海)の受験資格が決められています。
そのほかに、再教育機関として、国土交通省の海技大学校が設置されています。
外国航路などでは、長時間、家庭を離れ、職住一致のもとで生活することになります。
外気温の激しい変化、時差、船の動揺、不規則勤務にたえる健康なからだと精神力が必要です。
〔給〕は乗船手当が3割をしめ〔高〕です。
しかし乗船のない休暇中は〔並〕。
〔参考〕 国土交通省
〒100-8918 東京都千代田区霞が関2-1-3-
TEL03-5253-8111
http://www.mlit.go.jp/
〔参考〕(社)日本船主協会
〒102-8603 東京都千代田区平河町2-6-4
海運ビル
TEL03-3264-7178