Job:消防設備士
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2017年9月25日 (月) 21:01時点における最新版
消防設備士
〔2003年原本〕
ビル、学校、映画館、デパート、ホテルなどの消防用設備の施工管理、整備や作業指導を行ないます。
消防庁の設けた資格名です。
火災を防止することと、火災発生時や地震などの災害時に被害を小さくすることを消防設備の管理面から行なうものです。
甲種と乙種に分かれます。
乙種は消防用設備の整備(不良個所の補修、部品の交換、機能調整)に、甲種は消防設備工業などの指揮者として、作業従事者を指導監督します。
甲種は5種類、乙種は7種類に分けられ、取り扱う設備が決められています。
第1類(甲乙種)。屋内消火栓設備、スプリンクラー設備、水噴霧消火設備、屋外消火栓設備。
第2類(甲乙種)。泡消火設備。
第3類(甲乙種)。二酸化炭素消火設備、ハロゲン化物消火設備、粉末消火設備。
第4類(甲乙種)。自動火災報知設備、ガス漏れ火災報知設備、消防機関へ通報する火災報知設備。
第5類(甲乙種)。金属製避難はしご、救助袋、緩降機。
第6類(乙種)。消火器。
第7類(乙種)。漏電火災警報機。
資格内容は、機械、電気、建築、消防用設備に関する知識と関連法規、実技を問うものです。
各都道府県の消防主管課が実施しています。
乙種の受験資格は制約なし。
甲種の受験資格は、機械、電気、工業化学、建築の専門知識を必要とします。
①(⇒)技術士の第2次試験合格者、
②(⇒)電気工事士、電気主任技術者(第1~3種)、電気工事技術者の合格証明書所持者、
③管工事施工管理技士(⇒配管工)、配管技能士、
④給水配置技術者、給水責任技術者、
⑤建築士(1~2級)、
⑥無線通信士(1~3級)、無線技術士(1~2級)、
⑦ガス主任技術士(甲乙丙種)、
⑧大学および高校の関連学科卒業者、理工農薬学の博士、修士、
⑨乙種消防設備士で2年以上の実務経験者、
⑩消防設備に関する消防行政事務の3年以上の実務経験者などです。
〔参考〕(財)消防試験研究センター
http://www.shoubo-shiken.or.jp/