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多久市社会教育指導員

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==多久市社会教育指導員==
 
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ページ名 [[多久市社会教育指導員]] 佐賀県多久市()<br>
 
 
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最近、「自己責任」という言葉に心が沈みます。<br>
 
最近、「自己責任」という言葉に心が沈みます。<br>
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〔市報たく 令和5年5月号〕<br>
 
〔市報たく 令和5年5月号〕<br>
  
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2023年5月11日 (木) 22:11時点における最新版

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多久市社会教育指導員

種類・内容
所在地 〒 佐賀県多久市
連絡先

「ひとりじゃない」
最近、「自己責任」という言葉に心が沈みます。
自分の正義、考えをふりかざし、ネットなどで「こうなったのは、あなたの努力が足りなかったから」「自業自得だ」など、批判する人が増えてきたように感じます。
人に対して寛容な時代から、自分の価値観と違う人との対立が先鋭化してきています。
価値観の多様化が叫ばれている現代で、自己責任論、さらには格差容認論まで出てきていることに肌寒ささえ感じます。
このような風潮が、周囲の人や福祉に頼るのは恥だと思い込み、ボロボロになるまで助けを求めない人が生まれてくる原因のひとつにもなっているのではないでしょうか。
その波は、自分ひとりではその環境を変えることが難しい子どもにも押し寄せてきています。
問題になっている貧困やひきこもり、ヤングケアラーなど生活の困難は、本人や家庭環境の問題だけではなく、社会構造による影響も大きいのではないでしょうか。
決して、自己責任と突き放すのではなく、その人の悩みや生きづらさに寄り添い、その人の心の声を聴いてみましょう。
無関心であったり、見て見ぬふりをしたりせず「あなたは、ひとりじゃないよ」「ひとりで抱え込まず、まわりの人に頼ってもいいんだよ」と伝えてみませんか。
あなたのその一言で救われる人が必ずいるはずです。
「遠くの親戚より近くの他人」「困った時は、お互いさま」の心で、だれも孤立させない社会になることを願っています。
社会教育指導員
〔市報たく 令和5年5月号〕

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