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| <table class="wikitable shousai-table"> | | <table class="wikitable shousai-table"> |
| <tr> | | <tr> |
− | <th>所在地</th> | + | <th>種類・内容</th> |
− | <td>東京都千代田区</td> | + | <td>大学の心理相談室</td> |
| </tr> | | </tr> |
| <tr> | | <tr> |
− | <th>TEL</th> | + | <th>所在地</th> |
− | <td></td> | + | <td>〒101-8301 千代田区神田駿河台1丁目1<br>研究棟 明治大学駿河台キャンパス</td> |
| </tr> | | </tr> |
| <tr> | | <tr> |
− | <th>FAX</th><td></td> | + | <th>連絡先</th> |
| + | <td>TEL 03-3296-8500</td> |
| </tr> | | </tr> |
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− | ===[[:カテゴリ:周辺ニュース|周辺ニュース]]===
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− | ページ名 [[ 明治大学子どものこころクリニック]] 東京都千代田区 ( )<br>
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− | '''不登校、目立つGW明け 10代では思春期妄想症'''<br>
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− | 明治大学子どものこころクリニックの山登敬之院長(右)と、公認心理師・臨床心理士の太田智佐子専門相談員=東京都千代田区<br>
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− | 明治大学駿河台キャンパス(東京都千代田区)に1月、「子どものこころクリニック」が開院した。子どもの心の問題にどう向き合えばいいのか。<br>
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− | 精神科医の山登敬之(やまとひろゆき)院長に聞いた。<br>
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− | ◇ ◇<br>
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− | ――春は環境が変わり、子どもたちの心の問題が生じやすい季節です。<br>
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− | たとえば不登校があります。小学校高学年から中学生の年代では、きっかけや理由が見つからないことも多い。<br>
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− | 原因探しや先の心配は後回しにして、子どもが元気になるまで、ひとまず家でゆっくり休ませましょう。<br>
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− | 親の不安を子どもが感じると、「なんとかしなくては」と余計に心を硬直させてしまいます。<br>
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− | ――小学校低学年でも行きたがらない場合があります。<br>
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− | 入学後、ゴールデンウィーク明けぐらいに目立ちます。無理に行かせようとせず、のんびり休ませてください。<br>
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− | その間に学校と相談し、行きやすい環境を整えることが大切です。<br>
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− | ――思春期には自意識が膨らみ、<br>
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− | 色んな不安も出てきます。<br>
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− | 思春期妄想症という病気があります。<br>
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− | 対人恐怖症の重症型ともいえ、自分の目つきや容姿、体臭などが他人に不快感を与えていて、自分が嫌われていると思い込むものです。<br>
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− | 紛らわしいのは、いじめとの識別で、親も冷静に話を聞く必要があります。<br>
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− | ――医学部がない大学では珍しいクリニックですね。<br>
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− | 明治大学には以前から臨床心理士の養成コースがありました。<br>
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− | 2004年には心理臨床センターができ、年間約3千回の心理カウンセリングもしています。<br>
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− | 通ってくるクライアントに医療との連携が必要な方も多かったことから、臨床心理士・公認心理師と精神科医がよりよい形で治療をする場をつくろうということになったのです。<br>
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− | ――臨床心理士と精神科医の違いは?<br>
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− | 精神科医の頭にはまず病気があります。<br>
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− | 限られた時間で診断し、どんな治療をすべきか判断することが前提となります。<br>
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− | 一方で、臨床心理士は、なぜ健康が損なわれたのか、その人の生活や環境の中から理由を探すところから始めます。<br>
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− | 〔2021年5/7(金) 朝日新聞デジタル(聞き手・服部尚)〕 <br>
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− | '''医学部を持たない明治大が「クリニック」を開設 その狙いとメリットに迫る'''<br>
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− | 医学部のない明治大学に開院する「明治大学子どものこころクリニック」<br>
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− | 明治大学(東京都千代田区)が来年1月、大学内に児童精神科などを備えた診療所「明治大学子どものこころクリニック」を開院する。<br>
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− | 開院は臨床心理学を扱う文学部が中心となった珍しい取り組みで、医療系学部を持たない大学が医療機関を運営するのは異例。<br>
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− | カウンセラーを目指す学生の研修環境を充実させる狙いもあり、同大は「精神科医とカウンセラーが対等の立場で患者に向き合う新たなサービスを提供したい」としている。<br>
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− | ■「聞いたことがない」<br>
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− | クリニックは来年創立140周年を迎える同大の記念事業としてオープンする。<br>
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− | 文学部の特任教授で精神科医の山登(やまと)敬之院長と3人のカウンセラーが治療やカウンセリングを担当。<br>
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− | 診療科目に児童精神科、精神科、心療内科を掲げ、初診は3歳から中学生までを対象とする。<br>
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− | 発達の遅れや不登校、思春期における悩みなど子供たちの心の問題に向き合い、保護者の相談に応じる。<br>
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− | 文部科学省によると、医学部や歯学部を持つ大学は大学設置基準により付属病院を置くこととされている。<br>
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− | 看護師など医療従事者を養成する大学が付属病院をもつケースもあるが、「医療系の学部がないのに診療所を開設している大学は聞いたことがない」(文科省担当者)という。<br>
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− | ■研究機関との連携<br>
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− | クリニックの最大の特徴は同大にある臨床心理学の研究機関との連携だ。<br>
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− | 同大は大学院に平成17年度、日本臨床心理士資格認定協会が認定する「臨床心理士」の養成カリキュラムを開設。<br>
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− | 30年度には大学院と文学部に国家資格「公認心理師」の資格対応カリキュラムを追加し、カウンセラー養成に力を入れてきた。<br>
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− | 学内には16年度に設置された「心理臨床センター」があり、臨床心理学を専門とする教授や資格を持つカウンセラーが一般の人のカウンセリングを行っている。<br>
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− | 一方、クリニックは同センターの「精神科医療部門」と位置づけられ、医師の診療は保険適用。<br>
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− | センターに通う子供たちは相互利用が可能となる。<br>
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− | センター長を務める文学部の伊藤直樹教授は「これまで精神科医療が必要なお子さんには、外部の医療機関を紹介してきたが、情報共有やその後のフォローが難しかった。<br>
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− | 同じ学内にクリニックがあることで、精神科医とカウンセラーが治療方針の検討をともに行える。子供たちの心を第一とした医療の提供を目指したい」と抱負を語る。<br>
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− | ■増える「心の問題」<br>
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− | 心に問題を抱える子供は全国的に増加傾向にある。<br>
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− | 文科省が全国の小中高校などを対象に実施した令和元年度の問題行動・不登校調査によると、不登校の小中学生が前年度より約1万7千人増えて18万1272人になり、過去最多を更新。<br>
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− | 学校に派遣されるスクールカウンセラーの重要性が増している。<br>
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− | 同大でもスクールカウンセラーを目指す学生は多いといい、学内に子供専門の精神科クリニックがあるのは、学生にとっても適した研修環境といえる。<br>
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− | 山登院長は「最近、発達障害と診断される子供が増え、学校の先生も保護者の方も、精神科医が扱う『ADHD(注意欠陥・多動性障害)』などの診断名を多用するようになっているが、子供たちの心は一人一人異なり、学生には子供たちを記号で判断するようになってほしくない。<br>
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− | 学生が、子供の心と向き合うことの大切さを学べるように、医師とカウンセラーが互いの専門性を踏まえ、よく話し合いながら診察にあたるクリニックを作りたい」と話している。<br>
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− | 〔2020年12/24(木) 産経新聞(文化部 篠原那美)〕 <br>
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