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阿室校区活性化対策委員会

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<td>鹿児島県大島郡宇検村湯湾915(宇検村役場内)<br>
 
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〔2017/10/19(木)南海日日新聞〕 <br>
 
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2024年1月8日 (月) 19:09時点における最新版

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阿室校区活性化対策委員会

所在地 鹿児島県大島郡宇検村湯湾915(宇検村役場内)
阿室校区活性化対策委員会
TEL 0997-67-2215
FAX 0997-67-2987

「I・Uターン者と地域との協働の村づくり」 天皇杯の阿室校区、35世帯79人を受け入れ 奄美市で農林水産シンポ ☆
阿室校区活性化対策委員会の取り組みを通じて、農山漁村の協働力の重要性を確認したシンポジウム=20日、奄美市名瀬
「I・Uターン者と地域との協働による村づくり」をテーマにしたシンポジウム(農林水産省、公益財団法人日本農林漁業振興会主催)が20日、鹿児島県奄美市名瀬の集宴会施設であった。
2017年度農林水産祭むらづくり部門で天皇杯を受賞した宇検村の阿室(あむろ)校区活性化対策委員会(後藤恭子代表)の取り組みを踏まえパネルディスカッション。
パネリストは、親子山村留学で招き入れた地域住民と移住者が一体となった協働力を評価し、活動継続と新たな挑戦にも期待した。
同校区は平田(へだ)、阿室、屋鈍(やどん)の3集落で構成。
阿室小中学校の存続が危ぶまれたため、09年に委員会を設立し山村留学の受け入れを開始。
これまでに延べ35世帯79人の移住者を受け入れた。
タンカンなど在来作物振興に加え、パッションフルーツやフィンガーライムといった新規作物も導入し、U・Iターン者の営農支援と首都圏への販売などを進めている。
共同墓地整備や共同売店の運営で、安心して住み続けられる生活基盤の構築も図っている。
パネルディスカッションで後藤委員長は「家族連れの山村留学受け入れで、地域の若返りが図られた。
農産物を活用した商品開発ではIターン者のアイデアが生かせた」と、受け入れのメリットを強調。
宇検村産業振興課の松元五月課長は、「行政の支援策を説明するとともに、阿室校区の取り組みを村内他地域にも波及させたい」と述べた。
大和村国直(くになお)で体験観光を通じた地域振興に取り組むNPO法人「TAMASU」の中村修代表は、観光客誘致による交流人口増の効果も提言。
「地域おこしには世代を超えた力が必要」と語った。
農林水産祭で中央審査委員として天皇杯の選考に携わった合瀬宏毅NHK解説副委員長は「阿室校区では、農業や地域づくりのため移住者や地域住民一人一人に出番、居場所、役割を与えている。
新たな人々を受け入れる上で非常に重要な要素で、人と人のつながりを生み出す」と述べ、地域の協働力の源となっている取り組みを評価した。
シンポジウムには奄美群島内で1次産業や地域振興に取り組む官民の関係者など約200人が出席。
午前中は宇検村で奄美群島農政推進協議会主催の現地視察があり、約40人が阿室校区を訪れた。
〔2018/2/21(水) 奄美の南海日日新聞〕

島の宝守れ 学校存続へ先例地視察 請島住民 鹿児島県瀬戸内町 ☆
阿室校区活性化対策委員会から話を聞く請島住民ら=19日、鹿児島県奄美大島の宇検村屋鈍
鹿児島県瀬戸内町請島の請阿室、池地両集落の区長、委員をはじめ住民有志14人は19日、奄美大島宇検村の阿室校区を訪ね、同校区活性化対策委員会(後藤恭子会長)の取り組みを学んだ。
屋鈍公民館で後藤会長ら委員にPR方法や財源、保護者の就職先など課題も含めて話を聞き、学校存続への意欲を新たにした。
請島の池地小中学校は、児童生徒数の減少で2014年4月から休校していたが、17年4月、2人の児童を迎え、3年ぶりに再開した。
一方、阿室校区活性化対策委員会は阿室小中学校が存続の危機に直面した09年に発足。
親子山村留学の受け入れや地域の農林水産業振興活動を展開し、10年度から8年間で35世帯79人の移住者を受け入れている。
この日の視察では、後藤会長や同委員会アドバイザーの吉永常明さんらが委員会発足の経緯や委員構成、活動内容などを報告。
インターネットでの情報発信が大きな成果につながったことや、住宅不足など現在の課題を説明した。
請島住民は、雇用の確保や校区全体による体制づくりの難しさ、移住者が増えることによる地域行事や伝統文化の乱れなど不安点を質問。
阿室校区の委員は「最初はそのような不安もあり、意見もまとまらなかったが、これまでの移住者は地域行事にも積極的に参加してくれる人ばかり。
活動が3集落の活性化につながっている」などと話した。
池地校の保護者の一人で、池地集落区長の三ノ京浩人さん(53)は「宇検村にこういう活動があること、ネットでのPRに大きな効果があることを学んだ。
不便が好きという都会の人がいるというのも驚いた。
請島には産業がないのが一番の不安材料だが、相談しながら、どう取り組んでいくか考えていきたい」と話した。
〔2017/12/20 南海日日新聞〕

「結い」のむらづくりで天皇杯 農林水産祭、奄美で3番目 宇検村阿室校区 ☆
阿室校区活性化対策委員会が実施したタンカン収穫=2015年2月、平田集落(宇検村提供)
鹿児島県は18日、奄美大島宇検村の阿室(あむろ)校区活性化対策委員会(後藤恭子代表)が2017年度第59回農林水産祭むらづくり部門で天皇杯を受賞すると発表した。
県関係の同部門天皇杯は2000年度の知名町正名字以来で7地区目。奄美関係は1992年度の和泊町国頭むらづくり委員会を含め3地区目。
相互に助け合う「結いの精神」を柱にした取り組みと実績が評価された。
表彰式は11月23日、東京で行われる農林水産祭式典である。
県農村振興課によると、農林水産祭中央審査委員会で「人口減少社会の中で地域住民と移住者との共働による地域再生は全国の条件不利地域におけるむらづくりのモデル事例になり得る」と評価された。
具体的には(1)親子山村留学によるI・Uターン者の増(2)タンカンや島ニンニクなどの地域ぐるみでの生産(3)子育て、伝統文化の継承など校区一体の取り組み―などが認められた。
阿室校区は平田、阿室、屋鈍の3集落からなり現在、人口約220人。
阿室小中学校が存続の危機に直面したのを受け校区全世帯を対象に意向調査を実施し、09年に委員会を立ち上げた。
09年10月に親子山村留学を始め、並行して留学世帯が校区内で生計を立てられるよう地域の農林水産業振興活動を始動させた。
委員会は耕作放棄地を再生してI・Uターン者の営農を支援。
パッションフルーツやオーストラリア原産の果実フィンガーライムなどを新規導入し、生産物を首都圏などに販売している。
水産業に従事して村全体の水産振興に貢献するI・Uターン者もいる。
校区では10年以降の8年間で35世帯79人の移住者を受け入れた。
65歳以上の高齢化率は09年の48.4%から39.8%に低下した。
現在、委員会メンバー41人で、平均年齢47歳。
メンバーの6割はI・Uターン者。
農林水産祭は農水省と日本農林漁業振興会共催で1962年度から続いている。
むらづくり部門は豊かなむらづくり全国表彰事業として79年創設。
同部門天皇杯の都道府県別受賞地区数は鹿児島7、岩手5、山形、大分各3などの順となった。
〔2017/10/19(木)南海日日新聞〕

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