フリースペースえん
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− | ''' | + | '''「共生」実現する場に'''<br> |
− | + | 夢パークで採火式 協力して火起こしに挑戦<br> | |
− | + | 9月5日に幕を下ろした東京2020パラリンピック。<br> | |
− | + | 全国各地の火を東京に集約し、聖火にするための「採火式」が、開会に先立って川崎市内各区で開催された。<br> | |
− | + | 高津区では密を避けるため大々的な告知はせず、会場となった子ども夢パークのイベントの延長として、アットホームな式典が催された。<br> | |
− | + | 「『多様性と調和』という大会のコンセプトを考えた時に、真っ先に浮かんだのが夢パーク」と区役所まちづくり推進部の担当者は話す。<br> | |
− | + | 夢パークは、全国に先駆けて川崎市で制定された「子どもの権利に関する条例」に基づき、2003年に設置された施設。<br> | |
− | + | 「一人ひとりが大事にされ、安心してありのままの自分でいられる場」を掲げる、子どものための遊び場だ。<br> | |
− | + | 自分の責任で自由に遊べることを重んじており、極力禁止事項を作らず、焚火や水遊び、工作などさまざまな体験ができる。<br> | |
− | + | 敷地内に、主に不登校の子どもたちを受け入れる「フリースペースえん」が併設されているのも特徴だ。<br> | |
− | + | 中には発達障害などの診断を受ける子も。<br> | |
− | + | 学校外で多様に育ち、学ぶ場として市内外から小中高生を中心に140人が登録している。<br> | |
− | + | 夢パーク内では、遊びに来た子どもたちが「えん」に通う子どもたちと一緒に遊ぶ姿も日常的にみられるという。<br> | |
− | + | 「やりたい、という気持ちでつながればいい。<br> | |
− | + | 障害の有無ややんちゃに関わらず、みんな一緒に過ごせる場を目指している」と夢パークの友兼大輔所長は話す。<br> | |
− | + | '''隔たりなく、一緒に'''<br> | |
− | + | 8月14日に行われた採火式はパーク内でささやかに告知され、当日は遊びに来ていた親子連れや「えん」の子ら30人が参加。<br> | |
− | + | 摩擦して火を起こす「まいぎり式」の道具などが用意され、子どもたちは協力して種火づくりに挑戦した。<br> | |
+ | 雨天で湿気が多く苦戦する中、ようやく付いた種火は子どもたちの手でランタンとトーチに移され、無事に採火された=写真。<br> | ||
+ | 友兼所長は「子どもたちは隔たりなく一緒になって主体的に挑戦し、火がつかなくても楽しんでいてよかった」と振り返った。<br> | ||
+ | 区の担当者は「共生、多様性の実現につながる自由な式典になった」と手応えを語った。<br> | ||
+ | 〔タウンニュース高津区版 2021年9月10日号〕<br> | ||
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2023年2月22日 (水) 12:49時点における最新版
フリースペースえん
所在地 | 〒213-0033神奈川県川崎市高津区下作延5-30-1 川崎市子ども夢パーク内 |
---|---|
TEL | 044-850-2055 |
FAX | 044-833-7534 |
「共生」実現する場に
夢パークで採火式 協力して火起こしに挑戦
9月5日に幕を下ろした東京2020パラリンピック。
全国各地の火を東京に集約し、聖火にするための「採火式」が、開会に先立って川崎市内各区で開催された。
高津区では密を避けるため大々的な告知はせず、会場となった子ども夢パークのイベントの延長として、アットホームな式典が催された。
「『多様性と調和』という大会のコンセプトを考えた時に、真っ先に浮かんだのが夢パーク」と区役所まちづくり推進部の担当者は話す。
夢パークは、全国に先駆けて川崎市で制定された「子どもの権利に関する条例」に基づき、2003年に設置された施設。
「一人ひとりが大事にされ、安心してありのままの自分でいられる場」を掲げる、子どものための遊び場だ。
自分の責任で自由に遊べることを重んじており、極力禁止事項を作らず、焚火や水遊び、工作などさまざまな体験ができる。
敷地内に、主に不登校の子どもたちを受け入れる「フリースペースえん」が併設されているのも特徴だ。
中には発達障害などの診断を受ける子も。
学校外で多様に育ち、学ぶ場として市内外から小中高生を中心に140人が登録している。
夢パーク内では、遊びに来た子どもたちが「えん」に通う子どもたちと一緒に遊ぶ姿も日常的にみられるという。
「やりたい、という気持ちでつながればいい。
障害の有無ややんちゃに関わらず、みんな一緒に過ごせる場を目指している」と夢パークの友兼大輔所長は話す。
隔たりなく、一緒に
8月14日に行われた採火式はパーク内でささやかに告知され、当日は遊びに来ていた親子連れや「えん」の子ら30人が参加。
摩擦して火を起こす「まいぎり式」の道具などが用意され、子どもたちは協力して種火づくりに挑戦した。
雨天で湿気が多く苦戦する中、ようやく付いた種火は子どもたちの手でランタンとトーチに移され、無事に採火された=写真。
友兼所長は「子どもたちは隔たりなく一緒になって主体的に挑戦し、火がつかなくても楽しんでいてよかった」と振り返った。
区の担当者は「共生、多様性の実現につながる自由な式典になった」と手応えを語った。
〔タウンニュース高津区版 2021年9月10日号〕