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| ==マナ助産院== | | ==マナ助産院== |
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− | '''望まぬ妊娠 24時間対応 神戸の助産院 相談窓口開設へ'''<br>
| + | [[Category:子どもの虐待・兵庫県|まなじょさんいん]] |
− | 思いがけない妊娠や出産に悩む女性を支援するため、神戸市北区のマナ助産院は9月にも、助産師が24時間態勢で母子の相談に乗る面談型窓口を開設する方向で準備を進めていることが10日、分かった。<br>
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− | 開設するのは「小さないのちのドア」。<br>
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− | 助産院に専用出入り口を設け、ドアホンを押すと助産師が迎える。<br>
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− | 望まない妊娠をした女性や母子の健康状態を確認し、必要があれば病院へも同行。陣痛が始まった妊婦には対応しない。<br>
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− | 子どもを育てられないと悩む母親は、児童相談所や特別養子縁組をあっせんする民間団体につなぐ。<br>
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− | 同助産院によると、同様の窓口は全国でも例がないという。<br>
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− | 永原郁子院長(60)は「予期せぬ妊娠や出産は誰にでも起こり得る。困ったときに駆け込んで相談できる場所が必要」と訴える。<br>
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− | 母子の相談窓口を巡っては、NPO法人「こうのとりのゆりかごin関西」(大阪府箕面市)が昨年2月、親が育てられない新生児を匿名で預かる「赤ちゃんポスト」を同助産院に設置する計画を公表。<br>
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− | だが、医師の常駐が難しいため見送り、今年2月に電話相談を始めた。<br>
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− | 「小さな-」は同助産院が独自に開設する。<br>
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− | 同助産院は14日から、開設と運営の資金をインターネット上の「クラウドファンディング」で募る。<br>
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− | 同助産院TEL078・742・3474(田中宏樹)<br>
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− | 〔◆平成30(2018)年5月11日 神戸新聞 朝刊〕 <br>
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− | '''赤ちゃんポスト 「命守れればとの思い」神戸の助産院「面談型」計画/京都'''<br>
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− | 親が育てられない子供を匿名で受け入れる慈恵病院(熊本市)の「こうのとりのゆりかご(赤ちゃんポスト)」の関西での設置を目指すNPO法人は4日、京都大医学部付属病院(京都市左京区)で講演会「名前のない母子をみつめて」を開いた。<br>
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− | 面談型ゆりかごの設置を計画しているマナ助産院(神戸市)の永原郁子院長が「風当たりは強いが、一人でも命を守ることができれば良いと計画は進んでいる」と述べた。<br>
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− | 永原院長は、医師の常駐が必要との神戸市の指導などから母親との接触を前提とした面談型ゆりかご設置を目指す経緯を説明。<br>
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− | 「子供の出自を守る権利や実親の養育の可能性を広げるためにも、匿名で相談、支援できる場所を熊本以外に設置することは大きな意義がある」と語った。<br>
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− | 慈恵病院の蓮田太二理事長や千葉経済大短期大学部の柏木恭典准教授(教育学)も登壇した。<br>
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− | ゆりかごは慈恵病院に2007年5月に設置され、今年3月までに計130人が預けられた。<br>
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− | 蓮田理事長は「預ける人は罪の意識が強い。陣痛がきても『人に知られるくらいなら私は死ぬ』と話す女性もいる」と匿名の大切さを強調。<br>
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− | マナ助産院でのゆりかご設置については「ドイツでは保育施設に置かれている。どうして助産院に設置できないのか」と話した。<br>
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− | NPO法人の理事会・総会もあり、マナ助産院での面談型ゆりかごの設置や24時間態勢の電話相談の開設を目指すことが決まった。<br>
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− | 〔◆平成29(2017)年6月5日 毎日新聞 京都版〕 <br>
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− | '''赤ちゃんポスト:面談型に 神戸の助産院、スタッフ24時間常駐'''<br>
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− | 親が育てられない子どもを匿名で受け入れる「こうのとりのゆりかご(赤ちゃんポスト)」。<br>
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− | 「マナ助産院」(神戸市北区、永原郁子院長)に国内2カ所目が設置される計画が明らかになってから、1カ月になる。<br>
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− | 当初予定していた「ポスト型」は医師不在の問題で一旦先送りされることになり、代替策として24時間態勢でスタッフが対応する「面談型ゆりかご」の検討を始めた。<br>
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− | 早ければ秋にもスタートさせる。<br>
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− | 「ゆりかご」は、2007年に慈恵病院(熊本市)が日本で初めて設置した。病院の一角にある扉を開けて、ベッドに赤ちゃんを置く。<br>
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− | 関西では医師らでつくる団体「[[こうのとりのゆりかご in 関西]]」(大阪府箕面市)が昨年9月、大阪、京都、兵庫各府県での設置を目指して発足。<br>
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− | 今年2月9日の理事会で同助産院での設置を決めた。<br>
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− | しかし、医師がいない助産院での設置は預け入れられた子どもの診療などの面で医師法に抵触する恐れがあることが分かり、対応を検討していた。<br>
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− | 永原院長によると、計画では慈恵病院のポスト型のような子どもだけを受け入れる設備は置かず、助産院のスタッフルームを相談者が24時間訪問できる個室に改装する。<br>
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− | 専用の通り道も設ける。<br>
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− | 新たに産婦人科医と顧問契約を結んで包括的な指示を仰ぐほか、必要な場合は医療機関に搬送する。<br>
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− | 6月に開かれる団体の理事会で承認されれば、電話相談と合わせ9月の開始を目指す。<br>
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− | 完全な匿名性は維持できないが、相談者の状態を把握できるため、「安易な預け入れ」への懸念は減るとみている。<br>
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− | また、同助産院の隣接地を購入し、行き場のない妊婦が出産まで生活ができる施設の建設も検討している。<br>
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− | 永原院長は「今も相談に行こうと考えているお母さんがいるかもしれない。追い詰められている人たちを助けることを諦めるわけにはいかない」と話す。<br>
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− | 神戸市は面談型について「24時間の相談業務に関しては構わない。<br>
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− | ただ、子どもが置いて行かれてしまう場合、児童相談所に連絡する態勢を取ってほしい」としている。<br>
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− | 〔◆平成29(2017)年3月8日 毎日新聞 大阪朝刊〕 <br>
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