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体験者から見た不登校・引きこもり・発達障害の表現ページ

提供: 不登校ウィキ・WikiFutoko | 不登校情報センター
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==体験者から見た不登校・引きこもり・発達障害の表現ページ==
 
==体験者から見た不登校・引きこもり・発達障害の表現ページ==

2021年2月16日 (火) 17:35時点における最新版

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目次

体験者から見た不登校・引きこもり・発達障害の表現ページ

自分が感じた心身の状態、相談や受診をした経験などにより、それぞれの状態・症状、対処方法・療法、専門職・資格者を表現してみました。
これらは学問的な定義や法令に基づく説明ではありません。
カウンセラーや医師や指導員の視点よりも当事者の実感・感想などで、そのぶんバイアスがかかった表現です。
体験者の投稿もお待ちしています。
表現文は不登校情報センターに関わる当事者からの原案を参考に、あまり長くならない範囲で松田武己が書いたものです。
〔 〕内は原案の提示者ですが、文責は松田武己に帰属します。

DV加害

普段はやさしく普通の人なのに、家などで暴力をふるう。
しかし、そのご泣いて謝り、「もう二度としない」と言ったりする。
DV被害者もそれを信じるが同じことを繰り返してしまう。
最近はDV加害者にも手が差し伸べられ相談に乗ってくれたり当事者同士が集うなどもあります。
一人で解決しようとせず、他の人の力を借りることをおすすめします。
〔ひかり、2013年11月〕
DVはドメスティック・バイオレンス。

DV被害

逃げなさい。
なぜか逃げられないことが多いのは、相手が好きなど心理面の理由によります。
しかし、逃げることは相手のためにもなるものです。
そういう相談に乗り、的確に手伝ってくれるところもあります。
希望を持って、一人で抱えこまず、逃げる準備はしておくのが大事です。
〔ひかり、2013年11月〕

SST

ソーシャルスキルトレーニングの略。
クリニックのデイケアやサポートステーションで行われているプログラム。
実生活に現れそうな場面を想定して対応法を練習して身につける趣旨。
練習の場面ではできるけれども実生活でできることは…。
場数を踏む一つです。
〔H・I、2013年12月〕

アルコール依存

(1)代表格の依存症。
いろいろな依存症克服の12ステップのグループはここから分化したものです。
「わかっちゃいるけどやめられない」がアルコール依存など依存症(アディクション)の定義。
ひきこもりもアディクションの一種という人もいるが無理じゃないでしょうか。
〔H.I、2013年11月〕

(2)アルコール依存は病気です。本人の意思で直すことはとても難しいことです。
「お酒を飲んでしまうことは、意志が弱いからだ!」と、本人も周りも責めないでください。
また、お酒を飲むと「もうこれで最後、辞める」、さらに「車を運転しても大丈夫」などと、危ない気持ちになるのも、病気の症状の一つです。
早めにちゃんとした治療が必要です。
治療する施設もありますが、同じ悩みを持つ当事者同士や家族の自助グループもあります。
自分たち家族だけで解決しようとしないで、他人の力も借りて頼ってみるところから治療が始まります。
〔ひかり、2014年2月〕

生き方の問題(いきかたのもんだい)

古代から哲学者を悩ましてきた難問。
引きこもりも家から出て居場所に行ったり、アルバイトができるようになるとこの問題にぶつかる。
このままいけばいいのか、どう生きていくのかをふと考えたときにこの問題にぶつかる。
回答がわかる(わかったつもり)の人がいたら聞いてみたいもんだ。
〔H.I、2013年11月〕

依存症(いぞんしょう)

精神世界において数学的な方程式は当てはまらないとは思うのだが、独自の考え方で当てはめてみると、
「時間」×「量」=「依存症」
と想像できる。
依存になる対象物やことがあるとすると、
「その対象物に関わっている時間」×「対象物を使用している量」=
「依存症」またはそれにまつわる診断名。
対象物をタバコや酒に置き換えてみるとわかりやすいと思う。
ここに引きこもりや不登校(物ではなくて事)を当てはめるとどうなるだろうか?
〔TONO、2013年12月〕

イメージ療法

講師の誘導に従って腹式呼吸法からリラックス状態にはいり、脳裏にイメージを浮かべる療法。
家で自分ひとり行うよりも、グループで講師に誘導してもらうほうが入りやすい。
〔H.I、2013年12月〕

うつ病

単なる気持ちの落ち込みではなく病気です。
症状は主に「死にたい」という気持ちが強まる(何もかも自分が悪いと思う)。
がんばって無理をして起こる病気で、本人は「がんばらなければ…」と思っている場合が多いのです。
周りの人が「がんばれ」「元気を出して!」と励ますと危険なことになります。
病院に行ったほうがいいのですが、本人は行きたがらないことが多い。
家族など周囲の人が対応を相談するだけでも違うことがあります。
〔ひかり、2013年11月〕

嘔吐(おうと)

摂食障害による嘔吐がテレビなどで描かれていますが、あれはフィクションです。
現実は「吐くぞ!と強い意志を持ち、苦しみに耐えながら嘔吐します。
自傷行為の要素も含まれているようです。
大量に食べたぶん、吐く量も半端ではなくトイレが詰まったりして処理に困ることもあります。
鼻水と涙で顔はグチャグチャ、服はドロドロ、床はメチャクチャ…。
それが毎日続きます。
なかには吐いて「うらやましい」と思い、真似をしようとする人もいますが、そのぶん回復は困難になります。
真似はしないほうがいいでしょう。
〔ひかり、2013年12月〕

親子関係(おやこかんけい)

子ども側から見ると、いくつかのステージに分かれています。
①、自分の引きこもり問題を親子関係とはみなしている。
②、問題を親子関係と結びつけ、親を攻める段階。
③、親を攻めるのに飽きてくる段階。
④、自分の親もしょせんはそのへんのおじさん、おばさんと変わらないと気づき親から離れる段階。
〔H.I、2013年12月〕

カウンセリング

様々な種類のカウンセリングがある。
トラウマのある人の心の傷を癒す、傾聴により本人が問題を整理するなど。
自己肯定感を高めるのが目的だが、カウンセリングではできないこともある。
就職できない、職場に適応できないなどは新しい視点での支援が必要になっているのではないか。
〔H.I、2013年12月〕

学習支援(がくしゅうしえん)

不登校になると勉強に遅れがちにもなる。
学校に復帰したときや学校に行けないままの子どもに対して行うのが学習支援。
「何のために勉強するのかわからない」という根本的な疑問から不登校になっている生徒もいる。
〔H.I、2013年12月〕

家庭内暴力(かていないぼうりょく)

子どもが家具を壊したり、壁に穴を開けたりすることです。
でも初めのうちは壊れても支障がないものでした。
それがだんだん高じて親への暴力になり、主に母親に向かいます。
子どもには状態をわかってくれようとしないもどかしさや残念さが暴力になることが多いのです。

家庭教師(かていきょうし)

小学生・中学生が不登校になると家庭教師の役割は違ってくる。
勉強を教える・一緒にするだけでなく話し相手になることが多い。
勉強で教える名目で訪問し、主に話し相手になる役割は大きいと思う。
〔H.I、2013年12月〕

共依存(きょういぞん)

「この人は私がいないとダメ」と思い込みがある人は要注意。
近しい相手が困っている場合に「私が助けてあげなくては」との思いになります。
だいたい相手は思うように動かず、ときには嫌がったりする。
助けようとする人は、気づいていないが相手を思い通りに動かそうとしていることが多い。
相手のためと思っているが、相手を助けることで自分の価値を見出そうとしている。
相手は嫌がったり反発しながら、その人に頼り、一人で生きる力がつかなくなります。
両者が絶妙なブロックのように組み合わさっている状態です。
親子・恋人・夫婦などの共依存関係は、解決がかなり難しい。
それでいながらどちらも苦しく、この状態から逃れたいと願っているのです。
〔ひかり、2013年11月〕

強迫神経症(きょうはくしんけいしょう)

いまは強迫性障害とも呼ばれる。
治療法としては認知行動療法があるので、病院に行くのもいいかも。
精神科医師ならだれでも認知行動療法に長けているわけではない。
他に森田療法があり、こちらは自助グループ「生活の発見会」がある。
合う人もいるし、合わない人もいるので、本で読んだり実際に行ってみて、自分で確かめることが大事。
〔ひかり、2013年12月〕

倦怠感(けんたいかん)

体がだるいこと。
病気になった以外で学校に行きたくない、仕事に行きたくない、引きこもりや弱者の居場所に行きたくないなど、原因がどこにあるのかわからないときもある。
心と体があまりやる気のない様。
〔TONO、2013年12月〕

行動療法(こうどうりょうほう)

苦手な行為や場所があるときに、徐々に慣らしていく方法。
弱い刺激から慣らしてより強い刺激にも慣れるようにする。
しかし電車に乗れないでいた人が好きな歌手のコンサートに行くために電車に乗れたという例もある。
〔H.I、2013年12月〕

自助グループ(じじょぐるーぷ)

治療者の治療・支援とは別に同じ問題をもつ人たちでつくるグループ。
アルコール依存症のA.A、薬物依存症のN,A、ギャンブル依存症のG.Aなどが代表例です。
薬物療法やカウンセリングにはない有効性があります。
〔H.I、2013年12月〕

集団適応(しゅうだんてきおう)

小学生・中学生などが学級集団になじめない・入りにくがっている状態をさす。
成人になっても社会集団に入れない人もいる。

12ステッププログラム

「神」などということばは出てきますが、決して宗教団体ではないので、ご安心ください。
強制や強要もされません。
〔ひかり、2013年12月〕

出勤拒否(しゅっきんきょひ)

会社、仕事現場に行かなくてはいけないのに行くことができない様。
行こうと思っても体が動かず、家から出られない。家から出ても仕事にいけない。
登校拒否の別の形、発展形、延長形。
〔TOMO、2013年11月〕

自律訓練法(じりつくんれんほう)

リラックスするための療法。
腕が重たく感じる、手が暖かくなるなど、暗示をかけて心身をリラックスさせる訓練法。
半年ほど挑戦したが上手くいかず挫折した。 〔K.N、2013年12月〕

心因性頻尿(しんいんせいひんにょう)

身体には何も異常がないのに何度もトイレに行きたくなる症状。
学校などでは授業や行事のたびに思い悩む。
原因はストレスなど心にあるらしいが、「気にしなくてもいい」と言われるだけでは、なかなか治らない。
ほとんど出ないのに何度もトイレに行く自分に落胆する。
人から変な目で見られていると心配になる。
毎回、事前にトイレに行っておくのにもう疲れた、など。
当事者同士が語れる場があれば、治療につながるのではないかと思う。
〔ひかり、2014年1月〕

神経症(しんけいしょう)

不安対象がなくても漠然とした不安におそわれる。
もちろん対象があれば不安になる。
たとえば電車に不安があって乗れなくなるなど。
〔K.N、2013年12月〕

摂食障害(せっしょくしょうがい)

精神的な理由で食べられない(拒食)・食べ過ぎてしまう(過食)症状。
拒食、過食ともに「心の穴を塞ぎたい」、その塞ぐものが食べ物です。
「物事が上手くいかない」、「今までのやり方が通用しなくなった」とき、ダイエットなどで、「食べなかったぶんだけ体重計の数字が減る!」という成果を見ることができます。
自分の思い通りにできるものが見つかり、それにすがり生きる方法です。
止められないのは生きる目標が見えなくなるからです。
拒食の理由には体型をよくしたいにも関係しますが生きる目標がいちばん。
〔ひかり、2013年12月〕

摂食障害(せっしょくしょうがい)

主に拒食症と過食症の2つに分けられます。
自分の体型を気にして食べ物に執着、それがエスカレートして、本人もコントロールできず逆に食べ物に振り回されることです。
「止めればいいいじゃん!!」という人もいますが、「止めたくても止められない!!」とすごくつらい毎日を送っています。
理解は出来なくても、頭の片隅においてほしいです。
〔ひかり、2013年12月〕

対人恐怖(たいじんきょうふ)

引きこもりの主な原因のひとつ。
家族のように親しい人や、逆に一度しか会わないような人とは普通にコミュニケーションができる。
その中間の「中途半端に親しい人」とはコミュニケーションをとるのが難しい。
「これからも付き合っていかなくてはいけない人」との関係の持ち方に困難を感じている。
最近の“引きこもり界”のブームは発達障害系のエネルギーのある人の押され気味である。
〔H.I、2013年12月〕

デイケア

主に精神科・心療内科で行われる。
「生活リズムを整えたい」「人間関係を学びたい」などの理由や目的で集まります。
その人たちで一緒にプログラムを行います。
人間関係の対処法、パソコンを学ぶ、絵画・手芸・書道・コーラス・調理・物づくり・スポーツ・楽器演奏などがプログラムになります。
〔ひかり、2013年12月〕

転校(てんこう)

転校や引越しで不登校になることがあります。
環境、常識、価値観、言葉(方言)などの地域性の違いで、本人が普通に言ったり、したことで周りから非難を浴びてしまうことがあるからです。
しかし、それは本人が悪いわけではなく、環境が変わったことによるものです。
自分の意思で転校したわけではない不条理ななかで、周囲のやり方に合わせられない、がんばっても上手くいかない、やり方がわからないことはたくさんあります。
そうしたとき引っ越した地域のカウンセリングや不登校の集まりではなく、引っ越す前の地域のカウンセリングや不登校の集まりに定期的に参加することをおすすめします。
同じような常識や価値観で話せる人がいるだけで受け入れる心ができてくると思います。
引っ越した地域が遠ければたいへんかもしれませんが、孤独な土地で何とかしようとするよりも、長い目で見たときにはそっちが早いことがあります。
〔ひかり、2014年2月〕

トラウマ

英語でtrauma、心的外傷。
経験や体験が個人的に与える悪い影響、心に残る悪い出来事。
これが元で食べられないものがあったり、行けない場所ができたり、人に会えなくなったりする。
〔TONO、2013年11月〕
心的外傷というが自分がいちばん苦しい時期に時空を超え、一気に引き戻されるやっかいきわまりないもの。
五感、とくに臭いや味から来ることもあるので要注意。
〔ふくろう、2013年11月〕

非行(ひこう)

非行少年は問題行動を起こすものの、仲間同士の結束が固く、引きこもりにとってはうらやましい面も多い。
非行少年と引きこもりが友達になったりすると、お互いに持っていない面に気づき化学反応のようなことを起こすこともある。
〔H.I、2013年12月〕
特徴は、群れる、一人ではできない、面子にこだわる。
〔S、2013年12月〕

不登校(ふとうこう)

学校に行けないことの意味だが、こじれると引きこもりにつながる。
学齢期には成人以降とは違い、出かけられる先も多くできてきたので、行ってみよう。
回復できる可能性は高いが「若いうちに何とかしなくちゃ!」とあせるのは逆効果である。
〔H.I、2013年12月〕

不登校者の家族(ふとうこうしゃのかぞく)

子どもが不登校になっている家族。
よく言えば仕事、家事に追われていることが多い、悪く言えば子どものいうことを聞こうとしていない。
暴力、言動により無理やり“学校に行かせる”非人間。
こうなってしまったら子どもにとっては親ではなく敵になる。
〔ふくろう、2013年11月〕

不眠(ふみん)

主に眠りたいのに眠れないという症状。
周りの人が想像するよりもつらい。
睡眠薬を使用する人もいるが、表面的に改善してもクスリに依存するようになることも多い。
不眠は“心の悲鳴・メッセージ”です。
心の声を聞いてあげ、不眠になることも含めて自分を責めないことが大切。
自分を許すことが不眠を治す第一歩。
〔ひかり、2013年12月〕

リラックスできない

人はリラックス状態になってはじめて、今まで緊張状態にいたことがわかるものです。
引きこもりのなかには今までの人生で一度もリラックスした経験がないと思われる人もいるのです。
そう思いつつ緊張とリラックスを感じるようにしてみてください。
〔H.I、2013年12月〕
気持ちが常に緊張状態、自己防衛体制に入っていること。とても疲れる。
            

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