斜弱視の会について
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2018年12月2日 (日) 14:49時点における最新版
斜弱視の会について
1997年、リクルートから発行されていた『じゃマール』に斜弱視の会というのが紹介されていました。
それを載せた人に手紙を書き、返事をもらいました。
最初に送った手紙はありませんが後のもの2通があります。
*⇒眼科的な検査依頼(1995年12月)
(1)Yさんからの手紙(1997年5月)
お手紙ありがとうございました。
私は老若男女すべての同病に悩む人たちと情報交換できたらと思っております。
そうは言っても、今のところ、『じゃマール』をたまたま見てくれた人に限られますが、他の難病のように、“斜弱視の会”なるものがあったら、どんなに心強くとなれるだろうと思うのです。
なぜなら目が寄っている人は、周りにそう居ないし、こんな病名がある事すら知られてないようです。
それで私も松田様のような体験をよくします。
自分の外れた視線を追うように相手がいぶかしげに確認しようとするのですね。
やはり、さらなる自覚をする事になります。
この病が医師会で取りあげられないのは残念ですね。
Dr.も忙しいのでしょうけれども、特に日本は患者と同じ土俵で考える医者が少ない、偉い人なのか?
あと、私も単眼で距離感をつかんでいます。
きっと両眼視出来る人のそれとは違うのでしょうけども、幼少の頃から片目で見ているので、もうそういうものとして慣れてしまっているようです。
これで車の運転もしてるのですが、さらに立体的に物が見えるというのはどういう事なのか、想像する以外に仕方ない。
私は、左目が遠視、右目が近視で、今、凸と凹のレンズ(メガネは家で、コンタクトは外で)を用いて、無理にでも両眼使ってますが、それぞれの像が脳で一つにならず、2つ物が見えてます。
これで様子を見る事になってますが、他に手術した方や、自ら医療関係の仕事に就いた同病の方もいます。
斜視にもいろいろあるので、人の方法が自分にも向くとは限りませんが、皆で声をかけ合っていきたいですね。
どうかよろしくお願い致します。
(2)Yさんへの手紙(1997年6月7日)
お手紙を受け取りました。
“斜弱視の会”で、何人かからお返事があったようで、他の方からはどんな返事が来たのか知りたいですね。
私は距離感の問題と社会的な不都合の二つの点を知りたいと思います。
また治療方法もたぶん奥深い話になる気がします。
少し話しが変わりますが、私は色弱があります。
これは実際には社会生活上、ほとんど影響はないのですが、資格試験とか、入学試験では除外する例がいっぱいありました。
数年前に眼科医が色弱についてはこんなに社会的に規制されることはない、といって特に学校での色弱の検査を無用として発表されたことがあり、実は社会的な規制は徐々に解消されつつあります。
色弱は検査をしなければ本人にもわからないことがあります(全色盲は別かもしれませんが)。
しかし、斜視は検査がなくてもわかります。
案外、社会的な規制、社会的な不都合はこちらの方が多いのかもしれません。
私は、自分で忘れていることが多くて、そういう不都合を感じたことはないのですが、他の方はどうでしょうね。
容姿が気になる女性の方にはハンディやストレスが多いのかもしれませんね。
私が気になるのは子どもに接する場合と、大昔に書いた履歴書に〈斜視・色弱〉が、入社試験から返されたとき、赤でアンダーラインが引かれていたことだけです。
ところで、もしかしたら私の誤解かもしれませんが。
私は弱視と斜視の両方を持つ人を想定していたのですが、「斜弱視」というのは一つの病名なんでしょうか。
「弱視のある斜視」というのであれば私も該当します。
弱視の人はいっぱいいますから、ポイントは斜視ではないでしょうか。
斜視または斜弱視と考えた方がいいように思います。
他の方からのお返事をコピーして送ってもらえると嬉しいです(会報という名前にして?)。
もちろん私の返事も他の方に見せていただいて構いません。
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