横浜市学校生活あんしんダイヤル
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− | + | 東電福島第1原発事故後に市内に自主避難した児童がいじめを受けていた問題を踏まえ、市は再発防止策の一つとして5月から新たに「学校生活あんしんダイヤル」<br> | |
+ | (【電話】045・663・1370)を開設した。<br> | ||
'''迅速解決めざす'''<br> | '''迅速解決めざす'''<br> | ||
市は、今回の事案に関し、横浜市いじめ問題専門委員会の調査報告書や児童の保護者と代理人からの要望事項などを受け、再発防止への課題を検討してきた。<br> | 市は、今回の事案に関し、横浜市いじめ問題専門委員会の調査報告書や児童の保護者と代理人からの要望事項などを受け、再発防止への課題を検討してきた。<br> | ||
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〔タウンニュース横浜 青葉区版2017年6月22日号〕 <br> | 〔タウンニュース横浜 青葉区版2017年6月22日号〕 <br> | ||
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2023年2月24日 (金) 14:34時点における最新版
横浜市学校生活あんしんダイヤル
所在地 | 神奈川県横浜市 |
---|---|
TEL | 045・663・1370 |
FAX |
いじめ相談で新窓口 学校通さず専門職が対応
東電福島第1原発事故後に市内に自主避難した児童がいじめを受けていた問題を踏まえ、市は再発防止策の一つとして5月から新たに「学校生活あんしんダイヤル」
(【電話】045・663・1370)を開設した。
迅速解決めざす
市は、今回の事案に関し、横浜市いじめ問題専門委員会の調査報告書や児童の保護者と代理人からの要望事項などを受け、再発防止への課題を検討してきた。
この中で、いじめ事案について学校に相談しても解決しない場合や、学校がいじめ調査の対応を十分に行わないといった場合に、児童生徒や保護者が学校を経由せずに相談できる専用窓口の設置が求められていた。
また、いじめの中には学校や教育委員会だけでは解決できない問題もあり、社会福祉の専門職であるスクールソーシャルワーカー(SSW)などのより積極的な活用が課題とされていた。
新たに設置された「学校生活あんしんダイヤル」は、学校外の相談窓口としてSSWが直接対応する点で他の相談ダイヤルと異なる。
いじめ状況の改善のほか、例えば「学校で使う道具が買えない。仲間外れやいじめにあいそうで心配」「不登校状態が続いていて、学校からは『様子を見ましょう』と言われているがとても心配」などの相談が想定されている。
これら受けた相談は、その日の内に教育委員会の統括SSWと対応を協議し、各学校教育事務所に連絡。
翌開設日には担当SSWから相談者に連絡を入れ、より迅速な問題解決をめざす。
市教委は「関係機関と連携して解決にあたっていくSSWが一緒に考え、実行していく体制」と話している。
受付時間に課題も
「学校生活あんしんダイヤル」は、各学校教育事務所のSSWによる輪番制で、受付時間は火・水・木・金の午前9時から正午、午後1時から4時。
受付時間は日中のみで、土・日・月は休みだ。
この時間外は留守番電話で対応するほか、24時間受付している「いじめ110番」を案内し、連絡先を残せば翌営業日に担当SSWから相談者へ連絡を入れることになっている。
新窓口について、不登校や引きこもりの青少年の相談・援助に取り組むNPO法人青少年育成開発協会の山本弘明理事長は「SSWへの相談は子どもたちへのアドバイスとして一定の効果はある」としつつ、「いじめの根本的な解決には専門的な知識と経験が必要で、相談受付後の動きが重要だ」と話す。
また「不安を抱えるこどもたちは夜の対応が大切」と夜間受付の必要性を指摘する。
市教委は、夏休み前をめどに小中学校の児童生徒に対し電話番号カードを配布するなどし、同ダイヤルの存在を周知していく方針。
受付時間については「状況を見極め、今後の課題としたい」と話している。
〔タウンニュース横浜 青葉区版2017年6月22日号〕