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Center:高卒なのに「高校生活を取り戻したい」

提供: 不登校ウィキ・WikiFutoko | 不登校情報センター
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==高卒なのに「高校生活を取り戻したい」==
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〔質問〕<br>
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===高校時代の生活に充足感がない現われ===
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〔質問107〕'''高卒なのに「高校生活を取り戻したい」という'''<br>
 
昨年春に高校を卒業し、大学入学をした娘が休学になり「高校生活を取り戻したい」といっています。<br>
 
昨年春に高校を卒業し、大学入学をした娘が休学になり「高校生活を取り戻したい」といっています。<br>
 
成績は悪くはなかったのですが、どういうことですか。<br>
 
成績は悪くはなかったのですが、どういうことですか。<br>
  
〔お答え〕<br>
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〔お答え107〕'''高校時代の生活に充足感がない現われ'''<br>
中学・高校時代に自分の“ここ”というところを同級生などから認められた体験がないと、学校生活全体に充実感を得ないまま終わったという感覚になる人がいます。<br>
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中学・高校時代に自分の“ここ”というところを同級生などから認められた体験がないと、<br>
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学校生活全体に充実感を得ないまま終わったという感覚になる人がいます。<br>
 
それが「高校生活を取り戻したい」と表現されるものです。女性に多いと思います。<br>
 
それが「高校生活を取り戻したい」と表現されるものです。女性に多いと思います。<br>
成績がよくても、運動が得意でも、スタイルがよくても、工作がうまくても、自分の密かに思っている(ときには意識しないでいる)ピンポイントのところに触れた評価でないと自分的には不満足感が残るのです。<br>
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成績がよくても、運動が得意でも、スタイルがよくても、工作がうまくても、<br>
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自分の密かに思っている(ときには意識しないでいる)ピンポイントのところに触れた評価でないと自分的には不満足感が残るのです。<br>
 
対応は、“人間として生きていっていいのだ”という自己肯定感を身につけることが基本目標になります。<br>
 
対応は、“人間として生きていっていいのだ”という自己肯定感を身につけることが基本目標になります。<br>
 
一般には母親に依存的行為をすることが多いのです。<br>
 
一般には母親に依存的行為をすることが多いのです。<br>
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その人たちは不全感をとりもどす体験をしたのでしょう。 <br>
 
その人たちは不全感をとりもどす体験をしたのでしょう。 <br>
 
〔2010年3月〕<br>
 
〔2010年3月〕<br>
[[Category:相談の実例・高校生と20歳未満|005]]
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'''回答者と所属団体'''<br>
[[Category:自己肯定感]]
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[[松田武己]]・[[不登校情報センター相談室]]
[[Category:高校卒業]]
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[[Category:松田武己さんの回答|107]]
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[[Category:高校生活を取り戻すの質問1|107]]
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[[Category:依存の質問|107]]
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[[Category:不全感の質問|107]]
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[[Category:不登校・引きこもり質問コーナー|201003]]
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[[Category:質問と回答・当事者の状態|こうそつなのにこうこうせいかつをとりもどしたい]]
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[[Category:質問と回答・家族関係・人間関係|こうそつなのにこうこうせいかつをとりもどしたい]]
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[[Category:質問と回答・社会参加・支援団体|こうそつなのにこうこうせいかつをとりもどしたい]]

2017年7月16日 (日) 17:37時点における最新版

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高校時代の生活に充足感がない現われ

〔質問107〕高卒なのに「高校生活を取り戻したい」という
昨年春に高校を卒業し、大学入学をした娘が休学になり「高校生活を取り戻したい」といっています。
成績は悪くはなかったのですが、どういうことですか。

〔お答え107〕高校時代の生活に充足感がない現われ
中学・高校時代に自分の“ここ”というところを同級生などから認められた体験がないと、
学校生活全体に充実感を得ないまま終わったという感覚になる人がいます。
それが「高校生活を取り戻したい」と表現されるものです。女性に多いと思います。
成績がよくても、運動が得意でも、スタイルがよくても、工作がうまくても、
自分の密かに思っている(ときには意識しないでいる)ピンポイントのところに触れた評価でないと自分的には不満足感が残るのです。
対応は、“人間として生きていっていいのだ”という自己肯定感を身につけることが基本目標になります。
一般には母親に依存的行為をすることが多いのです。
意識していないのですが、それを求める振る舞いです。
受けとめながら育てることです。
親子2人だけでは難しいので親身に相談できる人の協力が要ります。
2人だけでは親子密着の依存関係になります。
対応の別の面は、同世代の人と関わる条件をつくることです。
娘さんには大学がそうならないのは、まだ人間関係をつくり維持する条件がないからです。
リラックスして同世代の人と関われる場があればいいです。
以前に大学予備校で互いに不登校体験を語り合えてよかったという本人の話を読んだ記憶があります。
その人たちは不全感をとりもどす体験をしたのでしょう。
〔2010年3月〕

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松田武己不登校情報センター相談室

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