お答え:市長宛に手紙、対応は学校以外の支援者にー松田武己
(→市長宛に手紙、対応は学校以外の支援者に) |
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− | + | 東海地域在住のお母さんから。<br>中学の女子が「死んでしまえ」みたいなことを言われて半年前から不登校になっています。<br> | |
学級担任にいうと「男の子にありがちなこと」「なぜ学校に来ないんでしょうね」という反応です。<br> | 学級担任にいうと「男の子にありがちなこと」「なぜ学校に来ないんでしょうね」という反応です。<br> | ||
教頭にいうと笑いながら「あまり気にしなくても…」と対応しません。<br> | 教頭にいうと笑いながら「あまり気にしなくても…」と対応しません。<br> | ||
子どもは学校に行けないのに…。どうすればいいのでしょうか。<br> | 子どもは学校に行けないのに…。どうすればいいのでしょうか。<br> | ||
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残念ながらこのような教師を疑いたくなる“教育公務員”はいるものです。<br> | 残念ながらこのような教師を疑いたくなる“教育公務員”はいるものです。<br> | ||
いじめや不登校についてはほとんどわからないのです。<br> | いじめや不登校についてはほとんどわからないのです。<br> | ||
− | + | (1)市長あてに経過をできるだけ詳しく書いた手紙を送りましょう。<br> | |
学校管理者として対応をするように要請する趣旨です。手紙はコピーしておきます。<br> | 学校管理者として対応をするように要請する趣旨です。手紙はコピーしておきます。<br> | ||
− | + | このようないじめを理解できない・弱い立場の人に強く出る教師は、上からの指示に弱いものです。<br> | |
− | + | 市長は直接には何もしないかもしれませんが、教育委員会か校長に対処するように伝えます。<br> | |
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しかし本心は変わらないと考えてください。<br> | しかし本心は変わらないと考えてください。<br> | ||
(2)これにより子どもが学校に行くようになることはほとんどありません。<br> | (2)これにより子どもが学校に行くようになることはほとんどありません。<br> | ||
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親が自分の状態を理解し、できるだけのことはしているのは理解できます。<br> | 親が自分の状態を理解し、できるだけのことはしているのは理解できます。<br> | ||
これが重要です。<br> | これが重要です。<br> | ||
(3)子どもの不登校状態には学校以外の支援者をさがします。<br> | (3)子どもの不登校状態には学校以外の支援者をさがします。<br> | ||
+ | フリースクール、学習塾、家庭教師などです。<br> | ||
学校復帰を中心にするのではなく、学習面、対人関係面を含めていまの状態から子どもを育てていくつもりです。<br> | 学校復帰を中心にするのではなく、学習面、対人関係面を含めていまの状態から子どもを育てていくつもりです。<br> | ||
より頻繁に相談できる相談室や親の会につながるといいでしょう。<br> | より頻繁に相談できる相談室や親の会につながるといいでしょう。<br> | ||
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2013年10月26日 (土) 09:06時点における版
市長宛に手紙、対応は学校以外の支援者に
〔質問076〕“いじめ”不登校を学校が無視
東海地域在住のお母さんから。
中学の女子が「死んでしまえ」みたいなことを言われて半年前から不登校になっています。
学級担任にいうと「男の子にありがちなこと」「なぜ学校に来ないんでしょうね」という反応です。
教頭にいうと笑いながら「あまり気にしなくても…」と対応しません。
子どもは学校に行けないのに…。どうすればいいのでしょうか。
〔お答え076〕市長宛に手紙、相談は学校以外の支援者に
残念ながらこのような教師を疑いたくなる“教育公務員”はいるものです。
いじめや不登校についてはほとんどわからないのです。
(1)市長あてに経過をできるだけ詳しく書いた手紙を送りましょう。
学校管理者として対応をするように要請する趣旨です。手紙はコピーしておきます。
このようないじめを理解できない・弱い立場の人に強く出る教師は、上からの指示に弱いものです。
市長は直接には何もしないかもしれませんが、教育委員会か校長に対処するように伝えます。
そうすると教頭や担任は手のひらを返したような態度になります。
しかし本心は変わらないと考えてください。
(2)これにより子どもが学校に行くようになることはほとんどありません。
子どもには教師が上辺だけ変えているのはお見通しなのです。
親が自分の状態を理解し、できるだけのことはしているのは理解できます。
これが重要です。
(3)子どもの不登校状態には学校以外の支援者をさがします。
フリースクール、学習塾、家庭教師などです。
学校復帰を中心にするのではなく、学習面、対人関係面を含めていまの状態から子どもを育てていくつもりです。
より頻繁に相談できる相談室や親の会につながるといいでしょう。
〔2010年3月〕
回答者と所属団体
松田武己・不登校情報センター相談室