鶴山塾
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+ | 昭和50年代、校内暴力や少年非行、登校拒否などが社会問題となり、津山市も同じ課題を抱えていました。<br> | ||
+ | 市は、「街づくりは人づくりから」という考えのもと、行政・保護者・教育関係者・ボランティアが一体となり、悩みを持つ子どもや保護者の相談の場、学校に行くのがしんどい子どもの居場所として、津山市教育相談センター「鶴山塾」を開塾しました。<br> | ||
+ | 以来、鶴山塾では、安心して過ごせる「こころの居場所」として、子どもの思いに寄り添い、理解しようとする姿勢を大切に、相談・助言・支援を続けています。<br> | ||
+ | ◇相談員との信頼関係<br> | ||
+ | 相談員は、まず、悩みを持つ子どものあるがままの状態を受け入れます。<br> | ||
+ | 子どもとの関係づくりの時間を大切にし、信頼関係を築けるように努力しています。<br> | ||
+ | そうする中で、子どもたちは次第に心の中にある不安や悩みを少しずつ話していけるようになります。<br> | ||
+ | 相談員と一緒に今後のことを考えていけるようになり、自分の足で前に踏み出す力を身に付けていきます。<br> | ||
+ | ◇鶴山塾の移転<br> | ||
+ | 鶴山塾は昭和59年10月に津山城跡の敷地内に開塾し、35年にわたり活動してきました。<br> | ||
+ | 施設全体の老朽化などにより、令和2年3月に鶴山幼稚園跡地(小田中)に移転しました。<br> | ||
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+ | 体験の幅を広げるため、ボランティアの皆さんと一緒に、農園で野菜作りをし、収穫した野菜で昼食を作る活動を行っています。<br> | ||
+ | 台所で一緒に調理したり配膳したりすることで、「孤食」になりがちな子どもたちにも、会話をしながら食事をする温かさを感じてほしいと思っています。<br> | ||
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+ | 平成29年1月に締結した「津山圏域定住自立圏の形成に関する協定」により、津山圏域(鏡野町・久米南町・勝央町・美咲町・奈義町)の5町在住の児童生徒も通うことができるようになりました。<br> | ||
+ | 各町の教育委員会や学校と連携を取りながら、通塾生の受け入れを行っています。<br> | ||
+ | ■鶴山塾の活動内容◇教育相談活動<br> | ||
+ | 悩みを持つ子どもや保護者からの電話相談・面談を受けています。<br> | ||
+ | また、主に小・中学校の通塾支援や訪問支援をしています。さらに、特別相談員(臨床心理士)による学校訪問も行っています。<br> | ||
+ | ◇啓発活動<br> | ||
+ | 講演会や研修会などの開催や、機関紙の発行などを行っています。<br> | ||
+ | ◇学校・各関係機関との連携<br> | ||
+ | 学校や病院、地域の人、その他の相談機関から鶴山塾を紹介され、相談に訪れるケースがあります。<br> | ||
+ | 相談を受けた後、継続した支援を行うために、学校や関係機関との情報交換や支援者会議を開催しています。<br> | ||
+ | 学校や友だちのこと、家族のことで悩んでいませんか?<br> | ||
+ | 先生や家族に分かって欲しいことを言えずにいませんか?<br> | ||
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+ | ひとりで悩まないで、鶴山塾へ気軽に相談してください<br> | ||
+ | 一緒に考えていきます<br> | ||
+ | ■開塾40周年記念大会<br> | ||
+ | 日時:10月26日(土)午後1時~<br> | ||
+ | 場所:勝北文化センター(新野東)<br> | ||
+ | 内容:記念講演、事例報告<br> | ||
+ | 演題:「その子らしさ」を大切にするために、周りの大人ができること<br> | ||
+ | 講師:髙山恵子さん(希望ヶ丘ホスピタル医師)<br> | ||
+ | 定員:300人(先着順)<br> | ||
+ | 申込方法:電子申請か、(1)名前(2)所属(団体の場合)(3)電話番号を電話かファクスで申し込む<br> | ||
+ | 申込期限:10月18日(金)<br> | ||
+ | ■鶴山塾ボランティア「とまり木」<br> | ||
+ | 鶴山塾では、相談員だけでなく、市民ボランティアの皆さんが、地域の大人として、さまざまな形で子どもたちと触れ合っています。<br> | ||
+ | 鶴山塾の活動を理解し、一緒に子どもたちを支援するボランティアを募集しています。<br> | ||
+ | ◇主な活動<br> | ||
+ | ・農園での野菜の植え付けや収穫作業<br> | ||
+ | ・会員それぞれの特技や趣味を生かした活動<br> | ||
+ | ・学期に1回「とまり木通信」として、活動の様子を会員に発信<br> | ||
+ | ・塾の行事への参加・手伝い など<br> | ||
+ | 通塾生たちは、「とまり木」の皆さんと一緒に活動することで、五感を使い、生活の知恵を身に付けるだけでなく、集団での人との関わり方を学ぶ機会にもなり、貴重な時間を過ごしています。<br> | ||
+ | ・鶴山塾ボランティア「とまり木」竹内ちずかさん<br> | ||
+ | 開塾当時、多くの市民の皆さんが塾を応援したいと、ボランティアとして参加しました。私もその一人で、当時42歳でした。<br> | ||
+ | とまり木の取り組みとして、まず、バザーを企画しました。ボランティアの活動を通じ横のつながりができ、楽しかったことを思い出します。<br> | ||
+ | 農園での野菜作りは、みんなが触れ合える良い場となっています。<br> | ||
+ | 他にも、ピザ作りやコマ作り、蘭らんの花かご作りなど、子どもたちにとても喜んでもらっています。<br> | ||
+ | 子どもたちに穏やかな気持ちで過ごしてほしいという思いを込めて、趣味で育てている洋蘭を塾に飾ってきました。<br> | ||
+ | 3月の「卒業を祝う会」では、卒塾生に蘭で作った花かごを渡しています。<br> | ||
+ | 自分の得意なことが塾の運営や雰囲気づくりに役立っていると感じられることに、喜びを感じています。<br> | ||
+ | この40年間を振り返ってみると、こうして長い間、ボランティアを務めることができたのは、周囲の皆さんの温かい支えがあったからだと感謝しています。<br> | ||
+ | 塾は、温かく優しい、とても良いところです。<br> | ||
+ | これからも少しでも多くの皆さんに、ボランティアに参加してほしいと思っています。<br> | ||
+ | 問合せ:津山市教育相談センター「鶴山塾」<br> | ||
+ | 【電話】22-2523【FAX】22-8329<br> | ||
+ | 〔広報津山 令和6年10月号〕<br> | ||
'''鶴山塾 休日・延長相談'''<br> | '''鶴山塾 休日・延長相談'''<br> | ||
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2024年11月8日 (金) 13:56時点における最新版
津山市教育相談センター 鶴山塾
種類・内容 | |
---|---|
所在地 | 〒708-0006 岡山県津山市小田中182−2 |
連絡先 | 電話:0868-22-2523 |
津山市教育相談センター「鶴山塾」~子どもたちとともに歩んだ40 年~
子どもたちとともに悩み、考えながら歩んできた鶴山塾は、子どもたちの幸せを願う多くの人に支えられ、開塾40周年を迎えました。
■鶴山塾ってどんなところ?
昭和50年代、校内暴力や少年非行、登校拒否などが社会問題となり、津山市も同じ課題を抱えていました。
市は、「街づくりは人づくりから」という考えのもと、行政・保護者・教育関係者・ボランティアが一体となり、悩みを持つ子どもや保護者の相談の場、学校に行くのがしんどい子どもの居場所として、津山市教育相談センター「鶴山塾」を開塾しました。
以来、鶴山塾では、安心して過ごせる「こころの居場所」として、子どもの思いに寄り添い、理解しようとする姿勢を大切に、相談・助言・支援を続けています。
◇相談員との信頼関係
相談員は、まず、悩みを持つ子どものあるがままの状態を受け入れます。
子どもとの関係づくりの時間を大切にし、信頼関係を築けるように努力しています。
そうする中で、子どもたちは次第に心の中にある不安や悩みを少しずつ話していけるようになります。
相談員と一緒に今後のことを考えていけるようになり、自分の足で前に踏み出す力を身に付けていきます。
◇鶴山塾の移転
鶴山塾は昭和59年10月に津山城跡の敷地内に開塾し、35年にわたり活動してきました。
施設全体の老朽化などにより、令和2年3月に鶴山幼稚園跡地(小田中)に移転しました。
■鶴山塾の特徴は?
◇「台所のある相談室」と呼ばれています
鶴山塾には、生活体験が少ない子どもも多く通っています。
体験の幅を広げるため、ボランティアの皆さんと一緒に、農園で野菜作りをし、収穫した野菜で昼食を作る活動を行っています。
台所で一緒に調理したり配膳したりすることで、「孤食」になりがちな子どもたちにも、会話をしながら食事をする温かさを感じてほしいと思っています。
◇定住自立圏からの通塾が可能に
平成29年1月に締結した「津山圏域定住自立圏の形成に関する協定」により、津山圏域(鏡野町・久米南町・勝央町・美咲町・奈義町)の5町在住の児童生徒も通うことができるようになりました。
各町の教育委員会や学校と連携を取りながら、通塾生の受け入れを行っています。
■鶴山塾の活動内容◇教育相談活動
悩みを持つ子どもや保護者からの電話相談・面談を受けています。
また、主に小・中学校の通塾支援や訪問支援をしています。さらに、特別相談員(臨床心理士)による学校訪問も行っています。
◇啓発活動
講演会や研修会などの開催や、機関紙の発行などを行っています。
◇学校・各関係機関との連携
学校や病院、地域の人、その他の相談機関から鶴山塾を紹介され、相談に訪れるケースがあります。
相談を受けた後、継続した支援を行うために、学校や関係機関との情報交換や支援者会議を開催しています。
学校や友だちのこと、家族のことで悩んでいませんか?
先生や家族に分かって欲しいことを言えずにいませんか?
子どもや家族のことで悩み、不安なときはありませんか?
ひとりで悩まないで、鶴山塾へ気軽に相談してください
一緒に考えていきます
■開塾40周年記念大会
日時:10月26日(土)午後1時~
場所:勝北文化センター(新野東)
内容:記念講演、事例報告
演題:「その子らしさ」を大切にするために、周りの大人ができること
講師:髙山恵子さん(希望ヶ丘ホスピタル医師)
定員:300人(先着順)
申込方法:電子申請か、(1)名前(2)所属(団体の場合)(3)電話番号を電話かファクスで申し込む
申込期限:10月18日(金)
■鶴山塾ボランティア「とまり木」
鶴山塾では、相談員だけでなく、市民ボランティアの皆さんが、地域の大人として、さまざまな形で子どもたちと触れ合っています。
鶴山塾の活動を理解し、一緒に子どもたちを支援するボランティアを募集しています。
◇主な活動
・農園での野菜の植え付けや収穫作業
・会員それぞれの特技や趣味を生かした活動
・学期に1回「とまり木通信」として、活動の様子を会員に発信
・塾の行事への参加・手伝い など
通塾生たちは、「とまり木」の皆さんと一緒に活動することで、五感を使い、生活の知恵を身に付けるだけでなく、集団での人との関わり方を学ぶ機会にもなり、貴重な時間を過ごしています。
・鶴山塾ボランティア「とまり木」竹内ちずかさん
開塾当時、多くの市民の皆さんが塾を応援したいと、ボランティアとして参加しました。私もその一人で、当時42歳でした。
とまり木の取り組みとして、まず、バザーを企画しました。ボランティアの活動を通じ横のつながりができ、楽しかったことを思い出します。
農園での野菜作りは、みんなが触れ合える良い場となっています。
他にも、ピザ作りやコマ作り、蘭らんの花かご作りなど、子どもたちにとても喜んでもらっています。
子どもたちに穏やかな気持ちで過ごしてほしいという思いを込めて、趣味で育てている洋蘭を塾に飾ってきました。
3月の「卒業を祝う会」では、卒塾生に蘭で作った花かごを渡しています。
自分の得意なことが塾の運営や雰囲気づくりに役立っていると感じられることに、喜びを感じています。
この40年間を振り返ってみると、こうして長い間、ボランティアを務めることができたのは、周囲の皆さんの温かい支えがあったからだと感謝しています。
塾は、温かく優しい、とても良いところです。
これからも少しでも多くの皆さんに、ボランティアに参加してほしいと思っています。
問合せ:津山市教育相談センター「鶴山塾」
【電話】22-2523【FAX】22-8329
〔広報津山 令和6年10月号〕
鶴山塾 休日・延長相談
悩みを持つ子や保護者からの相談に応じます。
日時:2021/11月6日(土)・7日(日)午後1時~4時、12日(金)午前9時~午後8時
場所:鶴山塾(小田中)
問合せ:鶴山塾
【電話】22-2523
〔広報津山 令和3年11月号〕
鶴山塾 休日・延長相談
悩みを持つ子や保護者からの相談に応じます。
日時:2021/11月6日(土)・7日(日)午後1時~4時、12日(金)午前9時~午後8時
場所:鶴山塾(小田中)
問合せ:鶴山塾
【電話】22-2523
〔広報津山 令和3年11月号〕