Job:演奏家
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2012年5月14日 (月) 12:53時点における版
演奏家
楽器の演奏を仕事とする人です。
演奏家は楽器の種類ほどに細分されますが、数種類の楽器を演奏できる人が多いようです。
演奏の場は、独奏会(リサイタル)や音楽会(コンサート)ですが、むしろ各種のイベント、結婚式、パーティ、販売会やホテルなどが多くなります。演奏会のばあい、会場費の関係で収入は多く期待できませんし、収入より支出が多くなることもあります。
ピアニスト。ピアノは独奏できる(電気楽器を除く)数少ない楽器です。大きなコンクールで優勝すればピアニストとして認められたことになります。リサイタル収入だけで生活できる人もかなりいます。
ピアニスト出身の作曲家が多く、作曲家タイプと演奏家タイプがあり、演奏にウエイトをおいている人がピアニストです。
バイオリニストの演奏はピアノの伴奏を必要とするばあいが多い。国際的なコンクールで優勝すればバイオリニストとして認められます。オーケストラ所属の人も多くいます。
フルート奏者(フルーティスト)も国際コンクールの優勝者を中心に数人が演奏活動をしています。トークを混じえて曲の説明をするなど、コンサートの工夫をしています。
ハープ奏者は、からだ全体、とくに手と足を使うもので技術的には難しいものです。ホテルでの演奏やイベントに場への出演を確保する努力をしています。
ギター演奏者(ギタリスト)の多くは、楽器販売やギター教室を開きながら、演奏会を開き、伴奏者として出演します。
エレクトーン奏者の多くは、エレクトーン教師です。楽器店専属になって楽器販売をしながら、イベントや結婚式などに演奏の場を開拓しています。
オーケストラ団員は、演奏機会は比較的に恵まれているほうですが、〔給〕は〔低〕です。聴衆数にたいして、演奏者が多く、事業としては困難なためです。給与になっていないところが多いです。
ジャズバンドは演奏機会に恵まれればメンバーが少ないので独立した仕事になります。ジャズピアニスト、ジャズサックス奏者など、楽器名=職名です。
そのほかの楽器も含めて、スター的な人を除くと多くの演奏家は、演奏が副業化しています。たとえば音楽教室を開いて地域の人や子どもに楽器演奏を教える(ピアノ教室など⇒音楽教室教師)。楽器店を経営または所属・契約して楽器販売をし収入を得ている。(⇒)スタジオミュージシャンやコーラスなどのバックバンド、ホテルや喫茶店での定期(特定)演奏などです。
演奏家になるにはピアノやバイオリンは、3歳ごろから演奏についての英才教育を受ける必要があるといわれています。吹奏楽器やパーカッション(打楽器)など中学や高校のブラスバンドで習い音楽系大学から演奏家をめざす人もいます。しかし、スター的でなければ生活面ではかなり苦しくなります。
共通して必要なことは、①音楽的なセンス、②日常的な生活リズムが確立していて、体調を整えられる。③比較的小さなころから音楽や楽器にふれていること、があげられます。1日数時間のレッスンが欠かせません。
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