人間誰しも向き不向きはあるもの
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2024年6月24日 (月) 14:28時点における最新版
人間誰しも向き不向きはあるもの
会報『ひきこもり周辺だより』2023年2月号
こんにちは。突然ですが書くネタが切れました。
松村さんの代打でとりあえず書いてきましたが、私がここで何を求められているのか分からなくて正直困っています。
それが分からない以上書きようがないです。
とりあえず酒の勢いに任せて好き勝手書かせてもらいます。怒られたらやめます。
先日知人からいただいた鹿のモモ肉を使ってシチューを作ってみました。我ながらけっこう美味しく出来たんじゃないかと思いました。
文句を言われるのが嫌なので他人に食べさせるのは好きではありませんが、料理自体はけっこう好きです。
適当に作ってもたいていそれなりに美味しい物が出来上がりますし。
これは真っ当な食生活によって味覚が育っているからこそできることで、そういう意味では母に感謝しないといけないですね。
それから掃除も好きです。
特に風呂場やトイレの掃除なんかは常日頃からウキウキでやっています。
トイレ掃除が全く苦にならないことに気づいたのは前の職場で得られた数少ない収穫のひとつです。目に見えて汚れた場所がピカピカになっていくのでやっていて気持ちが良いです。
努力に対する報酬がすぐ目に見える形で表れるのが良いです。
そして自転車、これはすでに語ったので改めてここでは書きません。
そして言わずもがなアニメ・ゲーム・漫画の三兄弟。犬猫などの動物も好きです。
そのへんにいる野良猫(地域猫)を撫でたり膝の上に乗せたりもよくやります。
さて、これらの趣味の共通点はお分かりでしょうか。ずばり一人で完結する趣味であるということです。
逆に球技とかお喋りとか、必然的に人と関わらなくてはいけないことは大嫌いです。
極力人とは会いたくありませんし、人と会う予定があると気が滅入ります。
相手が友人だろうと家族だろうと、例外はありません。
人と会うのはリスクです。しばしば心を傷つけられたり、相手に合わせるために気力を消耗したりします。
無論得られる物が何もないわけではないですし、だからこそ自分に鞭打って人と会うのですが、それでも極力会いたくはないのが本音です。
それならなぜひきこもり訪問はやるのか。前にも少し書きましたが、自分だったらこの人と会いたくないという感覚を理解できない人には来てほしくないからです。
まあ私が訪問している相手がどう思っているのかは知りませんけどね。
相手の気持ちになって考える、なんて実際は無理ですからね。自分が相手の立場だったらどう思うか、ならできますが結局それは自分の気持ちでしかないので。
とにかく、間違っても人と話すのが大好きなお節介おじさん・おばさんなんて来てほしくないです。
もうその時点で価値観が平行線で交わることが一切ないでしょうし、そんな相手と関わるのはそれこそリスクしかないし時間の無駄でしょう。
そんな気持ちで今までの人生なんとかやってきました。勉強も自習する分にはそれほど苦にならないのでなんとかなりましたが、どうにもならないこともあります。
それはお金を稼ぐことです。起業するとかなんとかホラを吹いてはみましたが、そんな人間が人と会いたくないでは話にならないですよね。
むしろぜひ私と会ってください、私にまかせてくださいと前へ前へと出なければいけないのに、私のメンタリティはそれとは真逆なのです。
他に民間でも行政でも訪問支援をやっている所があるならそこにあえて私が参入することもないでしょう、と考えるのが私です。
思えば大学時代の就活でもそうでした。あるお菓子メーカーの選考過程でグループワークに参加した時のことです。
その日のタスクはほぼ終わり、若い人事の方と雑談をしていました。
その日の感想を話している内は良かったのですが、いつの間にか他の就活生を指して「あの人とか良いんじゃないですかね。
明るくて協調性があるので一緒に仕事しやすいと思います」と話す自分自身に気がついて愕然としました。
この中で優秀なのは自分だ、俺を採用しろ!とアピールしなければならない場所にいながらなぜ他人を推しているのか。
そこで心が折れたというよりも、とうの昔に折れていた自分を自覚したという感覚でした。
就職ですらこうですから、起業となればなおさら私には向いていないです。
それならどうやってこれから生きていくか、そこは皆目検討もつかない状態です。
人間誰しも向き不向きはあるものですが、私はそもそも生きるのに向いていないんでしょうね。
かといって、じゃあ死ぬか!と思い切ってしまうほど若くもないですし、そこまで親不孝したくはありません。
そんなわけで2023年もひっそりと社会の片隅で生きていきます。
というわけで書いてほしいテーマは随時募集しています。