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誰の問題?・・・韓流ドラマもいいね

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==誰の問題?・・・韓流ドラマもいいね==
 
==誰の問題?・・・韓流ドラマもいいね==
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会報『ひきこもり周辺だより』2023年10月号<br>
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9月16日セシオネット親の会でのことです。<br>
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今回はたまたま子供が不登校まっただ中の何年か前、一緒に泣いたり支えあったりしながら今日まで来たという方々が何人か集まってくださいました。<br>
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すでにその子らも20代後半になり落ち着いて社会生活を送っています。<br>
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現在の状態は様々。結婚した子、赤ちゃんが生まれた子、介護福祉士への道を歩んでいる子、施設で働いている子・・・・。<br>
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その当時は、まさかこんな風に懐かしく当時を思い返したり笑ったりすることができるなんて思いもつかなかったことでしょう。<br>
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今回この方たちが一様におっしゃっていたのは、「今はこの子がいてくれて本当に良かった!」なのです。<br>
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当時は「この学校へ行かない子を何とかしなきゃ」「戻すためにどうしたらいいのか」「自分の育て方が悪かったのか」など、目の前の子どものことで頭がいっぱいで身動き取れなかったのに。<br>
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それでもそんな大変な「時」はいつか「過去」になって流れていくのですね。<br>
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一人のお母さまがそんな「過去」の話をしてくださいました。<br>
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仕事から家に帰ると、学校へ行けずに苦しんでいる子が待ち構えていて「話をきいてくれ。苦しい」と来るので毎日がとても憂鬱だったとか。<br>
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そんなある日、このお母さま、韓流ドラマの魅力にどっぷりハマってしまったそうです。<br>
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自分だけの楽しみ・自分だけの時間を見つけたのですね。<br>
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そうしているうちに子供との距離も少しずつとれるようになり、「その頃からか、子どもも回復の道を歩みだしたのかもしれない。」とのことでした。<br>
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子供の問題で頭がいっぱいになってしまうとますます迷路に入り込んでしまう事も往々にしてありますよね。<br>
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そんな時、何か自分の世界を見つけるのはいいですね。<br>
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子どもが立ち止まっていたり、悩んでいたりすると、近くにいる親は当然心配しますよね。<br>
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でもそれは彼らの問題なのです。私たちは彼ら自身がそれに立ち向かう応援かちょっとした手助けぐらいしかできないのですよね。<br>
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そういえば、ある元不登校の青年が「同じ家に住んでいても、僕の問題とお母さんの問題は分けて考えてほしかった。僕のことで暗い顔をして苦しんでほしいなんて思っていなかった」と言っていましたっけ。<br>
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彼の言葉、心に刻んでおきたいものですね。<br>
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[[Category:セシオネット親の会|だれのもんだい?・・・はんりゅうどらまもいいね]]
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[[Category:松村淳子エッセイ|2023年10月]]

2023年10月24日 (火) 23:29時点における最新版

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誰の問題?・・・韓流ドラマもいいね

会報『ひきこもり周辺だより』2023年10月号
9月16日セシオネット親の会でのことです。
今回はたまたま子供が不登校まっただ中の何年か前、一緒に泣いたり支えあったりしながら今日まで来たという方々が何人か集まってくださいました。
すでにその子らも20代後半になり落ち着いて社会生活を送っています。
現在の状態は様々。結婚した子、赤ちゃんが生まれた子、介護福祉士への道を歩んでいる子、施設で働いている子・・・・。
その当時は、まさかこんな風に懐かしく当時を思い返したり笑ったりすることができるなんて思いもつかなかったことでしょう。
今回この方たちが一様におっしゃっていたのは、「今はこの子がいてくれて本当に良かった!」なのです。
当時は「この学校へ行かない子を何とかしなきゃ」「戻すためにどうしたらいいのか」「自分の育て方が悪かったのか」など、目の前の子どものことで頭がいっぱいで身動き取れなかったのに。
それでもそんな大変な「時」はいつか「過去」になって流れていくのですね。
一人のお母さまがそんな「過去」の話をしてくださいました。
・・・・・
仕事から家に帰ると、学校へ行けずに苦しんでいる子が待ち構えていて「話をきいてくれ。苦しい」と来るので毎日がとても憂鬱だったとか。
そんなある日、このお母さま、韓流ドラマの魅力にどっぷりハマってしまったそうです。
自分だけの楽しみ・自分だけの時間を見つけたのですね。
そうしているうちに子供との距離も少しずつとれるようになり、「その頃からか、子どもも回復の道を歩みだしたのかもしれない。」とのことでした。
子供の問題で頭がいっぱいになってしまうとますます迷路に入り込んでしまう事も往々にしてありますよね。
そんな時、何か自分の世界を見つけるのはいいですね。
子どもが立ち止まっていたり、悩んでいたりすると、近くにいる親は当然心配しますよね。
でもそれは彼らの問題なのです。私たちは彼ら自身がそれに立ち向かう応援かちょっとした手助けぐらいしかできないのですよね。
そういえば、ある元不登校の青年が「同じ家に住んでいても、僕の問題とお母さんの問題は分けて考えてほしかった。僕のことで暗い顔をして苦しんでほしいなんて思っていなかった」と言っていましたっけ。
彼の言葉、心に刻んでおきたいものですね。

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