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太田勝己作品を展示する機会

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それらを発表する場、発表する機会が今回の展示会です。<br>
 
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==『ひきこもり支援を考える』==
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「ひきこもりと表現」をテーマにした学習会、<br>
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18日、江戸川区東小松川二の泉福寺で開かれる。<br>
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ひきこもり当事者の遺作の絵を展示するほか、当事者の体験発表や支援者の活動報告、ひきこもり経験者のドラム演奏などを通じて、支援のあり方を考える。<br>
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展示するのは大学生のころからひきこもり、2005年に35歳で亡くなった太田勝己さんの絵。<br>
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はがきに色鉛筆でイヌのような絵柄を多く描いた。<br>
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太田さんと親交があった松田武己(たけみ)さん(77)が保管している600点ほどを展示する。<br>
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松田さんは区内で当事者や家族らを支援したり、相談に乗ったりしており、活動を通じて知り合ったという。<br>
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区の調査では、区内の当事者は約8千人。<br>
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学習会は産官学で社会問題を考える団体の主催で、久保義丸(よしまる)会長は「当事者にとって表現活動は社会参加のきっかけになるかもしれない。ひきこもりについて学ぶ意欲のある人に来てもらえたら」と話す。<br>
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午前10時~午後3時。無料。詳細は事務局=電090(3695)9731=へ。<br>
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2023年2月17日 東京新聞(松尾博史)<br>
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2023年6月15日 (木) 23:39時点における最新版

太田勝己作品を展示する機会

江戸川区内の寺院:円通院泉福寺で開く「ひきこもりと表現」に展示。
この17年間に太田くんの作品を展示・発表する機会は何度かありました。
彼の作品発表に促されて、不登校情報センターは「片隅にいる私たちの想造展」を4回開き、その場にいくつかの太田くんの作品を展示しました。
当時発行していた会報『ひきコミ』の表紙絵として使いつづけました。
2014年3月にはあゆみ書店名で『不条理ものまんが集——太田勝己の作品』を手製本として発行しました。
これらの機会はいずれも小規模なもので、彼の作品に特別の注目は集めることはありません。
松田はこの分野では素人ですからより事情のわかる人に見てもらいたいと願ったわけですが、それは少しも実現していません。
太田くんが好きだったというヘンリー・ダーガーのように、作者の死後その作品が注目されることを密かに期待しています。
おそらく彼はまずストーリー漫画家をいつかの時点でめざした時期があったと思います。
2002年7月ごろにできた「眠りイヌ」はその1つです。
それらの作品を収めたのが『不条理ものまんが集』です。
その後、1枚絵ともいえる「rain」を描き始めました。
はがき大の厚質の紙に、犬に似た作品を青一色でさまざまに書きました。
その作品は2005年秋ごろには1万点になるといいます。
整理するために番号をつけて分類され30数枚を一緒に表示した状態で撮影されています。
それらをダンボール箱に収めて、私が保管したままで、いつの日か陽の目を見るように思いつづけてきたわけです。
今回の作品展がどうなるのかはわかりません。
しかし多くの人の前に公表していかなければ、何かの次の展開はないわけです。
多くの人たちの目にふれること、できればこの分野で事情のわかる人に見てもらいたいと願っています。
それは偶然を待つことになります。
ヘンリー・ダーガーに比べることはできませんが、このような人知れずの創作者は多数います。太田くんはその一人ともいえます。
自分が受けとったモノ、コトを、自分の内側に蓄積するのはひきこもる人たちの特徴です。
その内側の世界の奥深さをひき出すのがいろいろな表現活動です。
それらを発表する場、発表する機会が今回の展示会です。
2023年1月

あす、東小松川で学習会

『ひきこもり支援を考える』

「ひきこもりと表現」をテーマにした学習会、
18日、江戸川区東小松川二の泉福寺で開かれる。
ひきこもり当事者の遺作の絵を展示するほか、当事者の体験発表や支援者の活動報告、ひきこもり経験者のドラム演奏などを通じて、支援のあり方を考える。
展示するのは大学生のころからひきこもり、2005年に35歳で亡くなった太田勝己さんの絵。
はがきに色鉛筆でイヌのような絵柄を多く描いた。
太田さんと親交があった松田武己(たけみ)さん(77)が保管している600点ほどを展示する。
松田さんは区内で当事者や家族らを支援したり、相談に乗ったりしており、活動を通じて知り合ったという。
区の調査では、区内の当事者は約8千人。
学習会は産官学で社会問題を考える団体の主催で、久保義丸(よしまる)会長は「当事者にとって表現活動は社会参加のきっかけになるかもしれない。ひきこもりについて学ぶ意欲のある人に来てもらえたら」と話す。
午前10時~午後3時。無料。詳細は事務局=電090(3695)9731=へ。




2023年2月17日 東京新聞(松尾博史)

太田勝己

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