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| | ==株式会社 樺沢心理学研究所== | | ==株式会社 樺沢心理学研究所== |
| | <table class="wikitable shousai-table"> | | <table class="wikitable shousai-table"> |
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| | <th>連絡先</th> | | <th>連絡先</th> |
| | <td>TEL03-3493-4072<br> | | <td>TEL03-3493-4072<br> |
| − | HPhttp://www.kabasawa.jp/</td>
| + | http://www.kabasawa.jp/</td> |
| | </tr> | | </tr> |
| | </table> | | </table> |
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| − | '''幸せな一生を送れる人は「健康￫つながり￫お金」の順番を守っている'''<br>
| + | <htmlet>00ama_books_serotoninnou_20090918</htmlet><HTMLet>meisan_nodaasuka_02</HTMLet> |
| − | 古代ギリシャの時代から論じられてきた、「幸福とは何か」という問い。<br>
| + | <HTMLet>meisan_tomodaakemi_01</HTMLet><htmlet>04_am_tsunoda_tadanobu001</htmlet> |
| − | 精神科医の樺沢紫苑氏は「私たちが普段感じる『幸福』は、セロトニン的幸福、オキシトシン的幸福、ドーパミン的幸福に分類できる。<br>
| + | |
| − | そしてこれら3つの幸福には『優先順位』がある」という――。<br>
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| − | ※本稿は、樺沢紫苑『精神科医が見つけた 3つの幸福 最新科学から最高の人生をつくる方法』(飛鳥新社)の一部を再編集したものです。<br>
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| − | ■「幸せ」を感じるとき、脳の中では何が起きているのか<br>
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| − | 「幸福になる方法」をお伝えするには、まず「幸福とは何か？」について考え、定義する必要があります。<br>
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| − | これが非常にやっかいで、古来、アリストテレスやソクラテスのギリシャ時代から、2000年以上にわたって論じられた重要な問題です。<br>
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| − | 「幸福とは何か？ 」について論じるだけで1冊の本になってしまうかもしれません。<br>
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| − | しかし、私は哲学者でも、社会学者でもなく、精神科医です。<br>
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| − | そして、脳科学研究も10年以上やっていました。ですから、私が論じるのはありきたりの「幸福論」ではなく、精神医学、脳科学に基づいた「実用のための幸福」となります。<br>
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| − | 正直、私は難しく考えるのが苦手です。だから、シンプルに考える。<br>
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| − | 幸福というものを、もっとシンプルに考えられないのか？ <br>
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| − | ある日、思いました。私たちが「幸せ」と感じるときに、脳の中ではどのような反応が起きているのだろう？ <br>
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| − | そして、具体的にどのような「脳内物質」が分泌されているのだろう？ <br>
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| − | 調べてみると、私たちが「幸せ」を感じるときには、ドーパミン、セロトニン、オキシトシン、エンドルフィン、アドレナリン、ノルアドレナリン、GABAなど、なんと100種類以上の幸福物質が出ているのです。<br>
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| − | ドーパミンは、お金や成功、達成の幸せ。<br>
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| − | セロトニンは、やすらぎ、気分の安定の幸せ。オキシトシンは愛、つながりの幸せ。<br>
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| − | エンドルフィンは、ランナーズハイに代表される限界状況に陥ったときに出る多幸感の物質。<br>
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| − | アドレナリン、ノルアドレナリンは、興奮、不安、恐怖。<br>
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| − | 例えばジェットコースターに乗ったとき、あるいは、テレビで格闘技の試合を観たときのエキサイティング、スリリングな快感と関係しています。<br>
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| − | ■「3大幸福物質」の出る条件がわかれば幸せになれる<br>
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| − | 脳内物質の本を片っ端から読んでいくと、私たちの日常的な幸福感を構成する主たる幸福物質として、「ドーパミン」「セロトニン」「オキシトシン」の3つが特に注目されています。<br>
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| − | 「ドーパミン」「セロトニン」「オキシトシン」は、多くのウェブサイトで「幸福物質」「幸福ホルモン」と紹介されており、世界的に見ても3大幸福物質といってもよさそうです。<br>
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| − | ドーパミンが出ていると、心臓がドキドキするような高揚をともなう幸福感が出ます。<br>
| + | |
| − | セロトニンが出ていると、爽やか、安らかな、おだやかな幸福感が出ます。<br>
| + | |
| − | オキシトシンが出ていると、人やペットなどとの「つながり」「愛情」、あるいは赤ちゃんを抱っこしているときの、愛に包まれた幸福感が出ます。<br>
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| − | さあここで、有史以来、多くの人が頭を悩ませてきた「幸福とは何か」の問いに、本書ではたった10秒で答えを出してしまいましょう。<br>
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| − | ドーパミン、セロトニン、オキシトシンが十分に分泌されている状態で、私たちは「幸福」を感じる。<br>
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| − | つまり、脳内で幸福物質が出た状態が幸せであり、幸福物質を出す条件というのが「幸せになる方法」であると言えます。<br>
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| − | ドーパミン、セロトニン、オキシトシンが、それぞれどういった条件、状態、行動、アクションで分泌されるのかがわかれば、私たちは「幸福」になることができるのです。<br>
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| − | ■「健康」「つながりと愛」「お金、成功」<br>
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| − | 私たちは、セロトニン、オキシトシン、ドーパミンという、「3つの幸福物質」が存在することを知りました。<br>
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| − | これは、幸福について考える「強力な武器」となります。<br>
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| − | 赤、緑、青は、光の三原色。<br>
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| − | この3つの色で、光が構成されています。<br>
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| − | 同様に、幸福というものについて、セロトニン、オキシトシン、ドーパミンという3つの幸福物質をベースに考えることはできないでしょうか？ <br>
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| − | つまり、私たちが普段感じる「幸福」は、セロトニン的幸福、オキシトシン的幸福、ドーパミン的幸福に分類できるだろうということです。<br>
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| − | セロトニン的幸福とは、一言で言うと、健康の幸福。心と体の健康です。<br>
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| − | オキシトシン的幸福とは、つながりと愛の幸福。友情、人間関係、コミュニティへの所属などの幸福です。<br>
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| − | ドーパミン的幸福とは、お金、成功、達成、富、名誉、地位などの幸福です。<br>
| + | |
| − | では、これをどのような順番で、あるいはどのように組み合わせていけば幸せになれるのか？<br>
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| − | 以下、考察を進めていきます。<br>
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| − | ■追求する順番を間違えると不幸になる<br>
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| − | 「健康」「つながり」「お金、成功」。<br>
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| − | その全てが手に入ればいいなあ、とあなたも思ったはずです。<br>
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| − | しかし、「3つの幸福」の全てを手に入れている人は非常に少ない。なぜでしょう？ <br>
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| − | それは、「3つの幸福」を得るためには、「優先順位」があるから。<br>
| + | |
| − | そして、ほとんどの人がその優先順位を間違えているから、幸せになれないのです。<br>
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| − | ズバリ結論から言いましょう。<br>
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| − | セロトニン的幸福→オキシトシン的幸福→ドーパミン的幸福の順番。これが正解です。<br>
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| − | ドーパミン的幸福は一番最後です。<br>
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| − | この順番を間違えると、幸福になるどころか、むしろおもいっきり不幸になる可能性もありますし、私はそうなった人を山ほど見ています。<br>
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| − | 何千人ものメンタル疾患の患者さんを観察して思います。<br>
| + | |
| − | メンタル疾患の患者さんは、非常に真面目で、勤勉です。<br>
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| − | 風邪をひいたくらいでは、有給休暇をとらずに、無理してでも出社するタイプ。残業が続いても不満も言わず、とにかく必死に頑張る。<br>
| + | |
| − | メンタルが不調になっても頑張る。<br>
| + | |
| − | うつ的な症状が出ているのに、それでも頑張る。<br>
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| − | 精神科を受診して「中等症以上のうつ病と診断されるので、2週間自宅療養してください」と言われても、「自分がいなければ、今のプロジェクトは進まない。仕事は休めません」と言います。<br>
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| − | よく言えば「真面目」「勤勉」「頑張り屋」「仕事熱心」、悪く言えば「不器用」「融通が利かない」「柔軟性がない」ということ。<br>
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| − | 自分の健康を犠牲にしても、仕事を頑張ろうとするのです。<br>
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| − | ■「成功」を「健康」より重視すると…<br>
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| − | 自分の健康を害して、なぜそこまで頑張るのだろう？ <br>
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| − | もっと健康を大切にし、睡眠や運動の時間をしっかりとって、盤石(ばんじゃく)な「健康」を築いてこそ、最高のパフォーマンスを発揮できるのに。<br>
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| − | そして仕事でも認められ、職場でも信頼される人になれるのに。<br>
| + | |
| − | そこで私は気付きました。<br>
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| − | セロトニン的幸福をないがしろにして、ドーパミン的幸福を目指すと、メンタル疾患や身体疾患に陥るのだと。<br>
| + | |
| − | 幸福になるどころか「不幸」になってしまうのだと。<br>
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| − | 「健康」に留意し、セロトニン的幸福を達成しながら、緩急をつけながら頑張る。<br>
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| − | そうすれば簡単には病気にはなりません。<br>
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| − | 単に病気にならないというだけではなく、脳や身体のパフォーマンスが今まで以上にアップできれば、圧倒的に大きな結果――仕事の成功やお金、地位、社会的信頼、名声などドーパミン的幸福を得られるのです。<br>
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| − | セロトニン的幸福が先。ドーパミン的幸福は後。<br>
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| − | 「健康」(セロトニン的幸福)を優先して頑張る人が、最後に本当の成功、豊かさを手に入れることができるのです。<br>
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| − | ■「成功」しても「つながり」を失っては…<br>
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| − | 今度は、毎日残業続きの仕事人間について考えてみましょう。<br>
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| − | 夫婦、家族で一緒に食事する時間もなかなかとれない。<br>
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| − | さらに、家族(妻子)に対するケアがほとんどないとしたならば、妻から離婚されたり、子供が不登校やひきこもりになったり、非行に走ったりすることもあるでしょう。<br>
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| − | 「家族のつながり」を軽視して、仕事で頑張りすぎると、ろくなことにはなりません。<br>
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| − | どれだけ仕事で成功しても、妻に離婚され、子供からも毛嫌いされてしまっては、「幸せ」とは言えません。<br>
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| − | つまり、「つながり」と「成功」では、「つながり」が先で「成功」は後。<br>
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| − | 「つながり」「人間関係」を無視して、成功を目指して我武者羅に努力しても、その先には「幸せ」は待っていない。<br>
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| − | オキシトシン的幸福が先で、ドーパミン的幸福は後なのです。<br>
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| − | ■心身の「健康」こそが全ての基盤<br>
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| − | 優先すべき順番がだんだんとはっきりしてきました。<br>
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| − | では次に、「つながり」と「健康」ではどうでしょう？ <br>
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| − | あなたは仕事も順調で、「家族と一緒に最高に幸せな生活」をしていたとしても、ある日突然、「がん」を宣告されたとしたらどうでしょう。<br>
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| − | それでも、「最高に幸せ」と言えますか？ 言えませんね。<br>
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| − | 自分の健康があってこその、「つながり」です。<br>
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| − | あるいは、あなたのお子さんに「難病」が見つかったとしたら？<br>
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| − | 毎日、そのことで頭が一杯になります。<br>
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| − | 幸せな毎日が、「不安」と「心配」に包まれた毎日に一変するのです。<br>
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| − | 「健康が大切」という場合、「自分の健康」も大切ですが、「家族の健康」もなければ幸せにはなれません。<br>
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| − | メンタル疾患の患者さんに、「家に閉じこもってばかりいないで、たまには友達とお茶にでも行ったらどうですか？」と言うと、<br>
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| − | 「こんなに調子が悪いのに、人と会えるはずがないです！」と厳しい口調で反論されます。<br>
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| − | メンタル疾患になると、「友達と会って30分話す」という、当たり前のコミュニケーションすら困難になります。<br>
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| − | あるいは、メンタル疾患になると、「沈没間際の船からネズミがいなくなる」かのように、以前からの友人がサーッといなくなるのです。<br>
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| − | セロトニン的幸福を失うと、連鎖的にオキシトシン的幸福も失います。<br>
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| − | 夫婦、パートナー、親子の愛情。友人、仲間とのつながり。<br>
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| − | 全て、あなたの「健康」があってこそ成立します。<br>
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| − | つまり、「健康」が先で、「つながり」が後。<br>
| + | |
| − | セロトニンが先で、オキシトシンが後なのです。<br>
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| − | ■全ての幸せを手に入れるための「幸せの三段重理論」<br>
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| − | これで幸福な人生にアプローチするための手順が明らかになりました。<br>
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| − | セロトニンが先、ドーパミンが後。セロトニンが先、オキシトシンが後。<br>
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| − | オキシトシンが先、ドーパミンが後。<br>
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| − | これを図にまとめると、図表1のようになります。<br>
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| − | 「セロトニン→オキシトシン→ドーパミン」の順番に積み上げていかなくてはいけない、ということです。<br>
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| − | セロトニン的幸福とオキシトシン的幸福は、建築における「基礎」「土台」と考えるとわかりやすいでしょう。<br>
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| − | 「基礎」がしっかりしていないと、高い建物は建ちません。<br>
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| − | 高層ビルを建てる場合は、数十メートルの鉄骨を埋め込むと言います。<br>
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| − | 基礎がしっかりとしていれば、高い建物が建つ。<br>
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| − | セロトニン・オキシトシン的幸福の「幸福の基礎」がしっかりと固まっていれば、その上にドーパミン的幸福は、高層ビルのようにいくらでも積み上げていくことができます。<br>
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| − | セロトニン的幸福とオキシトシン的幸福を盤石にして、ドーパミン的幸福を積み上げていく。<br>
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| − | 結果として、セロトニン的幸福、オキシトシン的幸福、ドーパミン的幸福の3つの幸福、全てを手に入れることができる。<br>
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| − | これが、「幸せの三段重理論」です。<br>
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| − | 樺沢 紫苑（かばさわ・しおん）精神科医<br>
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| − | 作家。米・イリノイ大学への留学を経て樺沢心理学研究所を設立。<br>
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| − | YouTubeやメルマガで精神医学の情報を発信。<br>
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| − | 著書に『学びを結果に変えるアウトプット大全』『精神科医が教える ストレスフリー超大全』ほか。<br>
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| − | 〔2021年4/7(水) プレジデントオンライン〕 <br>
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