子どもの将来の職業
1行: | 1行: | ||
− | {{topicpath | [[メインページ]] > | + | {{topicpath | [[メインページ]] > [[:Category:ひきこもり周辺ニュース|ひきこもり周辺ニュース]] > [[:Category:産業・労働・経済|産業・労働・経済]] > {{PAGENAME}} }} |
==子どもの将来の職業== | ==子どもの将来の職業== | ||
37行: | 37行: | ||
〔2018年1月9日 財経新聞(小池豊)〕 <br> | 〔2018年1月9日 財経新聞(小池豊)〕 <br> | ||
− | [[Category: | + | [[Category:産業・労働・経済|こどものしょうらいのしょくぎょう]] |
[[Category:財経新聞|こどものしょうらいのしょくぎょう]] | [[Category:財経新聞|こどものしょうらいのしょくぎょう]] |
2023年1月27日 (金) 18:22時点における最新版
子どもの将来の職業
将来の夢 男の子は「学者・博士」、女の子は「食べ物屋さん」が1位
第一生命は5日、全国の幼児・児童(保育園・幼稚園児及び小学校1~6年生)1,100 人を対象に行った、
第29回「大人になったらなりたいもの」のアンケート調査結果を発表した。
第一生命は、1989年から毎年「大人になったらなりたいもの」のアンケート調査を実施。
2017年のアンケート結果では、男の子は15年ぶりに「学者・博士」が1位に。
女の子は21年連続で「食べ物屋さん」がトップを維持した。
●男の子の夢
これまで男の子の夢の代表格は「サッカー選手」と「野球選手」。その双璧を崩したのは「学者・博士」だった。
「学者・博士」がトップだった2002年には、日本人のノーベル賞ダブル受賞があった。
ノーベル化学賞の田中耕一博士、ノーベル物理学賞の小柴昌俊博士だ。
今回は、2014年から3年連続で日本人のノーベル賞受賞が続き、学者や博士に憧れを抱く子どもが多くなっていることが一つの要因と推測している。
2014年のノーベル物理学賞(赤崎勇博士、天野浩博士、中村修二博士)、2015年のノーベル医学生理学賞(大村智博士)とノーベル物理学賞(梶田隆章博士)、2016年のノーベル医学生理学賞(大隅良典博士)を受賞した。
このような世界での日本人の功績に加えて、身近な教育環境の変化もあるという。
近年、学校以外でも「実験」を行う塾が話題を集める。
また、子ども達が主体的に参加し、課題を解決するアクティブ・ラーニングが浸透し、自分で探求・究明したいと思う子ども達が増えてきているのではないかと考えられるという。
学校教育でも、2011年から小学校の新学習指導要領により理科教育の充実が挙げられ、理科の専科教員が徐々に増加し、音楽の60%に次ぐ、50%が専科教員であるという。
他方、2位を見てみると、「野球選手」が8年ぶりに「サッカー選手」を逆転。
4年ぶりのWBC開催に加え、プロ野球でも史上最多の観客動員数を記録。
高校野球では清宮幸太郎の最多ホームラン更新など、話題盛りだくさんで人気が回復の兆しとの憶測もある。
●女の子の夢
「食べ物屋さん」が21年連続でトップを続ける一方で、高学年を中心に「看護師さん」の人気が上昇し「食べ物屋さん」に急接近。
その差は、1.8ポイントの2位に。
僅差の原因は中・高学年女子の「食べ物屋さん」離れ。
今回、中・高学年ではもっとも人気が高い職業が「看護師さん」に入れ替わったという。
この他、「お医者さん」もポイントを伸ばして、過去最高の6.6%をマークし4位。
最近の医療ドラマの人気の影響とみている。
女の子の中では「ダンスの先生・ダンサー・バレリーナ」も9位と、人気の職業となってきたという。
ダンスが中学校の体育の必修科目になるなど、学校での活動が盛んになったことや大阪府立登美丘高校ダンス部のパフォーマンスが大きな話題となったことが影響したとみている。
●今年の新成人が子供の頃なりたかったもの
男の子(2004年、2006年、2009年)の1位は、イチローや松井に憧れた野球少年だった。
また、女の子の1位は「食べ物屋さん」だった。
新成人には、成人の日に小さい頃の夢を振り返ることに加えて、成人の日に描いた夢を記憶してほしい。
その夢への日々の努力は、欲した夢とは異なることもあろうが、やがては実を結ぶであろうから。
〔2018年1月9日 財経新聞(小池豊)〕