KHJとちぎベリー会
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+ | ページ名 NPO法人[[KHJとちぎベリー会]] 栃木県さくら市(当事者の会・自助グループ・栃木県)<br> | ||
+ | INTERVIEW ひきこもり経験者:吉成勇一さん<br> | ||
+ | 当事者家族 母:啓子さん<br> | ||
+ | ○ひきこもりのきっかけ<br> | ||
+ | 高校で授業についていけないことで課題の提出が間に合わず、学校を休むようになりました。<br> | ||
+ | その後、担任の先生や級友の支えがありましたが、通学することに耐え切れず、不登校からひきこもりになりました。<br> | ||
+ | ○ひきこもりから抜け出すきっかけ<br> | ||
+ | ひきこもりから抜け出すきっかけは、ひきこもりを始めてから数年が経ち、時間が経過したことと、母がとちぎベリー会に参加したことで私への関わり方が変わったことだと思います。<br> | ||
+ | はじめは家族に何か言われるのが怖く関わりを拒否していましたが、だんだんと緊張しないでやり取りができるようになりました。<br> | ||
+ | 次に家族から嫌われることが怖くなり、家事等を手伝うようになりました。<br> そうすることで家にいてもいいという安心感に繋がりました。<br> | ||
+ | また、家事をすると家族から感謝され、そのことがとても嬉しく感じました。さらに、家事をすることでお小遣いが貰えました。<br> | ||
+ | ○外に出るようになったきっかけ<br> | ||
+ | お小遣いで好きな物を買えるようになり、それがお金を稼ぐ方法を考える契機になりました。<br> | ||
+ | まずは、自宅でとちぎベリー会の仕事を手伝うことから始めました。<br> | ||
+ | ある時、母が仕事の関係で本当に困っていて、私に手伝ってほしいと頼んで来ました。その手伝いをするために外に出たんです。<br> | ||
+ | その後、家電量販店での買い物やとちぎベリー会への参加、なんとなくのにわという居場所への参加、就労支援事業者の利用と徐々に関わる人が増えていきました。<br> | ||
+ | 私が次の一歩を踏み出す時や壁にぶつかった時、それまでに繋がった人たちが支えてくれました。<br> | ||
+ | 私が外に出ることができるようになったのは、「家族の理解」と「たくさんの素晴らしい出会い」によるものだと思います。<br> | ||
+ | ひきこもりを解決するには、家族の皆さんがさまざまな団体等とのつながりを持つことが重要です。<br> | ||
+ | そのつながりが、本人が外に向けて挑戦するときの支えになります。<br> | ||
+ | ○母啓子さんの関わり方が変わったきっかけ<br> | ||
+ | 始めの頃は息子の気持ちを考えず、学校に復帰させなければと思っていました。<br> | ||
+ | しかし、とちぎベリー会に参加し、当事者の家族同士で話し合う中で、「親の関わり方が変われば子も変わる」という言葉が腑に落ちるようになりました。<br> | ||
+ | そして「息子が生きていてくれるだけでいい」という気持ちを抱くようになりました。<br> | ||
+ | このような気持ちを持てたのは、とちぎベリー会のほか、さまざまな集まりとのつながりがあったことが大きいと感じています。<br> | ||
+ | 本人や家族が繋がる場所 NPO法人KHJとちぎベリー会<br> | ||
+ | ベリー会は、不登校やひきこもりなどの家族の会です。<br> | ||
+ | 家族が一番の支援者になるために家族会に参加し、今やこれからを一緒に考える取組を行っています。<br> | ||
+ | ○当事者同士の関わり<br> | ||
+ | 公的機関への相談と異なり、ベリー会では、同じ悩みを抱えたことがある人が相談を受けています。<br> | ||
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+ | ○ひきこもりで悩む本人と家族へ<br> | ||
+ | 早めにご相談ください。<br> | ||
+ | 家族会に初めて参加された方は、帰るときに「来てよかった」と言ってくれる方が多いです。<br> | ||
+ | 家族会では、他の家族とさまざまな状況を共有し共に考えることができるので、そのことが多くの気づきを得るきっかけにもなります。<br> | ||
+ | 本人と毎日向き合う家族が一番の支援者です。その家族がどのような対応をすればよいか一緒に考える場所が、とちぎベリー会にはあります。<br> | ||
+ | ◆家族がどのように行動すればよいかを一緒に考える場所 カフェ苺屋<br> | ||
+ | とちぎベリー会が運営するカフェ苺屋(宇都宮市)は、ひとりでふらっとやって来て、読書するもよし、年齢や立場を越えておしゃべりをするもよし、誰もがホッとできる場所です。<br> | ||
+ | 営業日:火・土曜日 午後1時〜4時<br> | ||
+ | ※祝日定休<br> | ||
+ | カフェ苺屋では、足を運んでくれた方同士が何気なく話す経験談がお互いを支えることにつながります。<br> | ||
+ | ひきこもりの方が一方的に支援を受けるのではなく、それぞれの経験等を活かして誰かを助けることができるということが次の一歩を踏み出す自信に繋がります。<br> | ||
+ | ひきこもりで悩んでいる家族の方に、ひきこもりのお客さんが自身の経験や想いを話すこともあるそうです。<br> | ||
+ | もちろん、ここは各自が好きなように過ごす場所。全員が誰かを助けるために何かをするというわけではありません。<br> | ||
+ | 家から一歩出た社会の中で安心して過ごせる場所です。<br> | ||
+ | 問合せ:カフェ苺屋<br> | ||
+ | 【電話】627-6200(問合せは営業時間のみ)<br> | ||
+ | 〔広報さくら 令和4年7月1日号〕<br> | ||
'''カフェ 苺屋'''<br> | '''カフェ 苺屋'''<br> |
2022年8月19日 (金) 12:30時点における版
KHJとちぎベリー会
施設の性格 | 引きこもり地域支援センターの施設 |
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所在地 | 〒329-1105宇都宮市中岡本町4077 〒320-0032 宇都宮市昭和2-3-5 |
代表 | 齋藤三枝子 |
携帯 | 090-1846-4004 |
TEL&FAX | TEL 028-627-6200 FAX 0282・86・4437 |
メール | aku@sky.ucatv.ne.j |
URL | http://www.khj-tochigiberry.net/ |
周辺ニュース
ページ名 NPO法人KHJとちぎベリー会 栃木県さくら市(当事者の会・自助グループ・栃木県)
INTERVIEW ひきこもり経験者:吉成勇一さん
当事者家族 母:啓子さん
○ひきこもりのきっかけ
高校で授業についていけないことで課題の提出が間に合わず、学校を休むようになりました。
その後、担任の先生や級友の支えがありましたが、通学することに耐え切れず、不登校からひきこもりになりました。
○ひきこもりから抜け出すきっかけ
ひきこもりから抜け出すきっかけは、ひきこもりを始めてから数年が経ち、時間が経過したことと、母がとちぎベリー会に参加したことで私への関わり方が変わったことだと思います。
はじめは家族に何か言われるのが怖く関わりを拒否していましたが、だんだんと緊張しないでやり取りができるようになりました。
次に家族から嫌われることが怖くなり、家事等を手伝うようになりました。
そうすることで家にいてもいいという安心感に繋がりました。
また、家事をすると家族から感謝され、そのことがとても嬉しく感じました。さらに、家事をすることでお小遣いが貰えました。
○外に出るようになったきっかけ
お小遣いで好きな物を買えるようになり、それがお金を稼ぐ方法を考える契機になりました。
まずは、自宅でとちぎベリー会の仕事を手伝うことから始めました。
ある時、母が仕事の関係で本当に困っていて、私に手伝ってほしいと頼んで来ました。その手伝いをするために外に出たんです。
その後、家電量販店での買い物やとちぎベリー会への参加、なんとなくのにわという居場所への参加、就労支援事業者の利用と徐々に関わる人が増えていきました。
私が次の一歩を踏み出す時や壁にぶつかった時、それまでに繋がった人たちが支えてくれました。
私が外に出ることができるようになったのは、「家族の理解」と「たくさんの素晴らしい出会い」によるものだと思います。
ひきこもりを解決するには、家族の皆さんがさまざまな団体等とのつながりを持つことが重要です。
そのつながりが、本人が外に向けて挑戦するときの支えになります。
○母啓子さんの関わり方が変わったきっかけ
始めの頃は息子の気持ちを考えず、学校に復帰させなければと思っていました。
しかし、とちぎベリー会に参加し、当事者の家族同士で話し合う中で、「親の関わり方が変われば子も変わる」という言葉が腑に落ちるようになりました。
そして「息子が生きていてくれるだけでいい」という気持ちを抱くようになりました。
このような気持ちを持てたのは、とちぎベリー会のほか、さまざまな集まりとのつながりがあったことが大きいと感じています。
本人や家族が繋がる場所 NPO法人KHJとちぎベリー会
ベリー会は、不登校やひきこもりなどの家族の会です。
家族が一番の支援者になるために家族会に参加し、今やこれからを一緒に考える取組を行っています。
○当事者同士の関わり
公的機関への相談と異なり、ベリー会では、同じ悩みを抱えたことがある人が相談を受けています。
相談者の苦しい気持ちにより寄り添うことができると考えています。
○ひきこもりで悩む本人と家族へ
早めにご相談ください。
家族会に初めて参加された方は、帰るときに「来てよかった」と言ってくれる方が多いです。
家族会では、他の家族とさまざまな状況を共有し共に考えることができるので、そのことが多くの気づきを得るきっかけにもなります。
本人と毎日向き合う家族が一番の支援者です。その家族がどのような対応をすればよいか一緒に考える場所が、とちぎベリー会にはあります。
◆家族がどのように行動すればよいかを一緒に考える場所 カフェ苺屋
とちぎベリー会が運営するカフェ苺屋(宇都宮市)は、ひとりでふらっとやって来て、読書するもよし、年齢や立場を越えておしゃべりをするもよし、誰もがホッとできる場所です。
営業日:火・土曜日 午後1時〜4時
※祝日定休
カフェ苺屋では、足を運んでくれた方同士が何気なく話す経験談がお互いを支えることにつながります。
ひきこもりの方が一方的に支援を受けるのではなく、それぞれの経験等を活かして誰かを助けることができるということが次の一歩を踏み出す自信に繋がります。
ひきこもりで悩んでいる家族の方に、ひきこもりのお客さんが自身の経験や想いを話すこともあるそうです。
もちろん、ここは各自が好きなように過ごす場所。全員が誰かを助けるために何かをするというわけではありません。
家から一歩出た社会の中で安心して過ごせる場所です。
問合せ:カフェ苺屋
【電話】627-6200(問合せは営業時間のみ)
〔広報さくら 令和4年7月1日号〕
カフェ 苺屋
【日時】毎週金、土11:30-15:00
【場所】宇都宮市昭和2-3-5 とちぎテレビ本社横
【対象】どなたでも
【内容】家族会KHJとちぎベリー会の家族や当事者が協力してカフェを運営しています。
【参加費】メニュー:シフォンケーキ、紅茶、コーヒー200円など
【申込】不要
【主催】カフェ苺屋 TEL 028-627-6200
【HP】http://www.khj-tochigiberry.net/
〔ひきこもり新聞 2017年4月〕