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− | <th>FAX</th><td></td> | + | <th>種類・内容</th> |
| + | <td>札幌市立札幌大通高校(定時制・通信制高校内の“居場所“)</td> |
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− | '''養蜂家になりたい女の子とカフェ~高校生たちが見つけた“居場所“ 札幌市【スマホニュースUHB】'''<br>
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− | “ハチ“にときめく女の子<br>
| + | [[Category:通信制高校・北海道|いばしょかふぇどーりぷれいす]] |
− | 札幌市中央区にある、市立札幌大通高校。<br>
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− | 午前・午後・夜間の3部に分かれた単位制の定時制高校で、現在約320人の生徒が通っています。<br>
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− | 不登校の経験がある子や、働きながら通う子など背景は様々です。<br>
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− | 「女王(蜂)いました!卵の場所はありそうですね」<br>
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− | 午前部に通う同高校3年の熊谷百世さん(17)。<br>
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− | 所属する生物部では学校の屋上テラスでミツバチを育てています。<br>
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− | はちみつは商品化もされています。<br>
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− | 熊谷さん:「これなんか動いてるじゃないですか。さなぎからちょうど出てくるところですね」<br>
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− | 松本麻郁記者:「どう?これ見て」<br>
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− | 熊谷さん:「毎回、毎回感動してうれしいです(笑顔)」<br>
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− | 卒業まであと半年。将来の目標は「養蜂家になること」です。<br>
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− | いじめの経験を思い出して時折、涙ぐみながらもインタビューに応えてくれた熊谷さん。<br>
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− | 小中学校で“いじめ“を経験 「怖かった」<br>
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− | 熊谷さんは、小中学校でいじめを受けた経験があります。大通高校に入るまで、学校が怖かったといいます。<br>
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− | 熊谷さん:「私自身そういう苦い経験があって、やっぱり本当に高校入る前とかは、周りに意見を言うこと自体が怖くてできなかった。<br>
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− | すみません…。学校本当に行きたくなかったですね」<br>
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− | 大通高校が校舎一階に開く居場所カフェ「ドーリプレイス」<br>
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− | 高校にできた“居場所カフェ“<br>
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− | そんな熊谷さんの心の支えになってきたのが、校舎1階で開かれる居場所カフェ「ドーリプレイス」です。<br>
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− | 2018年5月に始まり、月に2回ほど、正午から午後6時ごろまで開かれます。毎回約80人の生徒が参加します。<br>
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− | 生徒たちのやりとり「わかめ入りまーす」「“きゅうゆ“やるんだよ、お前どこ押してるの?」「(きゅうゆじゃなくて)給湯(きゅうとう)な」「え?きゅうゆだろ?」<br>
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− | カフェでは、生徒たちがゲームなどを楽しむほか、運営スタッフ側にとっても“気づきの場“であるという。 <br>
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− | 生徒たち:「楽しいし、友達と仲良くなれるし」「割とオープンな感じで(いろんな人と)触れ合えるのがいい」<br>
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− | 菓子を食べたり、カードゲームで遊んだり、自由に過ごすことができます。<br>それと同時に、運営スタッフが、子どもたちの悩みに気づく場でもあります。<br>
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− | 「なんか雰囲気変わったのは眼鏡じゃないからか。コンタクトにしたの?」<br>
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− | スタッフの一人、さっぽろ青少年女性活動協会の日比菜月さん。キャリアカウンセラーとして2008年の開校当時から大通高校に関わってきました。<br>
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− | カフェで見える“生徒の本音“<br>
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− | 従来の進路相談室での会話よりも、カフェでは生徒の本音をつかむことができると感じています。<br>
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− | 日比さん:「知らない大人と話に行く、相談するってちょっと行きにくさってあると思うけど、お菓子あるから行ってみようとか、お茶が飲めるから行ってみようっていって。<br>
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− | 進路相談で関わっていた時よりは、すごいたくさんの生徒に会うことができている」<br>
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− | 熊谷さんは、カフェに通ううち、これまで感じていた、“人と話すことへの恐怖心“がなくなってきたと感じています。<br>
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− | 熊谷さん:「日常の会話、普段の会話の中で悩みとかを言いやすい環境なので、それがすごい私としては助かっているところですね」<br>
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− | 来春卒業も迎え、養蜂家を目指しているが、企業から高校向け求人は“なし“。<br>
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− | 養蜂家に…でも企業の求人“なし“<br>
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− | 熊谷さんは、養蜂家を目指していますが、高校向けの求人はありませんでした。<br>
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− | しかし、彼女は自分の活動をまとめた資料を作り、志望する会社にアプローチしました。<br>
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− | 熊谷さん:「普通では考えられないようなやり方だったなと、自分でも思うんですけど、やってみればなんとかなるっていう可能性を私は学んでいて」<br>
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− | 日比さんたちと、日ごろ会話をするなかで決心したチャレンジでした。<br>
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− | 熊谷さん:「日比さんみたいに普通に話してくれる、フレンドリーに話してくれる人がいるということを、考えるだけで心が落ち着く」<br>
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− | 大通高校の網谷校長は、「カフェがひとつの動機になれば」。<br>
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− | 市立札幌大通高校 網谷和彦校長:「いろんな困難を抱えたり、生きづらさを抱えたりしている生徒が非常に多くいます。<br>
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− | 普段はなかなか学校には向かないんだけども、カフェがある日はちょっと学校に行ってみようかなと。<br>
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− | それがきっかけになってまた学校生活に向いていけば…」<br>
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− | 大通高校では、カフェを始めてから中退する生徒が減少していて、学校では効果があらわれつつあると感じています。<br>
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− | 生徒たちに、自分たちがつくった“はちみつ“を説明する熊谷さん。<br>
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− | 2019年9月末の大通高校のカフェ、「ドーリプレイス」。この日は、キッチンカーを用意し、生徒たちにワッフルが振舞われました。<br>
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− | 日比さんがワッフルを焼く傍ら、熊谷さんは、自分で作った“はちみつ“をPRします。<br>
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− | 訪れた生徒:「どれがいいですか?」<br>
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− | 熊谷さん:「大通高校生は、春とか夏とかは(はちみつ)食べていると思うんで、もしよかったら今年初めてとれた秋の(はちみつ)を」<br>
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− | 生徒:「味は全然違うんですか?」<br>
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− | 熊谷さん:「全然違います」<br>
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− | 熊谷さんが作ったはちみつは、大好評でした。<br>
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− | 熊谷さん:「すごい、うれしいです」<br>
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− | 同じつらい経験をした子たちに、学校のカフェの取り組みを知ってほしいと話す。<br>
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− | 過去のつらい体験を乗り越えさせてくれた居場所カフェ。悩んでいる生徒の救いになればを考えています。<br>
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− | 熊谷さん:「自分の学校でこういう活動をしていますよっていうPRを受けて、やっぱり不登校になってしまっている子とか、そういう子たちのちょっとした希望になってくれるのであれば、すごくいいなって思っています」<br>
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− | 〔2019年11/10(日) 北海道ニュースUHB〕 <br>
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