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− | 函館では今年5月、八百屋店主の鈴木辰徳さん(40)が本通1で「はこだてこども食堂~つくってたべよ いっしょにたべよ」を始めたのが最初で、毎月第3木曜日に本通町会館で開催している。<br>
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− | 11月からは元町の北海道国際交流センターが、毎週金曜日に「[[にこにこ子ども食堂]]」を開催。<br>
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− | 同センターの一入(ひとしお)絵美さん(33)は「食だけでなく子ども同士での学習支援や文房具交換なども行っていきたい」と意欲を見せる。<br>
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− | 「子ども食堂」は2012年、東京都大田区の八百屋店主近藤博子さん(57)が名付けて始めた。<br>
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− | きっかけは知人の小学校教員にバナナ1本で生活している子どもがいると聞き、子どもが1人で安心して通える場をつくろうと思い立ったことだった。<br>
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− | その後、食堂は貧困家庭の子に食事を提供する場とのイメージが浸透したが、子どもたちが抱える悩みは、貧困に限らず学校や家庭の人間関係など多様だ。<br>
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− | 「[[はこだてこども食堂]]」の鈴木さんも当初、「腹をすかせている子どもをなんとかしたいとの思いだった」と振り返るが、「家庭や学校以外で子どもを支える場があれば、解決できることがあるかもしれない」と思い、地域との関係が希薄化する現代ならではの役割を目指す。<br>
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− | 鈴木さんは「いろんな家庭の子が気軽に集まってもらう場所にすることで、結果的に貧困家庭の子と知り合えて支援につながれば良い」と語る。<br>
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− | 札幌市内の子ども食堂の運営に携わる北大大学院吉田徹教授(41)は「子ども食堂の在り方は地域や事業者の思いなどにより千差万別。地域のあらゆる場所にできるのが理想」と指摘した上で、<br>
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− | 「今後は行政も見て見ぬふりをせず、積極的に運営に関わるべきだ」と話し、さらなる食堂の増加に期待を寄せている。<br>
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− | [[Category:北海道新聞|まちのぬくもりほんちょうこどもしょくどう]]
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