市民団体「Swing‐By」
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2020年11月12日 (木) 14:42時点における版
市民団体「Swing‐By」
所在地 | 宮崎県宮崎市 |
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みやざき 子どもの貧困 / 県里親連合会とスウィングバイ 里子の進学支援で協定
生活支援策など関係者意見交換 県対策協
県里親連合会と貧困世帯の子どもを支援する民間団体「Swing-By(スウィングバイ)」は24日、里子の大学などへの進学支援の充実を図る連携協定を締結した。
スウィングバイや宮崎日日新聞社など官民5団体でつくる「宮崎県の子どもの貧困に関する連携推進協議会」が支給する、返済不要の「みやざき子ども未来奨学金」の里親家庭への周知や、里子のニーズに合った支援体制の構築などを目指す。
協定は経済的な理由で大学などへの進学が難しい里子を支援することが目的。
同連合会を通して里親家庭に同奨学金を周知することや、同連合会が吸い上げた里子の意見を給付方法などに反映していくことを盛り込んだ。
里親制度の普及に向けたイベントなどで互いに講師の派遣なども行う。
宮崎市の同連合会事務局であった締結式で、同連合会の本山浩平会長は「協定が子どもの努力が報われる一歩になれば」と期待。
スウィングバイの日永純治代表は「奨学金を広く知ってもらい、里親になりたいという人の掘り起こしにもつなげたい」と話した。
同奨学金は「宮崎県の子どもの貧困に関する連携推進協議会」(県、宮崎大教育学部、県児童福祉施設協議会、宮崎日日新聞社、スウィングバイ)が創設した「みやざき子ども未来基金」を活用して給付されている。
生活支援策など関係者意見交換/県対策協
県子どもの貧困対策協議会(会長・佐保忠智南九州短期大名誉教授)は24日、県庁であった。
県内の行政機関や学校、児童福祉団体関係者ら10人が出席。
保護者や子どもの生活支援などに向けた県、関係機関の取り組みを情報共有した上で意見交換した。
県は本年度、生活困窮者の家計相談支援、生活困窮世帯の子どもに対する学習支援などの新規事業を含め、子どもの貧困対策として計98施策を展開していると説明。
生活保護世帯の子どもの高校等進学率が2017年度は92・1%で、前年度から0・6ポイント低下したことなども報告された。
意見交換では奨学金制度について、委員から「貸与型だと、借金を背負って社会人としてスタートすることになり、悩ましい部分がある」との声も。
生活支援に関して「金銭的な支援が親の遊興費などに消えている実態もある。親の就業支援やお金の使い方の指導なども大事になる」との指摘もあった。
〔◆平成30(2018)年7月25日 宮崎日日新聞 朝刊〕
県内児童養護施設出身者見守り 首都圏大学 進学を支援 宮崎市の任意団体 都内NPOと協定
県内の児童養護施設などから首都圏の大学に進む学生を支援しようと、子どもの貧困対策に取り組む宮崎市の任意団体「Swing-By(スイング・バイ)」(日永純治代表)と東京都の認定NPO法人「Living in Peace(リビング・イン・ピース)」(慎泰俊理事長)が9日、連携協定を結んだ。
学生の相談に乗るなどして精神面でサポートする。
日永代表と慎理事長がこの日、宮崎市の宮崎大木花キャンパスで協定書を取り交わした。
具体的な支援策は未定だが、本県の児童養護施設や里親家庭から首都圏の大学に進んだ学生に、「Living-」のスタッフがメールでやりとりするなどして支える。「Swing-」も首都圏からの学生を同様に見守る。
「Swing-」は、県や宮崎大教育学部などとともに設立した連携推進協議会で、こうした学生に奨学金を給付している。
「県内ではサポート態勢が整いつつある。
協定により、関東の大学に進学する学生にも同じようなサポートができる」と日永代表。
慎理事長も「地方の大学に行くと一から人間関係をつくらなければならず、孤立して退学してしまう学生もいる。今回の連携は、子どもたちの選択肢を増やす貴重な一歩」と述べた。
〔◆平成29(2017)年7月10日 宮崎日日新聞 朝刊〕
宮崎県/ 宮崎市で塾形式「ファーストキャンプ」 学び、遊び 貧困なくす 会費制、子ども食堂も併設
子どもの貧困をなくす活動を続ける宮崎市の市民団体「Swing-By」(日永純治代表)が、小中高生に学習や体験活動を指導する塾形式の「ファーストキャンプ」を始めた。
現役の教諭や学生がボランティアを務める。
団体に会費を納めた家庭の子どもが対象だが、貧困世帯は無料で受け入れるのが特徴。
子どもらに学びの場を提供しながら、貧困根絶の活動に充てる会費も集められる「一石二鳥」の試みだ。
16日夕、小学生が国内外で活躍するダンスグループと、ポリ袋を使った遊びを楽しんでいた。
バレエ音楽に合わせ、袋を持って走ったり、膨らませたり。自由な発想でさまざまな遊びに興じた。
一方、中学生は宮崎大生に勉強を教わった。この“塾”は4月にスタート。
毎週金曜日の夕方から開き、小学生と中高生が各1時間半ずつ、勉強だけでなく、演劇やダンス、美術などの体験活動も楽しむ。
会場となる公共施設では、調理室で食事を作って提供し「子ども食堂」も兼ねる。
現在は小学1年生6、7人と中高生4、5人が通う。うち数人が無料の参加者という。
指導役の一人、同大大学院の竹内元(げん)准教授は「貧困家庭の子は心に傷を負い、教育だけでは解決できない悩みを抱えていることが多い。勉強はもちろん、体験や食事など家庭的な場を提供してあげたい」と話す。
主催する「Swing-By」は昨年、宮崎市などの会社経営者や弁護士が設立。
これまで、児童養護施設の子どもが進学する際の奨学金や、学校が貧困世帯への対応を話し合う「ケース会議」への参加を通して子どもを支えてきた。
ファーストキャンプは、参加者の保護者が団体の賛助会員になり月1万円を納める仕組みにした。
単なる寄付より、子どもの塾費用を払う感覚ならば協力を得やすく、持続可能と考えたという。
会費収入は貧困に関する学習会の開催や奨学金の拡充に充てる。
日永代表は「貧困家庭支援は生活面など福祉から入ることが多いが、教育と組み合わせれば効果が増す。子どもの勉強や心を支え、大人になって貧困に陥る連鎖を断ち切りたい」と語る。
同団体=090(8406)6363。
〔◆平成29(2017)年6月30日 西日本新聞 朝刊〕