中1ギャップ
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小松市板津中は中学進学後の新たな環境に戸惑う「中1ギャップ」の解消につなげるため、校下の3小学校とはがきを活用した連携事業に取り組む。<br> | 小松市板津中は中学進学後の新たな環境に戸惑う「中1ギャップ」の解消につなげるため、校下の3小学校とはがきを活用した連携事業に取り組む。<br> | ||
日本郵便が同中の1年生と3小学校の6年生にはがきを提供。<br> | 日本郵便が同中の1年生と3小学校の6年生にはがきを提供。<br> | ||
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ひきこもりになりやすいタイミングは人生で4度あると思っています。 <br> | ひきこもりになりやすいタイミングは人生で4度あると思っています。 <br> | ||
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元号が平成から令和に変わり、日本中が新しい時代の幕開けに心躍らせていた矢先に起こったのが、スクールバス襲撃や元農水省幹部の長男刺殺といった「ひきこもり」に関連した凄惨な事件の数々でした。<br> | 元号が平成から令和に変わり、日本中が新しい時代の幕開けに心躍らせていた矢先に起こったのが、スクールバス襲撃や元農水省幹部の長男刺殺といった「ひきこもり」に関連した凄惨な事件の数々でした。<br> | ||
若者の不登校・ひきこもり問題に30年以上支援活動を続け、延べ1万人以上の生徒を立ち直らせてきた著者が、事例を踏まえて解決の糸口を贈る『不登校・ひきこもりの9割は治せる』(7月18日発売・光文社刊)より、経験から導き出した、ひきこもりになりやすい人生の4つのタイミングの1つ目をご紹介します。<br> | 若者の不登校・ひきこもり問題に30年以上支援活動を続け、延べ1万人以上の生徒を立ち直らせてきた著者が、事例を踏まえて解決の糸口を贈る『不登校・ひきこもりの9割は治せる』(7月18日発売・光文社刊)より、経験から導き出した、ひきこもりになりやすい人生の4つのタイミングの1つ目をご紹介します。<br> | ||
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2020年5月27日 (水) 15:44時点における版
中1ギャップ
所在地 | 石川県小松市 |
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TEL | |
FAX |
中1ギャップ、はがきで埋める 小松・板津中、小学生の疑問に返信
小松市板津中は中学進学後の新たな環境に戸惑う「中1ギャップ」の解消につなげるため、校下の3小学校とはがきを活用した連携事業に取り組む。
日本郵便が同中の1年生と3小学校の6年生にはがきを提供。
1、2月にかけ、6年生が進学の悩みを書いて送り、同中1年生が返信して不安を和らげる。
はがきを使った小中連携は県内で初の試みとなる。
13日、日本郵便加賀南部地区連絡会統括局長を務める村本吉広小松大川郵便局長と五十嵐郁夫小松京町郵便局長が板津中を訪れ、西出清治校長と、犬丸、荒屋、能美の3小学校の校長にはがきの提供、児童に手紙の書き方を教える出前教室などについて説明した。
板津中は環境の変化による1年生の不登校やいじめを減らそうと、今年度から3小学校と連携し、小中学校の垣根を越えた交流の機会を増やしている。
児童が中学校を訪れる部活動見学を体験活動に改め、10月にはインターネットの適切な利用をテーマに児童生徒が話し合う「板津サミット」を初めて開催した。
はがきによる交流はこうした取り組みの一環。日本郵便が児童生徒約180人が使うはがきを用意する。
1月に3小学校の6年生が中学生活の疑問や不安に思うことを書いて板津中に届け、同中の1年生が2月に返信して質問に答える。
西出校長は「3小学校との連携を広げ『ギャップ』を少しでも埋めたい」と期待を込めた。
一方、日本郵便にとっては、電子メールなどの普及で郵便取扱数が減る中、「手紙・はがき離れ」が課題だ。
村本局長は「手紙やはがきを書いてやり取りする良さを見直してもらい、地域に根差す郵便局として貢献したい」と話した。
〔2019年11/14(木) 北國新聞社〕
ひきこもりになる4つのタイミング(1)――子どもが不登校・ひきこもりにならない/から脱出するための子育て術
ひきこもりになりやすいタイミングは人生で4度あると思っています。
元号が平成から令和に変わり、日本中が新しい時代の幕開けに心躍らせていた矢先に起こったのが、スクールバス襲撃や元農水省幹部の長男刺殺といった「ひきこもり」に関連した凄惨な事件の数々でした。
若者の不登校・ひきこもり問題に30年以上支援活動を続け、延べ1万人以上の生徒を立ち直らせてきた著者が、事例を踏まえて解決の糸口を贈る『不登校・ひきこもりの9割は治せる』(7月18日発売・光文社刊)より、経験から導き出した、ひきこもりになりやすい人生の4つのタイミングの1つ目をご紹介します。
『不登校・ひきこもりの9割は治せる』より
◆ひきこもりタイミング(1) 中1ギャップ
私の指導の経験上、ひきこもりになりやすいタイミングは人生で4度あると思っています。
1度目は中1、2度目は高1、3度目は浪人と大学中退、4度目は就職活動での挫折です。
1度目は、いわゆる中1ギャップです。学年別の不登校児童・生徒数のグラフを見ると、中1になると急激に不登校者が増えているのがわかります。
『不登校・ひきこもりの9割は治せる』より
なぜ、中1に不登校からひきこもりになることが多いのでしょうか。
まずは、環境の変化に適応できないということがあげられます。
不登校の要因(国公私立中学校)の円グラフを見ると、入学・転編入学・進級時の不適応や、クラブ活動・部活動等への不適応があがっています。
小学生と違い、中学生になると、部活動や委員会などで縦の関係が重視されるようになります。
幼馴染みだったお兄ちゃんに、いきなり敬語であいさつしなければならなくなったりするのです。
部活動では、先輩からのしごきがあったりします。
こうした縦社会の厳しさに適応できないのです。
次にあげられるのは、学業の不振です。
不登校の原因でも21・8パーセントと多くを占めています。
なかでも英語でつまずいてしまう生徒がとても多いです。
当会に相談に来るお子さんの多くが、中学受験を経験しています。
中学受験では国語・算数・社会・理科の4教科を受験科目としている学校が多いので、英語は勉強していません。
ですから、その4教科ではものすごく力があって、算数オリンピックに出ていたり、日本史の年号は全部覚えていたりしても、英語は苦手な子も多いです。
しかも、入学後は勉強するモチベーションもありません。そこで、英語だけ落ちこぼれていくのです。
塾はフルパワーで勉強させて、ギリギリで合格した中学校に行かせます。
少しでも偏差値の高い中学校への進学実績を喧伝したいからです。
しかし、なかには余裕で受かって進学している子もいます。
入学後、そういう子とどんどん差がついてしまうのです。
中学生に面接をして、「今までの人生で一番頑張ったことは何か」と聞くと、5人中5人が「中学受験」と答えます。
そこで燃え尽きてしまって次の目標がないから、中学に入って何も頑張れないのです。
中学受験で負荷をかけすぎ、燃え尽き症候群になってしまうのです。
彼らの親は医師や大学教授などのエリートが多く、東京大学や京都大学などの高偏差値の大学を卒業している場合が多いのも特徴です。
子どもの地頭はいいのに、それ以上に無理をさせていると感じます。
また、子どもの将来やりたいことなどを考えて進路を決めるのではなく、大学合格そのものをゴールにしてしまっているのです。
中学受験はその前段階で、いい大学に行くために、いい中学校に入れるという考えなのです。
私立の進学校は公立の2~3倍、それ以上のスピードで英語の授業が進みます。
中1の1学期でABCを習い始めたばかりなのに、3学期には高1の文法まで習っていたりします。
これほどスピードが速いなら、事前準備が必要に感じます。
しかし、私立の中高一貫校では、本来6年間で学ぶものを5年間で終わらせ、最後の1年は大学入試演習にあてるため、こうした猛スピードで勉強させるのです。
これが、多くの落ちこぼれを生み、不登校や中退を生む原因になっています。
〔2019年8/17(土) 本がすき。〕