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Center:2007年12月ー第2回創作展「片隅にいる私たちの想造展」を終えて

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(第2回創作展「片隅にいる私たちの想造展」を終えて)
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前進面と今後について考えたこと<br>
 
前進面と今後について考えたこと<br>
 
〔『ひきコミ』第52号=2008年1月号に掲載〕 <br>
 
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2007年12月1、2日「片隅にいる私たちの想造展」を実施しました。<br>
 
2007年12月1、2日「片隅にいる私たちの想造展」を実施しました。<br>
 
2006年2月の「青の時空・太田勝己個展」に次ぐ第2回創作展です。<br>
 
2006年2月の「青の時空・太田勝己個展」に次ぐ第2回創作展です。<br>

2011年8月3日 (水) 21:54時点における版

目次

第2回創作展「片隅にいる私たちの想造展」を終えて

前進面と今後について考えたこと
〔『ひきコミ』第52号=2008年1月号に掲載〕 

2007年12月1、2日「片隅にいる私たちの想造展」を実施しました。
2006年2月の「青の時空・太田勝己個展」に次ぐ第2回創作展です。
今回は東京ボランティアセンターの「ゆめ応援ファンド」の助成を受けることができました。

将来、それぞれの創作活動を現実生活に結びつけることを期待し、各人が続けてきたことを「社会的にデビュー」できる一つの場と考えて設定したものです。
『出展作品集』の制作など事業全体にはまだ残っていることはありますが、この時点での到達点をまとめておきます。
なお参加者4名からの感想と何人かがブログ等で様子を紹介しています。

(1)出展者(9名)と作品

JEROMU… 絵画6点、
佐藤みお子…縫製小物7~8点、
上塔終二…俳句『闇の御伽箱』とコラージュ1点、
サメ…絵画約10点、
スピカ…縫製・編物等約30点、
一村典史…絵画2点、
山崎ジュンリ…絵画4点、
諸星ノア…絵画約10点とフィギュア、
太田勝己…遺作多数。

出展予定をしていたけれども4名が出展になりませんでした。
当初(2007年はじめ)は、太田勝己遺作+出展者5名によって、この創作展は「成立」するものと考えていました。
その意味で太田勝己遺作+8名の出展は所期の目的を達成したことになります。


(2)カット作品集の制作

創作展とともに2006年に準備を始めたまま棚上げになっていた数人のカット絵を、この創作展を機会に個人別に『カットワークス』として制作することができました。
『諸星ノア・カットワークス(1)』(36作品)、
『諸星ノア・カットワークス(2)』(23作品)、
『零夢(JEROMU)カットワークス』(28作品)、
『Makikoカットワークス』(15作品)・・・但し、創作展後に制作完了。
この「カットワークス」式の作品発表は、より広い分野に応用できると考えています。→(6)につづく。


(3)太田勝己作「rain」カード1万点の保存

太田勝己の遺作「rain」を5つの額縁(各36枚所収)に収め、恒常的に保管および運用できることになりました。
カードは1万点ありますから単純計算で278枚の額縁を要するので、ほんの一端にすぎません。
終わりは見えませんが展示機会を増やせる可能性ができました。
同時に、原画または原画配置を指定したともいえる太田勝己の写真フォームとこの額縁収納は同じで配列はありません。
その限界は指摘しておく必要があります。
原画配置の写真フォームによる恒常保存の処理は現状では困難ななかでの中間的な方法をとっていることは、いつの時期にか解決したいものです。
そして全1万枚を一挙に展示できる機会がくることも密かに願っているところです。

(4)周辺材料とその情報の知識

創作展にあわせて、多くのイーゼルと額縁を入手しました。
とくに太田さんのお父さんが、大型の額縁とイーゼルをつくってくれたことは助かりました。
小さなイーゼルや額縁(B5、A3、B4版)は百円ショップで入手できることもわかりました。
これらによって、創作展の展示は基本的には支障なくできました。
会場の新小岩地区センターホールのような会場においても(特別の美術品展示会館でなくても)、展示可能であることがわかりました。
この情報は、今後の展示会開催をラクにしてくれます。


(5)出展物の販売

出展物のうち販売できるものが若干売れました。
縫製・編物製品と「カットワークス」など合計で約10点、金額で5,000円程度だと思います。
販売可能な出展品や、出展作品を販売可能な形にしておく(たとえば「絵はがき」など)ことは、今後の追求方法だと思います。


(6)今後の出展作品の種類に関して

今回の出展作品からみて、今後(いつになるかはわからないが)の創作展においては、出展作品の種類を広げられます。
それによってより広い出展者を募集できるのものと思います。
フィギュア、人形類 「カットワークス」の形を使った、詩集、エッセイ集 写真と写真集。


(7)広報、参加者

2日間の参加者は約50名ほどです。
広報はホームページ、「ひきコミ」およびいくつかの社会福祉協議会(ボランティアセンター)の会報であり、一般の新聞には載っていません。
葛飾市民活動室の人と親の会「萌の会」からの数人が目立ちました。
一般の新聞への掲載は難しいようですが、ポスターや案内はがきを準備して、より組織だった取り組みが求められます。
(→(9)につづく)


(8)ホームページ制作と『作品画集』の制作

出展作品は全部写真に撮ってありますし、また会場風景なども撮影しました。
これらを使って、不登校情報センターのホームページ上に「創作展」ウェブページをつくります。
これにあわせて、第1回に当たる「青の時空」、「太田勝己作品」などのウェブページもつくり直していくことになります。
またこれらに基づき、並行して第2回創作展「出展作品画集」も編集します。


(9)経年的な委員会づくり

第2回創作展の準備のために約半年間、毎月1回の準備会をしてきました。
出席者は少ないときは1名、多いときで5名ですが、何らかの形で、これを継続したいものです。
準備会や設営に参加した人、出展者のなかの有志に、委員会への参加を呼びかけます。
それは、たとえば(8)項目のホームページ制作や「作品画集」の編集にかかわる、第3回準備会を企画する、日常的な創作活動の交流をする、等のことがテーマになると思います。
創作展の準備不足はこのようななかで改善できるものと考えています。


(10)作品と周辺材料の保管

作品は原則として制作者のものであり、制作者が保有、保管すべきものです。
しかし、制作者自身の保管条件が難しいとか、新たな出展機会を探すうえでの便宜上の点から、周辺材料(イーゼルや額縁など)を含めて程度保管できるようにします。

 

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