Center:158ー家内手工芸+パソコン
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(宮本常一『絵巻物に見る 日本庶民生活誌』、中公新書、1981年、124-125ページ)。<br> | (宮本常一『絵巻物に見る 日本庶民生活誌』、中公新書、1981年、124-125ページ)。<br> | ||
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2017年12月23日 (土) 22:02時点における最新版
Center:158-家内手工芸+パソコン
ワークスペースにおける作業は伝統的な家内手工芸に現代的なパソコンを組み合わせたものになるのではないかと思います。
「私はこのような民衆の作り出す有形文化を軟質文化と硬質文化に分けている。
軟質文化というのはその制作にあたってほとんど刃物を使用せず、手足によって作り出していくものをいう。
土・茎皮繊維・竹などを素材として作られるもので、これはだれでも練習すれば作り方を身につけることができる。
親から子へ、兄から弟へ。姉から妹へ、友達から友達へと技術を伝えることが出来るもので、その制作は主として家庭内で行なった。
日本の民衆の家庭は軟質文化の工場でもあり、家庭はそういうものを制作することによって成り立っているといえる。
…もとより、軟質文化の中にも商品化されていったものは少なくなく、日本の文化は自給度の高い軟質文化を中心にして発達したことを知る」
(宮本常一『絵巻物に見る 日本庶民生活誌』、中公新書、1981年、124-125ページ)。