距離感をつかみにくいことによる斜視の不都合を意見交換
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==距離感をつかみにくいことによる斜視の不都合などを意見交換== | ==距離感をつかみにくいことによる斜視の不都合などを意見交換== |
2017年11月12日 (日) 17:34時点における版
距離感をつかみにくいことによる斜視の不都合などを意見交換
斜視の集まりは7名参加になりました(9月22日)。
前半は、各自の斜視の状態を話しました。
先天的な場合と、後天的な場合で分けられますが、さらに状態はいろいろになるようです。
後半は、斜視であることによるいろいろな出来事や様子を意見交換しました。
両眼視できないことにより見ているものの距離感がつかめない、斜視の矯正手術の後は距離感がつかめるようになったという話が出ました。
これは子どものころから単眼視(利き目だけで見ている)の私には経験しない話です。
この辺りから距離感をめぐるいくつかの体験が具体的に出てきました。
例えば球技スポーツです。野球のキャッチボールが苦手・できない、バットでボールを打てない。
テニスやバドミントンができる・できない…などです。
これは単眼視に慣れていると単眼で距離感をある程度とらえられる人と、斜視のまま両眼視している人の差によります。
車の運転や自転車に乗る場合も、この距離感をどう把握できるかによる違いが出ます。
両眼視していて車をぶつけたときから車の運転をやめた場合、手術をして運転が楽になった場合などがあります。
いくつかの状態を同一線上に一列に並べて有利・不利を比べられない気がします。
単眼視で距離感がつかめる(と思っている)場合と、両眼視できるようになって距離感がつかめるようになった場合と、両眼視(複眼)であるために逆に距離感がよくわからない場合、などがあるからです。
両眼視の場合は複視といって、見ている中心は1つになるけれどもその左右の像はズレてしまうことがあります。
それらの結果、目が疲れやすい=眼精疲労になりやすいと感じる人がいます。
この眼精疲労はおそらく斜視の人に独特の眼精疲労でしょうが、それをうまく伝えられません。
充血する、目を開けておれない状態になることもあります。
こういう言葉では斜視独特の原因による疲労は伝えられません。
そして肩こりが起こりやすくなります。
それに続いて頭痛です。
頭痛は後頭部の場合と両側頭部の場合があるようです。
この日の参加者の例だけで全部とは言えないのでしょうから、これらも個人差とかいろいろあるように思います。
ひどい場合は吐き気が起きます。
要するに目が疲れやすいわけです。
それを回復するにはたぶんより多くの睡眠、目を休める状態を必要とするわけです。
この疲労のために寝込む経験もあります。
それがどの程度なのかを比較する物差しはいろんな条件によるのですが、斜視であることによる理由を無視できないと主張したいところです。
少し違う場面では、写真を正面から撮っても、利き目が正面に向いて顔が少し横向きになることがあります。
相手の顔、特に目を見て話すのが苦しくて、下を向いたり目をそらすことは多いようです。
これらが重なると暗い人と思われる、人と話すのを避けるなど対人関係に影響する場合もあります。
私の場合のように目を瞑って聞くような人もいます。
いじめを受ける場合もあります。
運動ができない、表情や見た目から遠ざけられたり、対人関係でひっこみ思案などがいじめの理由になりやすいのです。
このように対人関係やいじめの理由、さらには職業選択(車の運転など)に影響することもあるのが斜視です。
当然個人差がありますから誰でもこれらの全部が表われるのではありません。
単純に見かけだけの問題ではありません。
そうはいっても見た目も重要な影響になる場合もあります。
特に女性の場合はそうかもしれませんが、この日はその手の話は出ませんでした。